第98話 田んぼを作ろう
【異世界生活 73日 4:30】
「それで、流司、3つ目のダンジョン攻略はどうするんだ? そろそろ生活も落ち着いたし、お祈りポイントも40000以上貯まった」
一角が朝食を食べながら俺に聞く。
「そうだな。そろそろ本格的に南東の島のダンジョン攻略をしたいところだな、みんなの意見も聞こう」
俺は一角にそう答え、みんなにも意見を募る。
「私はレオの事もあるし、早めにダンジョンは攻略したいかな?」
明日乃がそう言う。
眷属は自分に対応した精霊の剣、要は変幻自在の武器が手に入らないと1年で消えてしまう。それを考えると、レオに対応する本当の精霊の剣、闇の精霊の剣が手に入る7つ目のダンジョンを1年以内に攻略しなくてはならず、少しでも急いだほうがいいのは事実だ。
レオは現在、明日乃が所有権を持っている光の精霊の剣に間借りしているような状態だ。そして剣自体は明日乃から俺が借り続けている状態だ。
「ダンジョン攻略するにしても、タイミングを見て鈴ちゃんのレベルも上げないとダメよね? あと、真望ちゃんももう少しレベル上げたいかな?」
麗美さんがそう言う。
「私は拠点で木工作業や鍛冶仕事ができてれば幸せなんだけどね」
鈴さんが少し苦手そうな顔をする。
「鈴さんもレベルが上がれば魔法で金属加工とかできるようになるかもしれないよ?」
明日乃がフォローするようにそう言って魔物狩りを促す。
「鈴さんのレベルを上げるとしたら、効率と安全性両方考えて、南東の島のダンジョンというより、南の島、2つ目のダンジョンでレベルを上げる感じかな?」
俺は麗美さんにそう答える。
「南の島に行くなら、稲を採りに行きたいな。田んぼも、水道ができたからもう少しで完成しそうだし」
琉生が南の島に反応する。
「そう言えばそんな話もあったな。私の変幻自在の武器も大事だが、米はもっと大事だな」
一角が琉生の意見に反応する。
こいつは、変幻自在の武器やレオのことより米の方が優先なのか。
俺はあきれ顔をするが、
「一角ちゃんはちょっと寄り道しても、全部のダンジョンを1年以内に攻略できる自信があるんだよ。というより、りゅう君を信頼してるんだよ」
明日乃は俺にそう耳打ちする。
「明日乃、流司、会議中にイチャイチャするな」
一角が俺達に文句を言う。
俺を信用している気配なんて全くないけどな。
「まあ、田んぼを優先しつつ、いつも通り小規模な魔物狩りを続けて私か一角ちゃんのレベルを31に上げてから、本格的な魔物狩りを始めるっていうのもアリよね。南東の島の魔物が減れば、ダンジョン攻略の成功確率も上がるし」
麗美さんがそう言う。
「まあ、私も麗美姉もレベル21以上の敵、ワーウルフを20体ずつ倒さないとレベル上がらないけどな」
一角がステータスウインドウを開いてそう言う。
小規模な魔物狩り3日分くらいか。
しかも相手がレベル10台のハーピーだと経験値効率は格段に落ちる。
「とりあえず、今日は、今からダンジョンって訳にもいかないから、普段と同じ作業をして、明日早起きしてダンジョンって感じかな?」
俺はそう答える。
「で、2つ目のダンジョンを攻めるのか、3つ目のダンジョンを攻めるのかだが?」
一角がジト目で俺を睨みながらそう言う。
「いや、明日は南の魔物の島、2つ目のダンジョンでいいんじゃないか? 鈴さんか真望のレベルを上げつつ、ダンジョン争奪戦で魔物の数を減らす。稲をゲットするにも魔物減らさないとダメだろ? それにみんなのレベルも、もう少し欲しいしな」
俺は一角にそう答える。
「確かに、みんなレベル31になっておいた方が新しい魔法が使えて急に戦力上がるかもしれないしね」
