第52話 北の探索に再挑戦
【異世界生活 21日目 6:00】
「おはようみんな」
俺は挨拶してたき火のまわりに座る。
昨日は、遅くまで石鹸づくりの没頭してしまい寝るのが遅かったので、起床時間も少し遅めにした。今日は北の探索に再挑戦するから体調を万全にしたかったし。
ぱらぱらとみんなも起きてきて各自朝食をとり、落ち着いてから、麗美さんが先生となって日課の剣道教室を1時間。その後各自、遠征の準備をする。
準備は前回とほぼ同様。違うのはヤシの木の葉っぱで作ったリュックではなく竹のかごを背負う事。入れられる荷物の量も増えるし、重い物を入れてもちょっとやそってでは壊れなそうないい出来だ。
「鈴さん、真望、ありがとうね。かなり使いやすそうな籠だよ」
俺は留守番予定の鈴さんと真望にお礼を言う。
「将来的には布製のリュックサックも作る予定だから、用途に応じて使い分ける感じになる予定よ」
真望が自慢げにそう言う。
「背負子に竹のかご、ヤシの木の葉っぱのリュックに布製のリュックね。荷物を運ぶ方法に選択肢が広がっていいわね」
麗美さんが笑いながらそういう。
【異世界生活 21日目 8:30】
「それじゃあ、行ってくるね。だいたい1週間くらい? 砂糖作りが一段落したら帰ってくる予定だから。なにかあったら緊急の魔法通信で連絡してね」
俺は留守番する真望と鈴さん、そして眷属達に別れを告げる。
遠征メンバーの準備もできたので北の平原に向けて出発する。
メンバーは前回同様、俺、明日乃、一角、麗美さん、琉生の5人だ。
真望と鈴さん、眷属3人には留守を守ってもらう。幸か不幸か眷属が3人に増えたので留守番メンバーも色々自由が効きそうでありがたい。
鈴さんは俺達遠征組が帰ってくるころには眷属達と協力してツリーハウス3軒目できれば4軒目も作り上げる予定らしい。
朝のうちに拠点を出発し、3日前に通った道をマップに沿って歩いていく。熊に遭遇したところまでは道が分かっているので、比較的簡単に進むことができた。
【異世界生活 21日目 11:30】
「さすがに今日はクマいないな」
一角がそう言って、熊と遭遇した丘の北側に降り立つ。
両脇には森が広がり、目の前には広い草原が広がる。
「広い草原だね。確かにこれなら小麦とか野菜が自生していてもいいかもね」
琉生が嬉しそうにそう言う。
まあ、自生といっても実際は神様が一生懸命植えたんだろうけどな。
そんな冷めたことを思いつつも、砂糖の魅力には俺も抗えず歩みが進んでしまう。
秘書子さんの話では、サトウキビ畑や小麦畑だけではなく、野菜が自生していたり、トウモロコシ畑もあったりするらしい。
それだけあって、なぜ、大豆はない? と、一角がそう言ってキレそうな案件だ。
「ここからは左手の森に沿って西に進んで河原にでるぞ。川があるらしいからそこで飲み水にできるか水質確認だ。砂糖作りの進捗次第では長居するかもしれないからな。水と食料の確保は必須だ」
俺はそう言って西に進む。
まあ、森沿いに進むのは実はイノシシでも出てきたら好都合だ。という考えもある。
今回は熊肉もウサギ肉もたくさんあったので食料も多めに持ってきている。だいたい5人で5日分の食料だ。それでも砂糖作りで1週間以上長居するようなら足りなくなりそうだしな。
そして、森沿いに西に30分ほど歩くと、
「ねえ、流司お兄ちゃん、キツネがいるよ。キツネ」
琉生がそう言って楽しそうに指をさす。
確かに草原の草の陰からキツネがこちらを警戒するように見ている。
「まあ、向こうから襲ってこないなら無視だな。さすがにキツネの肉は食べる気起きないしな」
