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神様と作ろう新世界 〜ケモミミ世界で純愛ラブコメ異世界リアルサバイバル〜  作者: 河合 翔太
第2章 改訂版(今から読む方はここからお読みください)
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第50話 熊の油を作ろう

【異世界生活 19日目 4:00】


「おはよう、真望まも。熊の油の調子はどうだ?」

俺は起きて早々、作成途中の熊の油を見に行くと、先客、真望まもがいたのでそう声をかける。


「ダメね。常温じゃ固まりが緩くて不純物を取り除くのは無理そう。冷蔵庫でもあればいいんだけどね」

真望まもがそう答える。


「やっぱり、麗美れいみさんの魔法に頼るしかないか」

「そうだね。麗美れいみさんに氷を出してもらって冷やすしかないわね」

俺の結論に真望まもも同じ答えを出す。


「そのうち、時間とマナに余裕ができたら冷蔵庫とまでは行かないけど氷室、氷を入れて冷やした倉庫みたいなのを作るといいかもね」

俺と一緒に起きてきた明日乃あすのがそう言う。


「それはいいな。干し肉や野菜も少し日持ちしそうだし、冬が来るようなら、冬が来る前に食べ物の貯蓄とかもしないと駄目かもしれないしな」

俺は明日乃あすのの意見にのる。


「そうなると、下に掘って氷室を作るより、北の丘に横に穴を掘って氷室を作る感じかな? たぶん、海が近いから、海抜以下に掘ったら、数メートル掘ったら水が出てきちゃうと思うし」

明日乃あすのがそう言って悩む。


「まあ、その話はもう少しお祈りポイントやマナに余裕が出てからの話だな」

俺はそう話を締めくくると、3人でたき火の方に戻る。

 みんな起き出しているが、麗美れいみさんはまだ寝ているようだ。彼女は寝坊助でいつもみんなより15~30分くらい遅く起きてくる傾向がある。


麗美れいみさんはまだ起きていないみたいだからとりあえず先に朝食を食べて待とう」

俺はそう言って、琉生るうが作ってくれていた朝食を食べる。

 最近連続の熊の肉の脂身の多い部分だ。

 そろそろ、在庫も尽きるころだろうけど、さすがに毎食熊肉は飽きてきた。


 15分ほどして、麗美れいみさんも起きてくるので、朝食を食べながら、熊の油を氷で冷やすお願いをする。そしてついでに、さっき明日乃あすのと話していた氷室の話もみんなにする。


「氷室かぁ、それはいいわね。拠点のすぐそばの丘に横穴掘って、レンガか何か作って、小さな倉庫を作るの。で、その中に麗美れいみさんの魔法で氷を作って、冷蔵庫に。食料の貯蓄もできるし、熊の油作るのも楽になるわね」

すずさんが興味をもつ。


「レンガを作るのが大変そうね」

麗美れいみさんが突っ込みを入れる。


「まあ、そのあたりは琉生るうちゃんの土魔法がもう少し進化したら何か使えそうなものが出てくるんじゃないかな?」

すずさんが楽観的な事を言う。


「そうなると、みんながレベル21、次の魔法を覚えるまでは保留だな。今の魔法だとやれることも限られているし」

俺はそう言って、締めくくる。

 やっぱり、今考えても実現できる話ではなさそうだしな。

 麗美れいみさんの氷を出す魔法も効率が悪すぎるし、マナやお祈りポイントが足りなそうだし。


 そんな話をしながら朝食を終え、麗美れいみさんの魔法で熊の油を冷やしてもらう。

 熊の油と水の混合物の入った土器を一回り大きい土器に入れ、一回り大きい土器に水を注ぎ、その水を魔法で凍らせてもらう感じだ。

 麗美れいみさん曰く、氷の矢を出すより、元からある水を凍らす方が魔法の効率がいいらしい。効率がいいといってもペットボトル1本分の水を凍らすのにお祈りポイント300必要で、今回、氷の矢2回分600ポイントかかってしまった。

