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しゃくでば! スコーンで頭をスコーン

「あー、数学の時間はあいからわずねみぃなぁ……」


うつらうつらと睡魔と格闘する今日この頃。

隣の実鶴は既に睡魔に完敗している。


「しかも下敷き敷いて寝るなよ。

 ……なんか俺の机への橋みたいになってるし……。

 気味が悪いったらありゃしない」


しかしこのとき永久波音はさらに気味の悪いことに遭遇することになるとは……。

このときまだ誰も気がついていなかった。


「しゃくぅぅぅん……」


でろでろでろ……


「うっげ……よだれたらしてやがる……。

 ん?よだれが下敷きを伝って……」


俺の机に領海侵犯。


「――――――――――――ッ!!!!!」(声にならない声)


そしてことごとく美鶴のよだれに侵食される俺の教科書たち。


「て……てんめぇ……」


俺はきちんと抗議&行動に出ることにする。

怒りをこめたシャーペンで美鶴の顎におもっきりブッ刺した。


ブズッ!!ブズッ……ブズッ……ブズッ……(エコー)


「んにぃぃぃぃぃいいぃしゃぁああっ!!!!!!!!!」


同時にチャイムがなった。


     ・

     ・

     ・


「おい!テメェのよだれのせいで俺の机とノートと教科書がぐっちゃぐちゃだろっ!!」


「えー?僕が悪いんしゃくぅ……?」


美鶴はまだ寝ぼけているらしい。

余計に腹がたつ。


「ったりめぇだろ!!

 良いからこの机何とかしろカス」


「わかったしゃくょぅ……んもぅ……」


すると美鶴は

ジュルン、ヂュルルル!!と音をたてて……

お、俺の机の上の……

唾液を……

――――ッ!!


「ホラ、これでいいしゃくね」


仕上げにペロペロと俺の机と教科書とノートを舐め回す美鶴。


「おい、シエラ。

 俺の机うすく切ってくれ」


「え?

 ここで兵器の力使っていいの?」


「非常事態だ。

 早くしろ」


「わかったよ……ってこの机臭い!

 何があったの!?」


「このクソおろかでう○こな馬鹿顎のせいだよ」


「ま た お 前 か。

 ってう”っ……」


目は半分白目。

口はポカーン。

そしてよだれがだらぁり。

R18規制の実鶴の顔がそこにあった。


「今切るよ。

 薄くね」


シエラの右腕が光の刀になり机をうすーく切断する。


「よーし、この切れ端で目を覚ましてやるしよう。

 お前の罪はこの板ですべて裁いてやる!」


スコーン!!


「じゃぐっ!!」


殴ってやった。

角で。

微妙に丸いこの角で。

すると


「もう~いったいなぁ。

 何するんだよ、波音~」


「「しゃくじゃなくなった!?」」


あ、俺とシエラ被った。


「んぐぅ……」


そしてまた眠りやがった。

ワレリアヌス。

好奇心って大事だと思うんだ。

だ・か・らもう一回殴ってみた。


スコーン!!


「SHAW!!」


変な鳴き声。


「……ってぇなぁ。

 おい波音、俺がお前に何かしたか?

 ってしたなぁーすまんな!」


「「性格まで変わってる!?」


また被った。

もう一回……ぐらいいいよね?


スコーン!!


「痛いではないかでござるか!!」


はいイミフ。


スコーン!!


「やっぱり痛いにゃぁー……」


きめぇ。


スコーン!!


「その辺にしときなぁ!!」


傭兵みたいでなんかイイ。


スコーン!!


「…………………」


無言の実鶴も……また……。

ふむ。


スコーン!!


「………………」


スコーン!!


「……………………」


スコーン!!




もうやめて!!

美鶴のライフはゼロよっ!!!






               TSU☆DU☆KU?

ありがとうございました。

今回美鶴ちょっとばかしキモかったですね。


なぐっていいですよ、許可します!

それでは~

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