俺はそう言って、キツネを眺めながら先に進む。
キツネも襲ってくる気はないようだ。まあ、キツネは小動物をエサにするし、人襲うようなことはまあないだろうな。
俺はそんなことを考えながら先に進む。
さらに30分ほど西に向けて歩くと、水音がしてくる、そしてだんだん強く、ザーザーと音が聞こえてくる。
「わぁ~、滝だよ。小さい滝がある。綺麗だねぇ」
明日乃が嬉しそうにそう言う。
目の前にきれいな川と高低差がそこそこある小さな滝が流れていた。
「おい、流司、対岸に竹林もあるぞ。このあたりも拠点には良さそうだな」
一角もなんだか気に入ったようだ。
「まあ、水が飲み水として使えればな」
俺はそう言って、さらに川に近づき、河原に降りる。見た感じ川の水は澄んでいそうだが。
「うん、大丈夫そうだね。飲み水としても使えそう」
明日乃がそう言う。
俺も川の水を鑑定してみるが、流れがあるところは飲み水として適しているようだ。
というか、鑑定スキル優秀過ぎるな。毒の確認とかもできるし。
【異世界生活 21日目 12:30】
「少し休憩するか?」
ちょうどお昼も過ぎたし、俺はそう提案する。
「そうね、だいぶ歩いたし休憩にしましょ」
麗美さんもそう言って、荷物を河原に下ろす。
「休憩というか、川に入っていいか? 魚がいるかもしれない」
一角がそう言って、荷物を置くと、毛皮の服を脱ぎだし、川に入っていく。
「一角、服は着ろ」
俺はそう叫んだところで、一角がこの間のビキニを着ていることに気づく。
一角はあの水着を下着代わりに使っているのか。
「わ、私も、川に入っちゃおうかな?」
そう言って、明日乃も荷物を置き、服を脱ぎだす。
明日乃もこっそりウサギの毛皮のビキニを着ていた。
前に見た麗美さんと一角は黒い毛皮のビキニだったが、明日乃は真っ白いウサギの毛皮で作ったビキニだ。なんかこれはこれで、いやらしい。清楚だけどいやらしい。
「りゅう君、に、似合ってるかな?」
明日乃が恥ずかしそうに俺に聞く。
「あ、ああ、明日乃、似合ってるよ」
俺もそう言って照れてしまう。
明日乃の豊満な胸にあまりにもに合いすぎている真っ白なビキニ。まじまじ見るのも罪なきがして、少し目をそらしてしまう。
「ふふっ、よかった。じゃあ、私も川で汗流しちゃうね」
そう言って明日乃は川に入っていく。
「じゃーん、私も作ってもらったんだよ。ビ・キ・ニ」
琉生がそう言って服をたくし上げる。
うん、なんか琉生は別の意味でいやらしい。幼女好きな男が好みそうなつるん、ぺたん、すとん、と三拍子そろった、幼児体形に膨らみのないビキニがつけられている。そんな感じだ。
明日乃とお揃いなのか、白いうさぎの毛皮で作ったビキニ? というか三角に切った毛皮だ。
「ああ、はいはい、琉生も似合ってるし可愛いよ」
俺はそう言って、さっさと泳ぎに行けと手を振る。
「もう、流司お兄ちゃんは分かってないな。これから私もナイスバディになるんだよ? すぐに見返してやるんだからね」
琉生がそう言って、俺に「イーッ」って顔をすると一角の方に走っていく。
「みんな元気ね。若いっていいわね。お姉さんうらやましいわ」
麗美さんは木陰にある石に腰掛けてそう呟く。
「何言ってるの、麗美さん。麗美さんだってまだ、23歳じゃないか」
俺はあきれるようにそう言う。
麗美さんは少し歩き疲れたようで休憩に徹するようだ。
というか、一角、魚捕り用の水中弓も持ってきてたんだな。一角と琉生でなんか魚獲りを始めている。
そして、俺だけ水着というか下着がないのはどういうことだ?
