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神様と作ろう新世界 〜ケモミミ世界で純愛ラブコメ異世界リアルサバイバル〜  作者: 河合 翔太
第1章 改訂前作品(改訂終わったら消します)
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第67話 魔物狩りに向かう準備。そして魔物狩りへ(スキップ回)

【異世界生活 41日目~48日】


 すずさんが青銅の剣の作成に成功した日から。俺達は魔物狩りの準備を着々と進める。というより、ほぼすずさん1人が。

 

 俺はひたすらすずさんの手伝い。鍛冶や建築がすずさん1人では荷が重すぎるので、俺は手伝いながらすずさんから鍛冶の技術を学ぶ。


 真望まも明日乃あすのはひたすら麻糸作りと麻布作り。とにかく、何もないこの世界では麻布の需要が高すぎる上に、とにかく手間と人手がかかる


 一角いずみ麗美れいみさん、琉生るうすずさんの作る武器が5本できるまで色々時間をつぶす。

 いかだのオールの予備を作ったり、山に登って珪石を取りに行ったり、鋳型の砂が足りなくなったら取りに行ったり、竹を取りに行ったり、水を汲みに行ったり、たまに、北の平原に野菜や野菜の苗を取りに行ったり。

 あと、琉生るうは時間がある時は農作業をしている。

 おかげで珪石の在庫は結構貯まったようですずさんが嬉しそうだ。


 途中、猪を1匹と熊を1匹仕留めることもできた。

 もちろん、真望まもが熊の油と石鹸を作ると言い出し、貝殻拾いをさせられることになった。

 

 レオとシロは薪を集めて木炭を作る作業をひたすらしている。たまに、一角いずみに言われて塩作りもしているそんな感じだ。


 すずさんの青銅の剣を作るペースは大体2日に1本。1日目で鋳型を作り、ダンジョンのドロップアイテムの青銅の爪や青銅の斧を溶かして流し込み、青銅の剣の原型を作る。

 そして2日目は1日かけて青銅の剣をざらざらの石で削って形を整え、2種類の砥石で荒砥と仕上げ砥ぎ、よく切れる剣に仕上げる。そんな流れだ。

 

 そして、48日の夜、5本目の青銅の剣ができあがる。



【異世界生活 48日 18:00】


「どうする? このまま、青銅の盾も作ろうか?」

夕食の時間、すずさんがそう聞いてくる。


「そうだね。引き続き作って欲しいかな。ただ、俺達は俺達で魔物の島の攻略に入ろうと思う。青銅の剣も5人分できたし。みんなもそれでいいかな?」

俺はすずさんにそう答え、みんなにも確認をとる。


「そうね。さすがに青銅の盾の完成まで待つとさらに10日。ダンジョン攻略が遅れると、レオやシロちゃんが消えちゃう可能性が出るんでしょ?」

麗美れいみさんがそう俺に聞く。


「まあ、1年の猶予はあるらしいけど、なるべく早く攻略はしたいかな? 今後何が起きるか分からないし」

俺はそう答える。


「あと、変幻自在の武器が2本になれば色々楽になりそうだし、早めのダンジョン攻略はいいかもね」

すずさんがそう付け足す。

 確かに、変幻自在の武器が増えれば色々な作業の効率も上がるし、戦闘でも役立つしな。


「私は石拾いにも飽きたし、他にやる事もなくなってきたから、魔物狩りには賛成だな」

一角いずみの意見はそういう事らしい。


「やることないなら、鍛冶工房の壁を作って欲しいな。いまだに柱と屋根しかないし」

すずさんがそう言って笑う。


「だったら私も、すずさんに糸車とはた織機を作って欲しいわ」

真望まもがここぞとばかりに主張し、すずさんが愛想笑いをしながら逃げていく。


「まあ、すずさんはやることいっぱいだし、糸車と機織り機は青銅の盾が5人分できたらかな?」

俺はそう言ってすずさんをフォローする。


「そう言えば結局、魔物狩りは5人で行くの?」

琉生るうがそう聞く。


「そうだな。どこの魔物の島のダンジョンも入れるのが5人らしいから、それ考えると5人でいいかなって。どっちにしろ、拠点に1人は残したいし、5人も6人もあまり変わらないかなって」

俺は琉生るうにそう答える。


「5人と6人じゃ戦力だいぶ違うぞ」

一角いずみがそう突っ込む。


すずさんは作業が一段落するまで拠点残留だし、真望まもはどうする? 魔物狩りに参加するか?」


「私は最初の方だけ参加しようかな? で、魔物が減ってきたら、裁縫に戻る感じでいい?」

真望まもが俺にそう答える。


「そう言ってくれると助かるよ。やっぱり、戦いは囲まれたら終わり、人数で決まるみたいな要素があるみたいだしな」

俺はそう言って真望まもの参加を歓迎する。


「とりあえず、魔物狩りは日帰りって事でいいんだよね?」

明日乃あすのが俺に聞く。


「そうだな。早朝出発して陽が落ちる前に帰ってくる。それを繰り返す感じかな?」

俺は明日乃あすのにそう答える。


「それじゃあ、お昼のお弁当作らないとね。魔物倒して、お昼ご飯食べて帰ってくる感じかな」

明日乃あすのが笑いながらそういう。


「なんか、ピクニック気分だな」

一角いずみがそう言って呆れる。


「まあ、油断しないで、慎重に行こう。何が起きるか分からないしな」

俺は明日乃あすの一角いずみにそう言って笑う。


「それと、すずさん、鍛冶の道具はお祈りポイントが80000ポイント貯まるまで神様にお願いしちゃダメだからね。魔物の島では何が起こるか分からないから、魔法、特に明日乃あすのの結界魔法の為に、30000ポイントは常にキープしておきたい」

