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しゃくでば! 暗闇へようこそ

キーンコーン…


あー朝はねみい。

学校に来たはいいんだがあくびが止まらんよ。


「よっ、しゃく、波音!」


そんなだらけた俺の背中に思いっきりバチィィィンと美鶴が。


「いっってぇ!

 て、てめぇ今思いっきり背中叩いただろ…」


ひりひりしやがる。

美鶴はというとふぅと両腕を広げやれやれのポーズ。


「しゃくぅ?こんなの只のあいさつしゃくよ。

 まったく波音はムーバーしゃくねぇ…」


ため息までつきやがった。


「それを言うならオーバーだ!

 てかお前にんなこた言われたくねぇよ!」


「しゃーしゃーしゃくしゃく♪」


聞いちゃいねぇ。


「なんかさ、お前レベルあっぷしたよな」


「それはどーもしゃくっ☆」


きらっとすんな。


「うざさが」


あー言ってやった。


「はぁ?しゃくぅ?

 僕なんにもうざくないしゃく。

 ただ僕はフルライフな生活を送ってるだけしゃくよぉ?」


もう俺疲れた。

だれか美鶴いりませんか?


      ・

      ・

      ・


「う゛~眠い……」


ガラガラとドアを開け目を擦りながらシエラが入ってきた。

と、美鶴がシエラに猛ダッシュ!


「よっ!!

 しゃくシエラ!!

 おはようのボインタッチしゃくっ☆」


「お前にだけは嫌」


ジュクスゴォ。

おぉ、モロに入りやがった。


「フッ……いいパンチしゃくね……

 まぁいいしゃく。

 今回はこいつで我慢してやるしゃく!!」


そう言うと(宣言すると)美鶴は近くのか弱い別のおなごの胸を……。


「い、いやっ!や……やめてくださいっ……!!」


おいおいマズイぞ、マズイぞ。

調子に乗りすぎにも程があるぞ。


「調子に乗りすぎだね。仕方ない、蒼、行くよ!」


あ、蒼?

蒼さんですか?

と、天井が崩れた。

空が暗い。

奇妙な模様の戦艦が浮いている。


「いいですよ、シエラ姉様!」


「よし、行くよ!」


「な、何するんしゃく!?

 やめるしゃくっ!」


シエラが手を伸ばし、その先にネメシエルから光が一本。

紫の異空間みたいなのが現れる。


「しゃ、しゃ!?」


すると美鶴がぴったり異空間に吸い込まれていった。



「こ、ここはどこしゃくか……」


辺りは血のようなもので染まり、黒い血管のようなものが

壁中に張り付いたひとつの空間に美鶴はいた。

奥からギチギチと音がする。


「しゃぁっ!しゃっ!しゃっ!しゃっ!(走ってるんだよ一応)」


嫌な予感に美鶴はとりあえず走った。

ひたすら続く異空間みたいなのの中を。

だがその美鶴の足を一本の触手が掴んだ。


「しゃくぅ!?」


たちまち手足共々縛られていく。


「しゃくぅっ!!

 僕を食べても美味しくないしゃくよぉっ!!

 いや、犯しても美味しくないしゃくっ!

 犯る相手が 違うしゃくっ!!

 犯るならやっぱきゃわいいおにゃのこしゃくっ!

 やめてしゃくっ!」


そんな下品な美鶴の声が聞こえてたかどうかは知らないが触手の先が


シャキーン(`・ω・´)


とナイフ状に変化した。


「しゃくぅ!?

 犯るじゃなくて殺るしゃくかぁ!?

 わぁぁシエラごめんしゃくごめんしゃく!

 ごめんしゃ―――」


しゃぁぁぁぁぁぁ!!



もちろん続かない。

いやぁ、本当にありがとうございました。

実際どうなんでしょうか、しょくしゅ。

謎であります。

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