 油を直接冷やすと何が起きるか分からないので水を氷にして間接的に冷やす作業をする。


 油が固まるまでの間、日課の剣道教室を済ませ、俺と、すずさんと麗美れいみさんはツリーハウス作りを、真望まも明日乃あすの琉生るうは麻糸と麻布作りを、一角いずみとレオとアオは竹を取りに行ってくれるらしい。


 せっかく、北の平原への遠征を遅らせたのだから、空いた時間を有効活用し、ツリーハウス作りを進める感じだ。ツリーハウスも2軒目の途中までできているので今日中に2軒目も完成させたい。


流司りゅうじ、熊の油固まったわよ」

作業をしていると、真望まもが俺を呼びにくる。

 俺はすずさんに断って、一時ツリーハウス作りの作業を離脱、すずさんと麗美れいみさんに作業を任せ、熊の油づくりに参加する。


 たき火のそばに戻ると、熊の油の入った土器と氷の入った土器が移動されていて、さっそく真望まもと作業に入る。明日乃あすの琉生るうは麻糸と麻布作りに精を出していて、熊の油も気になるようで時々手を休めながら俺達の作業を見ている。


 とりあえず、秘書子さんに熊の油の作り方をレクチャーしてもらいながら作業をすすめる。

 バケツ型の土器に入った固体の油を、土器の縁に沿ってナイフを入れて土器からはがし、それを空気穴にして、土器をひっくり返して作業台代わりの平らで大きな岩の上に固体の油を出す。

 固体の油が岩の上に出て、その後を追う様に、水の部分とドロッとした物質、不要な部分のコラーゲンとタンパク質が流れ出てくる。

 不要な部分を木べらで取り除くと、固体の油とその上に色の違う不純物が残る。なんかプリンとカラメルのように2層に分離した固体の油。まあ、白と灰色で配色は全然プリンではないのだがイメージ的に二層な感じがプリンっぽいという意味だ。

 その上にのったカラメル部分、少し灰色で汚れた色の不純物をナイフや木べらで丁寧にそぎ落とし、下の白い部分だけにする。

 キレに不純物がとれたら、白い油の塊を適当な大きさに切って、別のバケツ型の土器に入れ、水を加えもう一度煮る。かき混ぜながら固体の油が液体になるまでお湯で煮る作業だ。

 ちなみに、煮るときの水には塩が入っていて、塩析という、不純物をさらに分離させる作業も含んでいるそうだ。これをやると、たんぱく質などが凝固分離され臭いなどもだいぶ減るらしい。

油がよく溶けたら火から下ろし、常温で粗熱をとる。これで、作業1回目は終了だ。

 粗熱が取れたら、また麗美れいみさんに氷で冷やしてもらい、固まったら同じ作業をする。これを4~5回繰り返したら油が出来上がる。

 


琉生るう、悪いな。砂糖作りと野菜を取りに行くの明後日になりそうだ。熊の油と石鹸って2日もあれば作れると思ったんだが、結構手間がかかるみたいだ」

俺は麻糸を作りながら作業を見ていた琉生るうにそう謝る。


「まあ、仕方ないよ。その代わり明後日から砂糖をいっぱい作るからね。冬まで作れなくなるから今のうちに1年分は作るからね」

琉生るうがそう言って許してくれる。許してくれているのか?

 とりあえず、みんなにも相談して、遠征を明日ではなく明後日まで延期することにした。


流司りゅうじ、油づくりは当分、粗熱が取れるまではやることないし、ダンジョンでレベル上げしてくれば?」

真望まもがそう提案してくる。

 俺はお言葉に甘えて、竹採りから帰ってきた一角いずみとツリーハウス作りをしている麗美れいみさんに声をかけ、明日乃あすの琉生るうと5人でダンジョンに行くことにする。

 麗美れいみさんの代わりにレオとアオがツリーハウス作りを手伝ってくれるそうだ。


 そんな感じで、3時間ほどダンジョンに潜る。

 ちなみに、ダンジョンに入る前、一角いずみも、今朝の剣道教室でレベルが上がりレベル12に。俺、一角いずみ麗美れいみさんがレベル12だが、まだ3階の入り口付近から離れると苦戦するだろう強さって感じだ。