帰ったら、真望を問い詰めよう。
俺はまわりに警戒をしながら、水遊びを楽しむ3人を遠目に楽しむ。
なんか、こういう生活もいいな。
明日乃の水着姿を見て、平和な気持ちになる。
「りゅう君もおいでよ」
明日乃が楽しそうにそう俺に声をかける。
「海パンないからまた今度な」
俺はそう言って笑う。
周りの警戒もしないといけないしな。
俺は周りを警戒しつつ、河原に落ちている乾いた流木を拾って集める。
彼女たちが遊び終わったら食事の用意もしないといけないしな。
たき火ができるぐらい流木を拾い終えると、一角と琉生が魚をぶら下げて帰ってくる。明日乃も楽しそうだ。
「楽しめたみたいだな」
俺はそう言って喜ぶ。やっぱり明日乃が笑ってくれるのが俺には一番のご褒美だ。
「もう、りゅう君も来ればよかったのに」
明日乃が少し不満そうに言う。
「俺だけ裸で泳ぐか?」
俺はそう言って笑う。
「私はいいけどね」
琉生はそう言って笑うが、一角は嫌な顔をする。
まあ、冗談はこれくらいにしておこう。
「結構魚獲れたな。イワナとかヤマメみたいな感じか?」
俺はそう聞く。
「ああ、そんな感じっぽいな。鑑定したが美味しいらしいぞ」
一角がそう言って岩の上に魚を並べる。
こいつは魚を捕るのは好きだが捌けないんだよな。俺に捌けと言っている。
とりあえず、明日乃にたき火に火をつけてもらい、明日乃と俺で魚を捌き、琉生も手伝う。琉生はあまり魚を捌いたことがないらしく、俺に聞きながら魚を捌く。今は全員が青銅のナイフを1本ずつ持っているので色々作業効率が上がったよな。青銅のナイフといってもダンジョンで拾った槍の穂先みたいな青銅の斧の穂先を外して作った両刃の20センチに満たない
ナイフだ。鈴さんが研いでくれたのでよく切れる。
一角の話だと、水が綺麗なので魚も取りやすく、人に慣れていないのかあまり逃げないので魚とりの弓矢で簡単に捕れたらしい。しかも川に潜っても海水と違い目があまり痛くならないので水中眼鏡代わりの魔法もいらず。快適な魚とりだったそうだ。
「余った魚は塩漬けにして、サトウキビ畑に着いたら干す感じだな」
俺はそう言って、魚をどんどん捌く。
小型の川魚なので丸焼きにする感じ、3枚おろしや開きではなく、腹を開き、はらわたを取るだけにしておく。
とりあえず、捌いた魚は塩をまぶして塩焼きに。余った分は塩をまぶして槍に荒縄でつるして干しておく。
なんか、3人とも水着のままで目のやり場に困る。自然乾燥を待つ感じだろうか? 特に俺のそばに座る明日乃の水着姿は俺には刺激的過ぎた。
「ん?」
明日乃が可愛らしく首をかしげる。
「風邪ひくなよ」
俺は恥ずかしさを誤魔化すようにそう言って魚を焼くことに専念する。
「流司クンはわかりやすいわね」
麗美さんがそう言って笑う。
「分かりやすいねぇ」
琉生も俺を冷やかすようにそう言って笑う。
「そうだ、どうせだから、竹を切って持っていくか? サトウキビ畑に何日かいるんだろ? それなら簡易的な拠点も作らないとダメだろ?」
俺は誤魔化すようにそう話題を振る。
「そうだな。竹があれば防護柵くらいは作れるし、往復すれば小屋もできるしな」
一角がそう言う。
「砂糖作る時間が減っちゃうけど、今日明日くらいで柵と家を畑のそばに先に作っちゃうのもいいかもね」
琉生もそう言って賛成する。
「サトウキビをすり潰す、石臼みたいなものも作らないとダメだろうしな。家と石臼、分担して作るか」