麗美さんがそう言う。
「それじゃあ、南のダンジョンでレベルを底上げしつつ、稲を確保、米を育てる感じでいいな」
一角が不機嫌そうに言う。
まあ、本人も米を優先するか、自分の変幻自在の武器を優先するか迷っているのだろう。
「じゃあ、急いで田んぼを完成させないとね。流司お兄ちゃん、手伝ってね?」
琉生がそう言うので俺の今日の予定が決まる。
朝食を食べ終わり、日課の剣道教室を終え、一角と麗美さんはほぼ日課の南東の魔物の島に魔物狩りに。
真望と明日乃は麻糸と麻布作りの作業を始め、鈴さんは眷属、レオとアオと鍛冶作業、はた織り機の改良を進めるそうだ。
俺は琉生と田んぼを作る作業、眷属のトラも手伝うそうだ。ココは汚れるのが嫌なので真望達に合流したようだ。
「琉生、こんなものまで作っていたのか」
俺は目の前に広がる結構本格的なため池を見て驚く。
コンクリートで固めたような、プールのようなため池が田んぼの手前に広がっている。
「なんか、ため池を作っていたら、プールあったらいいよねって思って、学校のプールをイメージして作っちゃった。もちろん、お祈りポイントじゃなくてマナを使って作ったし、材料の石も自分で運んできたよ」
琉生が一生懸命弁明している。
お祈りポイントを勝手に使って作ったのなら問題だが自分のマナを使ったのならまあ、仕方ないだろう。
「どうせ作るなら、みんなに相談してから作ればよかったのに」
俺は琉生の水臭い行動に呆れて笑う。
「だって、みんなもお祈りポイント使いたそうだったし」
琉生が申し訳なさそうにそう言う。
「まあ、お休みの日にでも、プール代わりに使えばみんな喜ぶだろう。足は着くんだよな?」
俺はそう言って笑う。
「うん。安全性も考えてお腹くらいの深さにしてあるよ。ため池でおぼれたとか洒落にならないもんね?」
琉生が嬉しそうにそう言う。
まあ、この水も今日は田んぼ作りに使ってしまうそうなので、水が貯まるまでプールで遊ぶのは難しいだろうけどな。
俺はため池を含め、琉生の作った畑やニワトリ小屋、田んぼ、そして、昨日できたお風呂や水道を一通り眺める。
「なんか色々そろってきたな」
俺はそう感想をつぶやく。
「そうだね。ちょっとした村みたいになってきたよね」
琉生も嬉しそうにそう呟く。
拠点見取り図(イメージ図)
まあ、そのほとんどが、眷属達の労働力と鈴さんの建築技術のおかげなんだろうけどな。
そんな感じで、拠点の様子を一回りしながら見て、田んぼの予定地を見る。
「結構、本格的に作ったんだな」
俺は予想以上にしっかりと作られた田んぼに驚く。
「まだ、本当の作業はこれからだよ。代掻きって言って、さらに耕して土の粒子を細かくする作業? しかも水を入れて耕し直すことで、土が巻きあがって、土の粒子が大きいものから沈んでいく。それを念入りにやると、表面に細かい粒子の土が集まって、水が流れ出さない立派な田んぼになるんだよ」
琉生がそう教えてくれる。
「まあ、琉生の場合、土の精霊さんが力を貸してくれるのか、土を耕すといい感じの土に勝手になってくれるんだよね。たぶん、その力がなかったら、ここまで田んぼや畑なんて作れなかったかな?」
琉生はそう付け足す。
「あとは、眷属達が手伝ってくれたのも大きいよね」
琉生はそう言って、自分の眷属、トラの頭を撫でる。
「そうか、精霊に愛されてるんだろうな」
俺は琉生にそう言う。俺の精霊、闇の精霊とは何を意味するのかも理解していない俺が偉そうに言う言葉じゃないけどな。
「それじゃあ、流司お兄ちゃん、作業に入ろうっか? とりあえず、貯水池から、水を田んぼに入れるから、水が入ったところから、4本歯の鍬で土をかき混ぜる感じで耕しつつ、徐々に耕す場所を広げていく感じかな?」