俺はすずさんにそう念を押す。


「今は56900ポイント貯まっているから、4日あれば80000ポイント行くわね」

すずさんが嬉しそうに計算する。


「あくまでも目安だからね。勝手に使っちゃダメだからね」

俺はあきれつつそう念を押す。


「もう、流司りゅうじったら、冗談よ冗談」

すずさんが手をひらひらさせてからかう様に俺にそう答える。冗談か本気か分からないしな。


「それに、状況によっては魔法を使いまくらないとダメな場面に出くわすかもしれないしね」

麗美れいみさんが少し真面目な顔でそういう。


「まあ、とにかく危なくなったら明日乃あすのの結界魔法を張りつつ後退を心がけよう。それじゃあ、明日から魔物狩り、いや、明日は1日お休みを作って、明後日から魔物狩りをしよう」

俺はそう言って、会議を締めくくる。


「じゃあ、明日は海岸でバーベキューしましょ? 昨日、猪肉も採れたし、ちょうどいいわよね」

真望まもが嬉しそうにそう言う。


「ちょっと、ビーチチェア作る時間が欲しいんだけど」

すずさんが慌ててそう言う。


「今回は、毛皮のマントをつなげてテントにしたり、替えの毛皮の毛布をビニールシート代わりに敷く感じで我慢してくれ」

俺はそう言って笑う。


「次までには用意しておくわね」

すずさんがやる気になる。

 いやいや、青銅の盾が先だからね。


 そんな感じで、次の日は1日お休みにし、海岸で日光浴や海水浴を楽しみ、バーベキューをして日頃の疲れを癒し、英気を養った。



【異世界生活 50日 7:00】


「それじゃあ、行くか」

朝食後、俺達は魔物狩りに行く準備をし、拠点を出発する。


 今日のメンバーはすずさん以外の6人、そして、島から出られないレオとシロも留守番だ。

 バナナの葉っぱを編んで作ったリュックに水筒とお弁当と非常食の干し肉を多めに、荒縄など使えそうな道具も一通り詰めてある。

 ちなみにお弁当は竹筒に朝食のついでに作った猪肉の肉野菜炒めが入っていて、たき火が焚けるようなら、そのまま放り込んであっためられる仕様らしい。明日乃あすののアイデアだ。

 そして各自、青銅の剣と青銅のナイフ、一応、青銅の斧もリュックサックに入っている。

 一角いずみは久しぶりに弓矢を装備。しかも矢のやじりすずさんに余った青銅で作ってもらった青銅製だ。

 それと一応の為、木の槍も各自1本ずつリュックに縛り付けてある。青銅の剣が奪われたり壊れたりする可能性もあるからな。

 そして、防具はダンジョンのドロップ品、皮の防具シリーズを頭から足の先まで装備、特に俺の鎧は5階のボス由来の全身鎧のような皮鎧だ。ちょっと浮いているけどな。


 俺達は、拠点を出発し、そのまま西へ。西に行くと西の山から流れてくる大きな川にぶつかる。

 そこは事前に用意しておいた竹製のいかだ2隻に3人ずつ分乗し、オールで水をかいて渡る。帰りも必要になるので、川の流れで下流に流された分、歩いて上流に運び、流されないところに置いておく。


「そういえば、対岸に渡るの初めてだよね」

明日乃あすのがそう言う。


「そう言われてみると、そうだな。ここから先、未踏の地だから注意して進もう」

俺はみんなにそう言って周りを警戒する。


 とりあえず、河原から一段上がった丘の上に上がる。

 目の前には草原、その先には海岸が広がり、魔物の島につながる白い石造りの橋も見える。


「とうとうだな」

「ああ」

一角いずみの少し緊張した声に俺は答える。


 そのまま、白い橋の入り口まで歩き、拠点出発から1時間ちょっと。橋の手前で、少し休憩し、装備の確認をする。


「繰り返すけど、あまり無理しないようにね。秘書子さんの話だと、魔物退治の流れは魔物を少しずつ減らして、ある程度安全が確保出来たら、島にいくつかある魔物の集落を攻撃して、数を減らす。全部の集落をつぶしたら、島の中央にあるダンジョンを攻略開始。ダンジョンクリアの景品、変幻自在の武器を手に入れるのが目的の一つ、後は魔物の数を減らすのも目的の一つだ」

俺はそう皆に声をかける。


「魔物の集落っていうのは、このマップに表示されている赤いマーク3つだよね」

真望まもがそう言う。

 俺もマップを開きもう一度確認して頷く。


「まあ、マップ自体真っ黒で場所しかわからないけどね」

俺はそう言って真望まもに笑いかける。


「島を歩いてマップを広げていくのも目的になりそうね」

麗美れいみさんがそう言い、真っ黒なマップを見ながら俺は頷く。


「それじゃあ、行くか」 

「ああ」

「いきましょ」

俺はそう言って青銅の剣を腰のさやから抜き、一角いずみ麗美れいみさんも俺の声に答え、武器を構える。

 今日は変幻自在の武器を麗美れいみさんに持ってもらい、麗美れいみさんは変幻自在の武器を日本刀っぽい武器に変化させて構える。


 神様が作った白い大理石のようなもので作られた巨大な橋に1歩踏み入れる。

 ここから魔物狩りが始まる。


 次話に続く。

 ちょっと作業の繰り返しになりそうなので8日ほどスキップしました。

 同じことを繰り返しても字数の無駄になるだけなので申し訳ないです。


 それと、誤字脱字報告ありがとうございます。しかも大量にw

 多忙&仕事疲れで集中力散漫でご迷惑おかけしました。

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[一言] さぁ、新しい武器のお披露目だ〜…すぐに壊れる展開ありそうw
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