しゃくでば! ちょっとエッチなしゃくでば☆
「しゃくふふふぅ~♪しゃくふふふぅ~~♪」
ゴキンッ!!
「頼むから静かにしてくれ……」
シエラが美鶴を殴った後頭を抑える。
「だってしゃくぅ~♪待ちきれないんしゃくよぉ~♪」
殴られた痛みを感じないほど興奮してんのか。
この馬鹿は。
「何が?」
シエラが覚悟を決めたように美鶴に話しかける。
早く黙って欲しくてたまらないようだ。
「もうこのしゃくでば!もネットに公開されているしゃくね!
ということはもうすぐエロ同人誌が出てもおかしくないはずしゃくぅ~♪」
「でるわけないでしょ……。
全然有名じゃないんだしさ……」
「出るしゃくっ!!絶対!!コレまでの作品でエロ同人誌が出なかった作品はないんしゃくっ!!」
「人の話聞け……」
「というわけで!!
エロ同人誌を描く人が困らないようにカップリングを決めておくしゃくぅ~♪」
そんなもん描く人の自由だろうが。
ちなみに今回俺――波音の出番はないようだ。
な、泣いてなんかいないんだからなっ!!
「というわけでシエラ!!!」
するとシエラは死ぬ直前のヒロインが主人公に優しく……
優しく話しかけるような笑みで
「僕が良いっていうと思う……?」
「もちろんのろんしゃ――」
「ねぇよ!!」
「ひぃぃぃぃぃいいぃっ!!
しゃくっぅうぅぅうう!!!!」
美鶴大脱走。
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「メイナー!!」
「……何よ?」
「(省略)というわけなんしゃく!!
お願いしゃ――」
「チッ」
「…………………しゃく………?」
「………………」
「………………しゃ………」
「………………」
沈黙が痛い。
「……と、とりあえず……
逃げるしゃくっ!!!!」
「詩乃ー!!」
「なんだよ、うっせぇなぁ、クソ顎」
詩乃怖い。
蒼の保護者の詩乃怖い。
「(省略)というわけなんしゃく!!
お願いしゃ――」(コピペ)
「Get Lost!!(消えうせろ)」
「ひぃぃぃぃやぁあぁああああああああしゃくぅぅうう!!!」
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・
「こうなったら……最終手段しゃくっ!!!」
おうおう。
最終手段早くないですか。
というかこの作品ってそんなに女キャラ少なかったっけ……。
ちょっとしょぼん。
『ベルカ第一超空制圧艦隊日本帝国本部へ接続します』
「蒼ーー!!(省略)というわけなんしゃく!!
お願いしゃくぅぅぅ!!!
もう君しかいないんしゃくぅぅぅううう!!!!」(途中コピペ)
「えー」
「お願いしゃくぅぅううう!!!!」
「っていうか……私まだ十四歳なんですけど……」
ロリコンだな。
これでOKとかいったら完璧なまでにロリコンだな。
「全然OKしゃくよ!!!
ちょっと今から来て欲しいしゃくぅぅうう!!!!!」
「分かりましたよー。
だるいですが仕方ないですねぇ……」
え…………。
ま、まじで………?
蒼や……こんな奴にやられていいのか……?
「しゃくっ♪しゃくっ♪」
うぜぇ。
ん……?
空が暗い……というか……紫の光が……。
「しゃくっ?
お!!蒼ー!!こっちしゃ――」
バキバキバキッ!!!!
ズズズズグシャッ!!!!!!!!
うわっ!?
校舎がっ!!!
ネメシエルが校舎の上に降りてきて美鶴がっ!!
美鶴がっ!!
「しゃ」
しゃあぁあああ すら言えずに終わった!!
美鶴が二千五百万トンの重さの戦艦に潰されて終わった!!
久しぶりじゃないか、このすがすがしい終わり方。
「こちらベルカ第一超空制圧艦隊旗艦ネメシエル所属の蒼中将です。
作戦完了。
ターゲットの削除に成功しました。
これより帰還します」
こうして今回も無事に平和が守られたのであった。
――――☆アフターすとーりー☆―――
「エロ同人誌でたぞーお前の」
お、俺の出番あった!
それはおいといて俺の右手の先で異様なオーラを出している一冊の本がある。
「やったしゃくっ!!早くみせるしゃくっ!!!」
・
・
・
「出刃先輩とのBL同人誌だ」
「しかも顎超美形………」
シエラとメイナが笑いをこらえながらパラパラと同人誌をめくる。
「つまりはお前の容貌を誰も認めてないってことだな」
俺のとどめの言葉。
「うぅぅうう………。
しゃぁ嗚呼アアアアああああああああぁぁああぁぁぁああ!!!!!」
END つづくかも~
↓ちなみに美鶴はこんな感じです。
ありがとうございました。
美鶴はじめて顔を出しますかね。
どうです?
とんがっているでしょう?
ふふふっ。