琉生はそう言い、貯水池と田んぼを隔てる板をずらして水を田んぼに送り込む。
俺は鈴さんが作ったらしい鍬で、水の入ったところから耕していく。
琉生は変幻自在の武器を4本に先が分かれた鍬に変化させ。俺のそばで同じように耕していく。トラも鈴さんの手作りっぽい鍬で田んぼを耕していく。
農業に関しては琉生の方が知識も技術も上なので、俺の変幻自在の武器は琉生に貸すことにしたのだ。
「結構地味な作業だな」
俺は同じところを何度も耕しそう言う。
「そうだね。でもこれをやらないと、地面が水を吸っちゃって田んぼにならないから真剣にやらないとダメなんだよね」
琉生がそう言い、無心で鍬を振り続ける。トラも無心で振っている。
そんな感じで、少しずつ耕す場所を変えながら、水と土をかき混ぜるように田んぼを耕していく。
「これって、どうなったら代掻き成功ってわかるんだ?」
俺は作業に飽きないように琉生に聞いてみる。
「うーん、とりあえず、耕して、水を止めて、次の朝確認したときに、水が残っている場所はよく耕せた場所、水はけがいいところは耕し足りないところ? って感じかな? あと、土質とかもあるから、植物性の肥料を入れたりして、とにかくいい土で、水を吸わないような田んぼをめざす感じだね。ミミズさんが植物を食べて分解してフンを出すといい土になるんだよ」
琉生が手を止めずに教えてくれる。
それって結構地道な作業だよな? しかも最後はミミズ任せなのか?
「水を入れる前に結構耕してあるし、肥料も入れて、ミミズさんもいっぱいいるし、結構いい土にはなっていると思うよ」
琉生はそう言って笑う。
確かに、鋤が深く刺さるし、土が柔らかいし、かなりの時間かけて耕したんだろうな。
水に溺れるミミズがいたので、乾いた土の方に投げてやる。
頑張れ、ミミズ。お前たちの仕事次第でこの田んぼの成功が決まるかもしれないからな。
そんな感じで、たまに琉生に声をかけながら農作業を続ける。ひたすら鋤を振り下ろす作業だ。
「りゅう君、琉生ちゃん、お昼ご飯できたよ」
明日乃が田んぼまで迎えに来てくれる。
気づいたらもうお昼か。
【異世界生活 73日 12:00】
「なんか、結構本格的な田んぼだね」
明日乃が田んぼを見て驚く。
拠点の端の方だし、柵で覆われているので、みんなあまり見ることがなかったようだ。俺も実際、まじまじと見たのは今日が初めてだしな。
「貯水池も凄いぞ。なんか学校のプールの小さいのみたいで、足もつくし、実際泳げるらしいぞ」
俺は明日乃に貯水池も紹介する。
「プールかぁ、いいね。お休みの日を作ってプールで遊ぶのも楽しそうだね」
明日乃が楽しそうに貯水池を見ている。
「早めに入らないと、貯水池の底に藻とか生えちゃうかもしれないけどね」
琉生が笑いながらそう言う。
塩素も入っていない自然の水だし、ほったらかしだもんな。確かにどんどん汚れていくかもしれない。
そんな他愛のない話をしながら、貯水池に水を流し込む水道のところで、手足や顔を洗ってから、たき火のまわりに戻る。
眷属のトラは身長が低いし、足も短いので結構ドロドロになっていて、琉生に丸洗いされていた。
「流司、どうだ、田んぼの調子は?」
魔物狩りから帰ってきていた一角が俺にそう聞く。
「まだわからないな。地道に代掻き? 土と水をかかき混ぜる耕し方をして、水が漏れないようにするらしい。ダメだったところは何度も繰り返す感じになるのかな?」
俺は琉生の受け売りの様な答えを返す。
「一角さんも一緒に耕す? 麗美さんも帰ってきたし、変幻自在の武器が増えたから鋤も増えるしね」