 とりあえず、前衛の俺と一角いずみ麗美れいみさんがもう少しまともに戦えるようになるまでスパルタをする感じだ。それが終わったら琉生るうもスパルタして前衛4人を強化し、最後に明日乃あすのも強化するそんな流れを考えている。

 まず今日は俺がレベル13をめざす。


 残念ながら、経験値不足で、レベルは上がらず、いつもの3階のウッドゴーレムが2体出始めるところで苦戦をし撤退をする。



【異世界生活 19日目 13:00】


 ダンジョンのドロップ品と真望まもにお願いされた水汲み、油を茹でる為の水を持って拠点に帰る。

 粗熱をとった熊の油と水の混合物を麗美れいみさんの魔法の氷で冷やし、待っている間昼食を食べる。


「ウサギ肉の在庫がだいぶ溜まったし、熊肉の干し肉も追加できたし、野菜もダンジョンで拾えるから食料は安心だね」

明日乃あすのがそう言ってとれたて?のウサギ肉と野菜でスープを作る。

 今のところ、ダンジョンに1回潜ることで1日分の食料までは確保できないが、3階を完全にクリアできるようになれば1日分の食料も確保できるようになるかもしれない。


「小さいウサギの毛皮も、ちょっとうれしいしね。しかもこの毛皮、こっそり、なめし皮になってるのよ」

真望まもがそう言う。


「なめし皮?」

俺は気になったので聞き返す。


「要は、薬品とかで毛皮を柔らかくする加工ね。これをしないと毛皮って劣化してパリパリになっちゃうのよ。だから、イノシシの毛皮とかクマの毛皮も生活が落ち着いたらなめし皮にする作業をするか、ダンジョン製のウサギの毛皮に依存するか考えないとだめね」

真望まもがそう教えてくれる。


「サバイバル生活でできそうなのは叩きなめしか、材料があればタンニンなめしかな? ニセアカシアの木とかあればタンニンを煮出すことができるかな?」

明日乃あすのがまたとんでもない知識の引き出しを開けてくる。


「ニセアカシアは北の平原の海沿いに群生が確認できます」

秘書子さんがそう言い、マップにマークしてくれる。


「だってさ。落ち着いたら、タンニンなめしもできるようになりたいな」

俺は秘書子さんのアドバイスを聞き、みんなにそういう。


「さらに貝殻が必要そうね」

すずさんがそう漏らす。

 タンニンなめしの前処理にも強アルカリが必要なんだそうだ。貝殻大人気だな。


「発電機でも作って、電気分解で水酸化ナトリウムあたりが作れるようになるといいんだけどね」

麗美れいみさんがぼそっとつぶやき、すずさんも頷く。

 電気か。まだまだ先の話だろうな。

 そんな雑談をしながら、昼食も終わり、それぞれ作業に移ろうとしたところで、麗美れいみさんがもじもじしながらある提案をする。


「ねえ、みんな、ちゃんと責任はとるから、私も眷属召喚していいかな?」

一角いずみに次いで麗美れいみさんも眷属召喚をしたがる。

 確かにそろそろ1週間たったので変幻自在の武器には眷属を召喚できるだけのマナは貯まっているころだ。


「まあ、どっちにしろ、1年以内に7つのダンジョンをクリアしないといけない流司りゅうじがいるんだからいいんじゃないか? 麗美れいみさんに対応するダンジョンは2つ目らしいし、さすがに1年もかからないだろ?」

一角いずみが楽観的にそう言う。

 そして軽く俺がディスられている。


「まあ、一角いずみもアオの為に早く3つ目のダンジョンを攻略しなくちゃいけないんだけどな。急げよ一角いずみ

俺はそう言い返す。


「で、いいかな?」

麗美れいみさんがみんなに聞き直す。

 ここまで熱心に言われると、断りづらいし、実際、アオが増えたことによってかなり作業効率も上がったのは事実だ。みんな仕方なさそうに麗美れいみさんの提案を承諾する。


 俺は、ダンジョン攻略で使ったまま持っていた変幻自在の武器を麗美れいみさんにしぶしぶ渡す。

 麗美れいみさんは嬉しそうにそれを受け取ると、筒状のまま、胸の前に構えて、

「眷属召喚!」

そう叫ぶ。


 レオやアオが召喚されたときと同じように、変幻自在の武器から水の雫があふれ出し、徐々に増えて、水流のようになり、麗美れいみさんの目の前に巨大な水の球を作る。

 そして、その巨大な水の球が風船の破裂する時のように水しぶきをあげて破裂すると、中から、90センチくらいの2足歩行の動物が現れる。

 

