私は、強運の最低な男を惹きつける女!
私は、つくづく男を見る目がまったくない、、、!!!
以前、私と付き合っていた彼も口だけは達者な男で、、、!
口では大きなことを言うのに、、、?
実際は、何も出来なくてウジウジと小さな声で私の後ろに隠れているような男!
その前の彼も浮気男で、、、!
私に毎日のように言ってくれていた言葉は、、、?
『俺は、実咲の事だけが好きだからな!』って言ってくれていたのに、、、!
何処の女と間違えたのか、、、!?
『俺は、彩夏の事だけが好きだからな!』って!
だから私は直ぐに彼にこう言ったの、、、!!!
『何処の女と名前を間違えてんのよ!』
『えぇ!?』
『そうやって! 他の女性にも同じ事を言ってるんでしょ!!!』
『・・・い.いや、違うよ、たまたま、ほら、親戚の女の子の名前が出ちゃった
だけでさ~許してくれよ実咲、、、!』
『無理! ユタカの女癖の悪さは前から知ってたから! 別れるわ!』
『ちょ.ちょっと待ってよ! な.名前、間違えただけだよね、、、?』
『どうせ! 浮気もしてんでしょ!!!』
『・・・いやいや、1回だけだよ! ほんと信じて! もう二度としないから!』
『ごめん! 私そんなに心広くないからさ~無理だわー! さようなら!』
『・・・実咲、』
そして私が初めて付き合った彼は、、、?
ギャンブル好きで、毎日デートは競馬場とパチンコ屋さんだった、、、!
彼がギャンブル以外のところに行きたがらないから仕方なく私も、、、。
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私は悪い男を惹きつける【強運の女だと思っている!】
なんで? こんなにも、ろくでもない男ばかり私に寄ってくるのか、、、?
・・・でも、やっと【私の王子様】が現れたと思った、、、!
今の彼と出会った時、、、。
彼はキラキラしていて、爽やかで笑うと白い歯が見え隠れするような
そんな素敵な彼なんだと思っていたのに、、、!
でも、付き合っていくうちに彼の事が見えてくる...。
彼の名前は【侑斗】
どうやら? 侑斗は【私と同じモノを選ぶ男だった、、、!】
自分の言葉で話さない、、、!
例えば以前こんな事があった、、、!
侑斗とファミレスに二人でお店に入ったら、、、?
侑斗は早速メニューを見てこう言った、、、!
『実咲と同じモノでいいよ!』
『えぇ!? 食べたい物とかないの、、、?』
『実咲と同じモノがいいんだ、、、!』
『ふーん、分かった!』
店員さんを呼んだら、、、?
『サラダに付いてくるドレッシングは何にいたしましょう!』
『私は、シーザードレッシングで!』
『僕も同じモノ。』
『では、セットのコーヒーは先に持ってきますか? 後がよろしいですか?』
『食後でいいです!』
『じゃ、僕も同じで!』
『はい! かしこまりました!』
私は、侑斗になんで! 私と同じモノがいいのかと聞くと、、、?
侑斗は、こう答えた、、、!
『何でも、実咲と同じモノがいいんだよ!』
『そうなんだ! 嬉しい!!!』
▽
でも侑斗と付き合って半年にもなると私の気持ちが侑斗から離れていく
ようになった、、、!
理由は、、、?
自分の意見や想っている事を言わないんじゃなく、、、!
考え自体がないという事が分かったから、、、!
あの時、侑斗がファミレスで私に言った事は嘘だった、、、!
【何でも、実咲と同じモノがいいんだよ!】
単純に、自分で決めれないだけなのに、、、!
それは、侑斗の友達の中でも有名な話らしい、、、!
私に侑斗の友達が話してくれた事があった、、、!
『アイツさ~! 昔から自分で何も決めれないから! 実咲ちゃんも
大変だよねぇ~!』
『えぇ!?』
『何一つ、自分で決めれない優柔不断男で、同じモノを選ぶ男なんだよ侑斗は!』
『・・・あぁ! だからなんだね、、、?』
『思い当たる節があるでしょ!』
『・・・ううん、』
*
私はこの先、侑斗と付き合っていけるか、、、?
賭けに出た、、、!
もう1度、ファミレスに連れてて、侑斗が好きな物を頼めたら、、、?
この人と付き合っていこうと、、、!!!
『侑斗、ファミレスに行かない?』
『あぁ、いいよ!』
私と侑斗は席に着いて、私はメニューを見て侑斗は携帯をいじっている、、、!
『ねえ! メニュー見ないの、、、?』
『実咲と同じモノでいいから!』
『分かった! 私、侑斗と別れるから!』
『えぇ!?』
『自分でメニューを見て、食べたい物も決めれない男なんて! サイテー!
そんな男とこの先も付き合っていく気ないし! じゃ、』
『ちょ.ちょっと待てよ実咲!』
『・・・・・・』
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私は、きっぱりと彼と別れた、、、!
でも何故、、、?
こんなにサイテーな男ばかりを惹きつけしまうのか、、、!?
次こそは! 【私の王子様、現れろ、、、!!!】
最後までお読みいただきありがとうございます。