僕とメイドと
なんか、気分展開に書きました!本当に欲望丸出しです。
「僕はね、思うんだ!綺麗で可愛い女の子は確かにいい!だが、やはり本当 に可愛い子は行動からして可愛いんだよ」
「まぁ、そうですね。だから、私みたいな全てが可愛い子って希少ですよ」
「えっ、それ自分で言うの?」
「んー?事実ですから」
「・・・まぁ、いいよそれで。それより、可愛い行動ってどんなのだろう」
「それよりって・・・しょうがないなですね。私が実践してあげますよ」
「えっ、断って良い?」
「お好きにどうぞ?」
「じゃっ、お言葉に甘えて!って痛いっ。叩かないで」
「あら、ごめんあそばせ?手が空中で滑ってしまいましたわ」
「誰だよ!てか、空中で滑らないよ手は!そして何も可愛くないよ?」
「べ、別に可愛くしようとなんて思ってないんだからねっ!」
「だから、誰だよ!せめてキャラ統一しようよ?」
「うるさいですね。これだから頭がウジ虫な男は・・・」
「突然の毒舌キャラ?!あれ、元に戻っただけか」
「はっ!そうか!私って元からキャラ立ちしてたのです!それに比べて・・・」
「わ、悪かったね!でもね?これでもツッコミとして頑張ってるんだよ!君の主としても」
「今更主風吹かせないでくださいよ。私がいなきゃ何も出来ない無能人間のくせに・・・」
「ちょっ、えっ?いや、確かに家事とか任せっきりだけどさっ!一応僕にも仕事が・・・」
「ツッコミの事ですか?それなら、がっかりですね。あなた様より数段上のツッコミは世に吐き捨てるほどいますよ」
「ち、ちげぇよ!てか、ツッコミって呼び方は酷いよね!そして、僕には国の騎士団の総隊長と言う使命が!」
「何を言ってるのですか?騎士団なんて飾りですよね。魔王のいなくなったこの世界では無用なのですよ」
「いや、その魔王を倒したのだれだと思ってるのさっ!」
「倒した英雄ですか?確か、クロアード家の長男のドゥライさんでしたっけ?」
「うんうん。それで僕の名前は?」
「無能主様」
「なんでだよっ!それどう考えても悪口だよね?」
「えっ!もしかしてご自分がドゥライさんだと思っているのですか?」
「あれ、悪口はスルー?いや、実際僕がドゥライなんだけど!」
「そんな!ご主人さまがドゥライさん?!私より弱いご主人さまが!」
「いや、なんで君より弱い設定なの?」
「じゃ、戦ってみますか?」
「なんでそーなるのさっ」
「あ、怖いのですね。無能主様」
「無能主やめて!もう怒るよ」
「良いですよほらかかってきなさい。無能主ドゥライ様(笑)」
「くっ、泣いても知らないからね!」
「きゃーー、助けてえーオソワレルー!」
「ちょっっっ!なんで?なんでやねん!」
「ほら、古いんですよ!何が、なんでやねん、ですか。これだから無能ツッコミは」
「もはや、主ですら無くなってる・・・神よ僕のメイドは何故こんなにも冷たいのでしょう」
「それはね。ご主人さまが無能だからですよ」
「ううっ、もういいや僕は仕事に行くよ」
「はい、いってらっしゃいませ、ご主人さ・・・ごほんごほん、無能主様」
「違うよね?言い直すの逆だよね!」
「良いからいってこいですよ、ご主人さま」
「はぁ、朝から疲れた」
「私はストレス発散できて良かったです」
「うわーーーー!」
読んでくれてありがとです!