しゃくでば! ネタがない
まったく、どういうことなんしゃくかねェ。
ネタがないなんて。
ありえないしゃくよぉ。
僕の魅力をもってネタがないなんて……。
しゃふっ……。
笑えるしゃく。
ありえないぐらいに笑えるしゃく。
どれぐらい笑えるしゃくか?って?
そうしゃくねぇ……。
ハンバーガー五個分ぐらい笑えるしゃくよね。
しゃっしゃっしゃ。
「し、しゃくしゃく……」
とりあえず声に出してみたしゃく。
うーん、なんだかしっくりこないしゃくねぇ。
あれしゃくよ。
恥じらいがありすぎるせいしゃく。
しゃくつければいいってもんじゃないしゃくね。
多分しゃく。
「しゃく……」
言いづらいしゃく。
なんでこんなものが語尾につくしゃくか。
現実にいたらかなり怪しい人以外の何者でもないしゃく。
いやいない。
いないしゃく。
こんな奴が現実には存在しないしゃく。
確かに、べさ、とかだべ、とか。
方言ではあるかもしれないしゃく。
でも、流石にしゃくはないしゃく。
「しゃく……ね」
もうつけなくていいんじゃないしゃくか。
だんだん面倒になってくるしゃく。
これだけで三文字余計に食ってるしゃくからね。
打つ身にもなれ、ってことしゃく。
「…………」
しゃく?
気配を感じるしゃく……。
「……波音?」
げ。
「何やってんの?」
シエラが怪訝な目で見てる。
ずっと見られてたのか、もしかして。
「いや……な。
美鶴の気持ちってどんなんかなぁ……って」
「………ぐりぐりされたい?」
お前のぐりぐりは死ぬだろ、バカ。
「いらん」
つづかない
ネタがないのです。
本当に。
誰か……、ネタを……。
がくり。