琉生が一角を農作業に誘う。
「いや、私は、午後はダンジョンに行って調味料を貰っておきたいしな。琉生か流司、ダンジョンに参加できるか?」
一角は困った顔で農作業を断り、代わりにダンジョンに誘う。
「鈴さんは忙しそう?」
俺は昼食を食べ始めていた鈴さんに聞く。
「今日は私、ダンジョンはダメだよ。はた織り機の改良に必要な金属部品を作っているところだから、午後は青銅を溶かす作業だし、今日の午後やらないと鋳型が壊れちゃいそうだし」
鈴さんが本当にダメそうに断る。
「流司お兄ちゃん、少しだけダンジョン行ってくれば? その代わり、帰ってきたら、一角さんに田んぼを耕すの手伝ってもらえばいいんだし」
琉生が一角に向かって小悪魔な笑みでそう言う。
「帰ってきたら、私が手伝うわ。ちょっと面白そうだし」
麗美さんが代わりに立候補する。
「じゃあ、私は薪でも集めてくるかな。風呂ができて薪もたくさん必要だしな」
一角が安心したような声でそう言って逃げる。
「そう言えば、お風呂も毎日は無理だよね?」
明日乃が悲しそうな顔でそう言う。
「そうだな。今のところ、あったかいし、普段は水浴びにして、お風呂は4~5日に1回くらいに抑えた方がいいかな? レオとか眷属達が毎日薪集めなきゃいけなくなりそうだし、そうなると、他の作業の進行が遅延しそうだしな」
俺はそう提案する。
しかも、お風呂を沸かすのに1時間近く、かまどにつきっきりになる人が必要だし、夕食後に風呂に入ると寝るのが遅くなるし、昼間に風呂に入るにしても作業効率も悪くなるし、色々問題もあるな。
「秋以降、寒くなりそうならお風呂を沸かす頻度を増やしてもいいしな」
俺はそう付け加える。
「今までだって、水浴びだったんだしね。数日おきだった水浴びが毎日できるようになっただけでもありがたいよ」
明日乃は少し残念そうにそう言う。
昼食を食べながら午後の予定と明日の予定を決めていく。
午後は、この島のダンジョンで調味料の確保と真望のレベル上げをしてから、残り時間で田んぼを耕す。明日は南の島のダンジョンに行き、魔物の数を減らす作業と、鈴さんのレベル上げをすることになった。
それと、みんなに、貯水池がプール代わりに使えることも紹介した。さすがに今日明日あたりは田んぼで水を使うので泳ぐことは無理そうだが。
【異世界生活 73日 13:30】
今日は久しぶりにダンジョンに入る。とりあえず2時間で5階と4階を攻略し、真望のレベルを上げ、副賞の調味料を貰って帰る感じだ。
今日のメンバーは、俺、明日乃、一角、麗美さん、真望の5人だ。
真望以外、みんなレベルが30になっているので、苦労することもなく、ダンジョンを進んでいく。
4階と5階のウッドゴーレムの首を刎ね、真望にとどめを刺させる作業をし、真望のレベルアップをめざすが、微妙に経験値が足りず、レベルはあがらなかった。
「今日は調味料どうする?」
一角が明日乃に聞く。
「今日はベーコンがあるから、顆粒のコンソメの素を貰ったらどうかな? 胡椒がないから、ちょっと物足りなくなるかもしれないけど、美味しいスープができると思うよ?」
明日乃が一角にそう答える。
「ベーコンでコンソメスープか。悪くないな。じゃあ、自由枠をコンソメに変えてもらって交換しよう」
一角がそう言うと、いつもの調味料が現れる台座についている四角い石が光出し、何も書いていなかったところに『コンソメ』と文字が現れる。
「なんか、ダンジョンクリアの興奮が冷めそうな演出だな」
俺はそれを見てなんか残念な気持ちになる。
「コンソメの素が貰えれば問題ない」
