表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
3/67

Shack DEBA! Mission3 『Super High Air Fortress Battle Ship』

「パンツ見せるしゃくー!」


あぁ、今日も美鶴の野朗が猛威を奮ってやがる。

なんていうか、もう大丈夫とかそんな問題じゃないと思い始めた。


「ほれほれー!

 しゃくぅー!!」


いつもならここでシエラかメイナが美鶴をぶち殺すのだが

あいにく今日は二人とも今流行のインフルエンザでダウンしている。

なんか代わりの人物が来るとか言っていたが、こいつを止めれるのはお前らぐらいだろ常識的に考えて。


「ペロリンしゃくぅ~! 

 しゃくふふふぅぅふふ~!」


うっは、ウゼェ。


~上空一万メートル~


「うん、一目でわかりました。

 アレがキモくてウザくてアゴがとんがりコーンで存在自体がセクハラ以外の何者でもない

 妖怪モドキ――ですか。

 シエラ姉様に消せと言われても仕方ないですね……」


少女はそういってスクリーンをチラ見した。


「これ以上見たらおかしくなりそうなので面倒ですが私が消し去ります」


~地上~


「今日はむかつく二人もいないし、僕の時代しゃくぅ~」


「おい、その辺でやめておいたほうが……」


「うるさいしゃく!!

 僕の邪魔をするなしゃく!!」


いらっ。


「おー!

 楽しそうなことやってるデッパねぇ~!!

 俺も混ぜるデッパ!!」


げぇ、出刃先輩!?

美鶴と双璧をなす(いい意味で)人物が来やがったかっ!!

そうこのお方は出刃猛でばたける

美鶴と(以下略


「さぁ、スカートしゃくぅ~~♪」


「でっぱっぱぱぱぱ!!」(不憫すぎる笑い声)


『ターゲット二人を攻撃軸線に捕捉。

 自動光学追尾装置にリンク開始……完了。

 下部三番砲台に超光エネルギーの移行を開始』


「ピンクしゃくぅ~!!!」


「キャー!!」


「おぉ~、でっぱぁ~!」


だめだ、こいつら早く何とかしないと。


『光波共震砲発射体制に移行。

 機関停止、自動照準装置起動。

目標への精密計測開始。

 右六八.二五度、俯角四八.一九五度。自動照準装置にリンク完了。

 発射装置オールグリーン、超光エネルギー充填率八十%……八十二%』


「今日はブルーしゃくねぇ!?」


「いい色、センスでっぱ!」


「しくしくしく……」


女の子泣いてるし……。

いくらなんでもやりすぎじゃ……。


『九十……九十二……九十四……

 最終安全装置解除。

 超光エネルギー第三砲塔第一、第二砲身への移行を開始』


「スカートをめくるのが男の本能しゃくぅ!!」


いや、それを仁王立ちで言うなよ。

仁王に失礼だろ。


『消え去ってください』


「次にいくs…………」


その光景はすさまじいものだった。

上からオレンジの光りが降ってきたと思ったら美鶴と出刃先輩が吹き飛んだ。


「しゃくしゃいき~ん!!」


アンパン野朗にやられたバイキン男みたいな悲鳴をあげて。

うん、文字通り跡形も無く。

自分でも何を言っているのか意味が分からないんだが……。

ん?なんか暗いな。

空を見上げた俺の目が点になるのが自分でもわかった。

でっかい、戦艦が浮いていた。

赤い色に塗られた艦底。

下しか見えないがとにかくすごい数の砲台が並んでいる。

かぞえきれねぇし、ハリネズミだぜ、あれ。

ふっと頬に風を感じ頭を下げると俺の目の前には十四歳ほどの女の子が立ってた。

きゃしゃでくりっとした青い目。

少し赤みを帯びたほっぺた、茶色の腰まである長い髪。

中学校二年生に見えるほど幼い顔立ち。

びっくりした。

ってか何者だよこいつ。

身長低いし。

パッと見百四五センチぐらいだ。


「ターゲットの破壊を確認しました」


いや、お前誰だよ。


「あなたが永久波音君ですね、はじめまして。

 私は空月・N・「蒼。詳しくは→http://unsungtwilight.blog63.fc2.com/blog-entry-225.html

 蒼とよんでください」


挿絵(By みてみん)


「シエラが言っていたのはこの人だったのか」


なるほどな。


「まだだ……まだ終わってないしゃ……く……」


パチン!(蒼が指を鳴らした音」


ズギャァ!!(レーザーが降ってきて美鶴が再び消し飛んだ音)


蒼が俺に微笑む。

にっこりと、無垢で無邪気な笑顔で。

こいつには勝てねぇなぁと思わされた瞬間だった。


~後日談~


「ま……だ終わってない…………し………」


パチン!


