絶賛感染中
さて、行くか。とりあえずスキル感染を使いたい。飛べるやつとか移動用のやつが欲しい。一ヶ月歩くのは辛い。まぁ、最初は土にかけてみる。いや、冷静になったら生物だけがゾンビになるとは限らんし。土は生き物っておばちゃん言ってたし。紫の光が放たれたが、何も起こらなかった。と思ったが、薄く繋がりの様なものを感じる。足元をよーく見てみると、目に見えないほど小さい何かが山を作っていた。いや、これふつう見えんぞ。とりあえず仲間っぽいし連れて行くか、と思うと一斉に粉のようなものが飛びつき、肩の上に乗った。何なんだこれは。近いからか意思を感じる。
(我々は微生物……。土に住むものです。いい畑作りますよ……)
いらないかも知れない。動揺を感じたが、冗談だ。ほら、諜報とかに使え……。小さすぎて無理か。
まぁ、ともかく元から生きてない物は無理……か。じゃあ元生物の革鎧はどうよ。こんだけ加工されてると流石に無理かな。掛けると、空に浮かぶ。ちなみに俺は上半身半シャツ姿だ。流石に直で革鎧は辛い。そして上から降ってきて装備される。
(我が主よ……。命をお与え頂き有り難く存じます。我が命に変えても主を守ります)
お、これは行けるのか。ちなみに、俺を連れて空を飛ぶのは流石に重量的に無理だった。下着以外はとりあえず感染させた。
いやー賑やかになった。って目的忘れてたよ。そうだよ移動用ゾンビだよ。
とりあえずなんか謎の骨が埋まってたので、ちょっとテスト……。え? 移動用はって? いや、これは必要なテストだから。街行って虚しくなるだけかもしれんし。
紫の光を放つと地面が揺れ亀裂が入り、紫の輝きが地面から眩いばかりに放たれる。
(我が眠りを妨げるものは誰だ……)
おお、やばいやつが出てきたぜ。土から抜け出される前にここで英雄物語なら戦うんだろうが俺はただのゾンビ。クールに去るぜ!!
(ちょっ…ま…いや、あのさーそこはのりがあるじゃん?)
と、先程の様子とは打って変わった声が聞こえる。いや、罠だな逃げよう。
(いや、もうなんにもしないから!! うそ、もう私はただのザコモンスターだから!! ほら、怖くない……怖くないからちょっと土どけてくれん?出れん)
ほんまかいな……。でもどうやってどけるか……。多分デバフとかバフとかでなんとかなる感じじゃねーぞ。取り敢えずこの骨にかけて……。あ。
(我らをお忘れかな?)
と、肩の上の塵の塊が言う。
ふぁさーっと去っていくと、土から湯気が放たれ、湯気の中から見たこともないほど巨大な龍……いや龍骨が現れた。
(我が名は……いや、もうこのキャラ生前だけでいいわ。もうめんどいし。どうもー寝てたらいつの間にか骨になってた龍帝タイダリザですー。こう見えて女の子だから優しくしてね)
と、伝えてくる。そしてその間に肩の上にさらなる数の微生物が乗ってくる増えてないか?
まぁ、いいか。
(いやーこの程度の土生前なら簡単にどけられたんだけど、なにせ体勢が悪かったし、弱くなっちゃってるみたい)
(まぁ、飛べるから君の期待には答えると思うよ)
こいつ、心が読めるのか!?
(ふふふ、うやまいたまえよ)
こいつだけはうやまえねぇわ。
(ええー、まぁいいけど生きてる間に敬われ続けたし、じゃあ乗りなよ君面白そうだし、あの国私も嫌いだし。守ってあげようとしたのに矢打ってきたんだよー!! ひどくない?)
すごく賑やかになったな……。ちょっと温度差で疲れたわ……。
(頑張って!!)
まぁ、戦力としては申し分ない……だろう。
二話投稿してみました。