一角は完全に割り切っている。
一角が四角い石のボタンを押し、いつもの小さな小瓶が現れる。
そして台座の輝きが消え、普通の大理石の様な白い石に戻る。
ダンジョンで拾ったドロップアイテムのうち、青銅の部分だけ持ち帰り、拠点に帰る。
もう、2つ目のダンジョンで青銅の鎧が拾えるようになったから、皮の鎧は要らないしな。
【異世界生活 73日 16:00】
少し日が暮れ始めてしまったが、俺と麗美さんは田んぼに行って琉生の手伝いを再開する。
午前中と変わらず、水を流し込み水のたまっているところを代掻きしていく。
「これって、水が全面にいきわたらないって事は、地面が水を吸っちゃっているってことか?」
俺は気になって琉生に聞く。
「そういうことだよね。まあ、水量が少ないし、昨日からため池に水を貯めだした感じだから、水不足? 流し込む水の量も抑えてるっていうのもあるかな? 全力で流しこめば田んぼ全部に水はいきわたると思うけど、時間が立ったら全部地面に吸収されちゃうかな? だから水量抑えめで、端から水を入れていって少しずつ代掻きしてるの」
琉生がそう教えてくれる。
「琉生も、もともとが田んぼじゃない土地を一から田んぼにするなんて、向こうの世界でもやったことないから、ちょっと琉生のオリジナルって部分もあるんだけどね。試行錯誤中かな? それにこうすれば端からいい土になっているのが分かっていいでしょ?」
琉生がそう付け足す。
なるほど、はしから代掻きしていって、土が良くなれば、その先に水が流れるようになる。そうしたら先の部分を耕し始めて、そこの土も良くなれば、さらに先に水が流れる。そんなイメージで代掻きを始めたようだ。
畑だったところは水はけがいいから田んぼにするのは大変だし、田んぼにしてしまったところは地盤が緩くなり、家を建てるのが難しくなる、土壌の改善というのは色々大変だと昔、親父が言っていたような気がする。
「結構大変そうね。今日中に代掻き? 終わるかと思ってたけど、そう簡単にはいかなそうね」
麗美さんも心配そうにそう言う。
「最悪、私の土魔法で土壌改善とかもできちゃうから、困ったらお祈りポイント借りちゃうかも?」
琉生がそう言って笑いながら舌をだす。
失敗したとしても最悪はないと知り、俺も麗美さんも安心する。
琉生がこれだけ頑張って、この土地は田んぼになりませんでした。では可哀想だしな。
そんな感じで日が暮れるまで3人とトラで田んぼを耕し続けた。
夕食は、ダンジョンで貰ってきたコンソメの素でスープを作る。ベーコンと野菜のスープだ。
胡椒がなかったので少し味に深みが足りないかと思ったが、ベーコンの味付けで使った胡椒や香味野菜、ハーブの味や香りがスープにしみ出し、結構美味しく作れたようだ。
一角も満足の味だったようだ。
そして、明日は早朝から南の魔物の島のダンジョン争奪戦に参加するために早めに就寝する。体を動かし続けたので心地よい疲労感で眠りにつくのだった。
次話に続く。
改訂ではなく新しく書いた感じです。改訂前は田んぼ作りは後回しにしていましたが、早めに作って、魔物の島から稲の苗を取ってきて植え替える感じになりました。
魔物は米食べなそうですが、手元にないと不安ですしね。虫に食われても嫌ですし。
ぶちゃけると、ダンジョン争奪戦に参加するには2時に起きなければならず、昨日はお風呂に入って遅く寝てしまったのでダンジョンに行けなかった。だから田んぼを作ろうみたいな1日でした。
とりあえず、琉生が田んぼを作っている間に、南の島で魔物狩りと鈴さんと真望のレベルアップをして、魔物が減ったところで、稲を探して回収する予定です。