俺はみんなにそう答える。
「石臼? なにそれ?」
琉生が興味深そうに聞き返してくる。
「ああ、サトウキビの汁を絞り出さないとダメだろ? だから、皮をむいたサトウキビを入れてすり潰して汁を絞るみたいな石臼があるといいかなって。できれば、汁がこぼれないようにすり鉢みたいな中央がくぼんだ石臼がいいかな?」
俺はそう言って、手をVの字にして、石臼の下の部品はくぼんだVに、石臼の上の部分は飛び出したVをイメージして身振り手振りで説明する。
「そうだね。そういうの必要かもね。もしかしたら私の魔法で作れるかも? 石を出したりできるし、土を操作するように石も少しなら形を変えることもできるみたいだし、魔法を使って石臼作ってみる?」
琉生がそう言う。
「できそうか? 俺としては河原でそれっぽい石を探して石で叩いて削って作る予定だったから、魔法ですぐに作れるんだったらお願いしたいぞ」
俺はそう言って期待のまなざしで見る。
「とりあえず、サトウキビ畑が見つかって、拠点が決まって、柵ができたら加工する大きな岩を探す感じかな?」
琉生がそう言い、みんなも頷く。
「なあ、そろそろ、魚いいんじゃないか?」
一角が待ちきれずにそう言う。
「そうだな。みんな、焼けてそうな奴から食べてくれ」
そう言うと一角が焼き魚に飛びつき、琉生も控えめに飛びつく。
それを見た俺と明日乃は笑いながら、焼き魚に手を伸ばす。
なんかいいな。こういう雰囲気。一角が「明日乃の分の水着も真望に作らせた」とか言ってた時には、「なにいってんだ? こいつ?」って思っていたが、案外悪くなかったな。
俺はそんなことを考えながら焼き魚を口にする。
「旨いな」
「ああ、旨い」
俺と一角が声を合わせる。
「川魚もいいね」
明日乃が嬉しそうにそう言い魚をもう一口食べる。
「こんなに美味しいと、干してる分まで食べたくなっちゃうよ」
琉生がそう言って、風に揺れる魚を見る。
「琉生の本気の食べ放題は本当に危険だからほどほどにな」
俺はそう言って苦笑いする。
「? 何かあったの?」
明日乃が不思議がる。
「いやな、家族と一緒に昔、焼肉の食べ放題に行ったんだが、琉生が食べ過ぎて、そのお店出禁になったんだよ。俺が店長さんに同情するぐらい見ていてヤバかったしな」
俺はそう言う。
子供のいたずらかと思うくらい皿に大盛の肉を盛ってテーブルに持ち帰り、まず、店員に怒られて、そのあとそれをぺろりと食べてしまい、同じ量の肉を盛って、テーブルに帰り、店長が出てきてお代は要らないので勘弁してくださいと泣きつかれた。
しかもテーブルに持ち帰る皿は両手に1枚づつ、バケツ2杯くらいの肉、それを2回だ。俺が店長でも泣く。
「そりゃ、いくらでも食べていいって言われたら食べなきゃ損だよね?」
琉生がさも当たり前のようにそう言うが、痩せの大食いというか、琉生は体が小さいのに、食べ放題なんてリミッターを外してしまうと、時間が許す限りエンドレスで食べるのだ。食べたものがどこに行ったのか分からなくなるくらい、胃の中にブラックホールでもあるのかと思うくらいに。
「まあ、倒れるまで我慢しろとまでは言わないが、体調を維持できるくらいで食べる量は抑えてくれ」
俺はそう琉生に懇願する。
琉生は食べられるけど食べなくても平気、人より少し多いくらいの食事量で我慢できるらしいので、俺の家に居候している時は俺の1.5倍くらいで抑えてもらっていた。
