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1年ぶりの再会パート2

 星田と柳井が旅立って数日後、二人から電話があって、野母崎に到着したということであった。野母崎は長崎半島に先端に位置していて、冬は水仙の花が一面に広がる景色の美しいところである。

 一方で私たちは、お盆休みに母の実家に帰省して、挨拶を済ませ、まるちゃんの散歩に行き、その日の家に帰って、夏休みの課題を済ませ、開通したばかりの瀬戸大橋を通って高松に行くのに、ホテルの手配や青春18きっぷの用意などを済ませ、その日は過ぎていった。

 それから再び数日が過ぎて、星田と柳井が九州からの帰りに、再び我が家に立ち寄った。帰りは野母崎から島原半島をぐるっと一周して、長崎県内の有明海側を北上し、佐賀県南部を通って、鳥栖から国道3号線を通ってきたそうである。山口には3日ほど滞在して、帰りは列車に乗って、山陰回りで帰ると言っていたが、山口線の一番列車に乗っても、その日のうちに大阪に帰れないと言っていた。どうやら福知山から大阪直通の最終列車に乗って帰るつもりだったみたいであるが、福知山から大阪直通の最終列車に間に合わないということであった。そこで私が提案したのが、和田山から播但線経由で姫路に出た後、姫路から新快速に乗ったらどうかということであった。時刻を調べてみるとその日のうちに、家に帰れるということが分かって、播但線経由で帰ることにしたようである。なんでも自分たちが通ってきた道を列車から見てみたいということであった。山口線の起点である小郡まで車で送って、定刻に山口線の列車は発車して、星田と柳井は長い岐路に着いた。これでしばらくの間は、進学や就職で会えなくなると思うと、少し寂しさも感じた私であった。こうして、彼らの高校時代の自転車による長距離の旅は終わりを迎えたが、星田は今も自転車に乗って遠くに遠征を続けているとのことで、夏場は北海道に繰り出して、各地をめぐっているほか、教職の忙しい仕事の合間を縫って、日本全国各地を相棒の自転車で出かけているという。今も夢を追いかける、永遠の青春小僧っていう感じで、よく頑張ってるなって思う私である。

 その一方で、私も鉄道で日本全国全都道府県を旅するという目標はクリアしたので、次の目標として、車で日本全国全都道府県を制覇するという目標を立てて、少しずつクリアしていっている私である。2024年は、まだ車で行ったことのなかった福井県を訪れて、西日本はほとんどクリアしたので、今度は東日本重点的に訪れてみたいなって思う私である。

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