ドガガガガガガ!!!!!


ぴゅー(地下から水が噴出してきた)


シエラよりもこいつ鬼かもしんねぇ……


「でっp………」


ズガン!!


容赦なさすぎるだろ、おい。


ってか、コレって「しゃくでば!」なのか?

大丈夫、ちゃんと続くよっ!!






美鶴復活完了した様子だ。


「僕は……僕達は……こんなガキに負けてられないんしゃくぅぅぅうううう!!!!」


「(カチーン)」


あぁ、蒼からなにやらオーラが……。

だがそれに勝るほどのオーラが美鶴からにじみ出ているだと!?


「出刃先輩、僕らは……僕らはまだ戦えるしゃくっ!!!」


「でばぁ!!」


「全国のスカートメクラーに届けるしゃくっ!!この思いをっ!!」


「そして全国のパンツ好きに届けるデッパ!! 

 俺達の!!熱きこの魂!!血潮!!

 そして後世に伝えるデッパ!!

 俺達のこの終焉の世を駆けめぐった戦記をッッ!!」


(元ネタ不明)


いや、それらは届けちゃ駄目だろ。


「僕らは!!しゃくでばしゃくっ!!

 二人合わせてしゃくでばしゃくっ!!」


意味分からん。


「しゃくでば究極奥技!!

 東にミニスカがあればめくりぃいぃぃいい!!」


「西にビキニがあれば網膜に焼きつけぇぇぇ!!」


「南にロリあればこの腕で抱きしめぇぇえええ!!」


ここでちょっと蒼がたじろく。

そして胸をふにふにしてガッツポーズ。

お前もお前で何がしたいんだ。

よくわからん。


「北にめがねっ娘あればその唇をうばうぅぅううう!!」


「「東西南北!!

  ファイナルシャクデバアタアァアアアアアアックゥ!!!  しゃくっ!!デッパ!!」」


二人の燃える拳がゴウッ!!と蒼に襲い掛かる。

あーびっくりマーク多いなぁ。


「くらうしゃくぅううう!!!僕達のッッ!!!!」


「最!!!高!!!級!!!の奥技ヲォォオオオオオオオオオオオッ!!!」


その瞬間辺りが真っ白になった。

HENTAI×HENTAI VS 超空要塞戦艦ネメシエル との対決。

結果はどうなったのだろうか。

ただ俺が覚えているのは蒼があきれてため息をついていたことぐらいか。






(翌日)






生徒指導部の先生、桐梨が出席表を読み上げる。


「灼場山~。

 ん?今日も休みか?」


俺の隣の席は今日も空いたままだ。

シエラやメイナがどかどかと自らの教科書などをおいて植民地化しているが……。


「そうか、コレだったんだね。

 あいつの価値は……」


シエラが美鶴の机をぽんと叩いて言う。

そんな子供を慰めるような目で言わないでください。






一方蒼の方と言えば……






「詩乃姉様、テレビ見てもいい?」


「んー?全然構わんよー」


『いきなり出てきてゴメーン♪

 まことにスイマメーン♪』


「あ、まだこの芸人いたんだ……」


「いたねぇ、こんなやつも。

 もうほとんどみないけどねぇ。

 あ、ご飯だぞそろそろ。

 テレビ消しな、蒼」


「はい、詩乃姉様っ!」


詩乃の家に住まわせてもらっているようだ。

なぜか蒼は詩乃によくなついてる。

なぜなんだろうな、不思議。

妹的存在が出来た詩乃もまんざらではない様子。

ほほえましいぞ、この野朗っ!

蒼の頭を詩乃がなでなでしてにっこりと蒼が嬉しそうに笑うところとか超絵になるしな。

二人の笑顔がまぶしいのである。

俺も妹的存在が欲しいといえば欲しいが

さすがに家の真上に戦艦がこられては迷惑だな、うん。

詩乃の寛大さに拍手!






オマケとして美鶴も見ておこうか。


「………………………………」


ピクッ……ピクッ……

絶対安静状態らしい。

ちなみに出刃先輩も隣でピクピクしている。

結果は見てのとおり、HENTAI×HENTAIの完敗。

あなおそろしや、蒼よ……。

まぁ、こればしゃくでば!なんだなぁ。

そうだ、これぞいつものしゃくでば!だ、と実感しながら

俺は臭い保健のおっさんの授業中に眠りについた。





               END つづくかも~


P.S

!マークが多いのは仕様ですっ!!!←こらw

本編にも出ていない、新キャラ。

空月・N・蒼です。

彼女、可愛いでしょ?

正直一番好きなキャラです。

(個人的にですが)


それではありがとうございました。

しーゆーねくすとふらいでーい!

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