 茶色い毛並みの可愛い猫だ。そして、他の眷属同様2足歩行で、服も来ている。なんかボーイッシュなショートパンツとシャツ。ロールプレイングゲームでいう、女盗賊みたいな恰好をした猫だ。


「ん~~~~、やっぱり想像した通りよ。私が昔飼っていた猫、ココアとそっくり」

麗美れいみさんがそう言うと猫型の眷属に抱き着き抱き寄せ、そして、へそ出しルックのシャツからでたお腹に顔をうずめると、猫型の眷属のお腹の匂いを嗅ぎ始める。


「猫吸いってやつだな」

一角いずみがそう言って少し引く。

 俺も心の中でちょっと引いた。というか、眷属が少し可哀想になった。


 その茶色い毛並みの猫っぽい獣人は必死に麗美れいみさんを猫キックで引きはがそうとするが、麗美れいみさんはそれをご褒美とばかりに嬉しそうにさらに猫のお腹の臭いを嗅ぐ。


「ほっとくか」

「ああ、ほっとこう」

俺と一角いずみはそう言って落ち着くまで放っておくことにした。


 10分ほどその猫吸いが続いたところで、麗美れいみさんも落ち着き、というより、眷属に逃げられて距離を置かれて、一段落する。


「で、名前はココアでいいの?」

俺は、眷属にけられたり引っかかれたりして少しボロボロの麗美れいみさんにそう聞く。


「うーん、本名がココアで呼び名はココ? 昔飼っていた猫がそうだから」

麗美れいみさんがそう答えて、俺が眷属の方を向いて確認をすると、あきらめたような顔をする。

 とりあえず、ココという名前に決まったようだ。


「とりあえず、麗美れいみさん、眷属の子が可哀想だから、あんまりいじめないでね」

俺はそう言って釘を刺しておく。

 本人曰く、愛情表現らしいが、明らかに嫌がられていたので、禁止令を出しておく。


「それじゃあ、これからよろしくにゃん」

そう言って挨拶をする新しい眷属。


 にゃん? にゃんって言ったぞ? キャラ付けなのか?

 俺は少し戸惑ってしまう。とりあえず、ココの猫語はスルーすることにしよう。

 明日乃あすの真望まもあたりも少し戸惑っていたが、俺の顔を見て、同じくスルーすることに決めたようだ。


 とりあえず、眷属が3人に増えてやれることが増えたと喜んでおこう。夜の見張りも交代でできるようになるし、夜の見張りを眷属に任せっきりで感じていた罪の意識も少しマシになるかもしれない。


 とりあえず、バタバタしたが、そんなことをしているうちに熊の油も固まったので、真望まもと一緒に2度目の不純物の除去と、もう一度お湯で溶かす作業をする。

 他のメンバーもそれぞれ、麻糸や麻布作り、ツリーハウス作りに分かれて作業をはじめたし、一角いずみはレオとアオに加え、ココも連れて竹を切りに行ったようだ。


 油を煮詰めて、粗熱をとる間、俺はすずさんを手伝ってツリーハウス作り。屋根も作り終わり、あとは壁と窓作りとだいぶツリーハウスの2軒目も出来上がりつつある。

 今日中にツリーハウス2軒目もできそうだな。


 そんな感じで夕方まで作業を続け、ツリーハウスの2軒目が完成する。

 そして、熊の油も粗熱が取れたので、もう一度麗美れいみさんに氷魔法で冷やしてもらう。


「そういえば、北の平原に行くときに、野菜を採ったり、サトウキビをとったりするんでしょ? だったら、ヤシの木の葉っぱのリュックサックじゃなくて、竹かごの方がいいんじゃない? 背中に背負うタイプの大きな竹かご。明後日出発するなら、明日の午前中にでも作っちゃうわよ?」