しかもこいつは食べても太らないんだよな。謎過ぎる。
そんな話をして、明日乃がドン引きして、みんな魚を食べ終わり、支度を始める。
とりあえず、竹林に行って竹を切る。
川の対岸だが、歩いて渡れる浅さなのがありがたい。
竹を切り、サトウキビ畑も対岸にあるっぽいので、そのまま、川を下り、北に歩いていく。そして、1時間ほど歩き、小さな丘を越えたところで、目の前にサトウキビらしき、植物の群生地が広がる。
「すごいね、サトウキビいっぱい生えてるよ。砂糖いっぱい作れるよ」
琉生が興奮してそう叫ぶ。
「ああ、すごいな」
俺は無意識にそう言う。
確かに興奮したくなるくらい壮大な景色と青々と茂った緑の美しさが俺の目を奪う。
【異世界生活 21日目 16:00】
「とりあえず、この丘の頂上に拠点を作りましょう? 見晴らしもいいし、これ以上先に進むと泥が増えて足場悪そうだし」
麗美さんが提案する。
確かにこれ以上サトウキビ畑に近づくとぬかるみが多そうだな。
「サトウキビはお水が沢山ないと育たないからね」
明日乃が良く分からないサトウキビうんちくを漏らす。
そういう事らしい。
丘の上は周りに草も生えていてすごしやすそうだし、いいかもしれないな。
俺達はここに仮の拠点を作ることに決め、さっき獲ってきた竹で柵を作り始める。
もう1回竹を取りに行かないと柵は完成しなそうだな。
そして家を作るのにはもう2往復かな?
とりあえず、今日は時間がないので、1往復だけ竹を取りに行く。
麗美さんと明日乃が留守番で柵を作り、俺と一角と琉生が、ここに荷物を置いて、竹を取りに行く。
みんなで荷物を持ったまま竹を取りに行くより効率よさそうだからな。
そんな感じで、俺は一角と琉生と3人で少し急ぎめで竹を取りに行き、帰ってくると、日が落ち、暗くなりだす。
竹を置くと、俺と一角と琉生は慌ててたき火を拾いに行き、真っ暗になってしまう。
とりあえず、たき火をつけ、柵だけは作ってしまい、家は竹の柱に皮のマントを2枚ないし3枚つなげたもので屋根代わりにしてテントを二つ作る。
少し狭いが二人用と3人用の簡易テント、って感じだ。俺と明日乃、一角と麗美さんと琉生の組み合わせだ。なんか作為的だが。
遅くなってしまったが、昼に獲った魚の残りを焼いて晩ご飯。
日課のお祈りをして、木の枝で歯磨きをして、寝る準備だ。
夜の見張りは、以前にやっていた3時間3時間4時間の3交代制。体力のない明日乃と今日は疲れ気味の麗美さんを休ませて、他の三人が見張りをやる感じだ。明日乃は炊事も頑張ってくれたしな。
前半が一角、真ん中が俺、後半が琉生の順番で交代しながら見張りをし、睡眠をとる。
さすがに今日は薄い毛皮の簡易テントなので明日乃とのイチャイチャはなしだ。
明日乃はお構いなしに俺に抱き着いて抱き枕にするように寝ていたけどな。
当分は簡易拠点だし、誰かしら起きている状況なので、いちゃいちゃはなしかな?
俺は少し寂しい気分になった。
とりあえず、明日は簡易拠点づくりと砂糖作りの準備を頑張ろう。
次話に続く。
【改訂部分】久々の少し改訂するだけで済む回です。ありがたいw
日付が2日ズレたのと遠征組に麗美さんが加わっています。なので一角に少し無理やり言わせていたセリフを麗美さんに任せたりしています。
おかしな部分があったらご指摘お願いします。
水着回はいいですね。アニメに1回は必須の回かとw