ツリーハウス作りが一段落したすずさんがそう提案する。

 イメージ的には昔の農家のお祖母ちゃんが農作業で背負っている竹かごみたいな感じか? テレビか教科書か何かで見たそんな白黒の写真のイメージを思い出す。


「それはいいかもね。広告の紙を使ったかごなら、私も作り方知ってるし、明日の午前中、熊の油を作る作業の合間に私も手伝うわ」

真望まもも乗り気になる。


「私も将来的に農作業とかしたいし、ちょっと欲しかったかも。私も手伝うね」

琉生るうも興味があるようで参加、明日乃あすのも手伝うことになったらしい。

 竹は一角いずみと眷属達が大量に集めて来たみたいだし、材料の問題はなさそうだな。


「ああ、でも、明日乃あすの琉生るうは午前中、3時間だけ時間はくれよ。ダンジョンに入ってレベル上げはしたいし」

俺はそう言う。

 とりあえず、明日、すずさんと真望まもが中心になって竹かごを作ってくれることになった。


 すずさんと真望まもが夕食までの少しの時間、竹かごを作る為の竹の帯作りを始めたので、俺も見学させてもらう。

 麗美れいみさんが変幻自在の武器を鉈に変え、縦に竹を細く割っていき、竹を鉈で薄く加工しやすくしていく。 

 竹を薄くして曲げても折れない薄さまで加工していくようだ。

 材料を作っている途中で日も落ち、夕食の時間になる。続きは明日かな?


 そんな感じで作業は中断、夕食をみんなで食べる。ウサギ肉が大量にあるそうで、夕食もウサギ肉だ。まあ、味は鶏肉に少し似ているので、煮てよし焼いてよし悪くない食材だ。鳥と比べると少し臭みがあるけどね。

 ちなみに、新しく仲間になった眷属のココも基本肉が好きらしい。というかかなりの肉食寄り?


 塩焼きのウサギ肉と茹でた野菜を食べ、食べ終わると、冷やしていたクマの油も固まったので、3回目の不純物をとる作業をし、もう一度に詰める。

 明日の朝、4回目を、お昼に5回目をやったら熊の油は完成だ。

 明日の午後、貝を焼いて生石灰を作り、たき火で出た灰も使って石鹸づくりに必要な強アルカリを作るらしい。そのあたりも少し楽しみだ。


 熊の油の作業をしたり、竹かご作りの作業をみんなでしたりしてしまったので少し寝るのが遅くなってしまった。明日は5時起きでまた作業開始かな?


 日課のお祈りをして、木の枝で歯磨きをして各自睡眠をとる。

 ちなみに出来上がったツリーハウスは1軒目を一角いずみ真望まも琉生るうが。2軒目は麗美れいみさんとすずさんが使い、俺と明日乃あすのはツリーハウス3軒目ができるまで地上にあるシェルターで過ごすことになりそうだ。

 眷属達は空いたシェルターで過ごしたり、一角いずみ麗美れいみさんに強制連行されたりして一緒に寝るようだ。

 まあ、ココもしつこくされるのは嫌いみたいだが、麗美れいみさんの事は嫌いではないみたいなので仲良くやって欲しいところだ。

 夜の見張りは眷属3人で適当に交代してやってくれるらしい。夜の見張りだけでも眷属の存在はありがたいな。

 明日乃あすのと一緒にシェルターに入り、今日の疲れを癒すために眠りにつく。


 次話に続く。

【改訂部分】完全に書き直しになりました。改訂前は石鹸づくりを留守番メンバーに任せて遠征に出てしまった感じですが、改訂後は遠征を2日遅らせ、石鹸を作ってから出発することにしました。その分、あとで改訂前の64話、65話で出てくる石鹸作りの会はスキップする予定です。

 この方が流れがいいかなって感じです。

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