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「そう言えば先輩。さっきのセリフついでに一ついいですか?」

「あぁいいぞ」

「先輩って好きな人とかいるんですか?」


 ここまでの柊先輩の印象はひどいの一言だが、外見だけであれば相当モテそうな感じではある。

 今時アニメが好きな高校生なんて星の数ほどいる。

 もしかしたら、付き合ってる人がいても……あ、それはないな。

 もしそうなら、僕とこんなところでこんな訳の分からないことしてないか。


 けれど、そうでなくても先輩も一応、年頃の女の子な訳で、好きな人がいたとしてもおかしくはない。


「馬鹿なの?」

「……」

 はい、そう来ましたか。


「あまーーーーーーーい」

 いや、それアニメじゃないよね、多分。

 でも自己紹介の時も何かやってたしいいか。

 いや、まぁ全然よくはないんだけど


「ハンバーーーーーーグ」

「それ今、関係ないですよね。後うるさいです」

 やっぱダメだ、この人。


「いやまぁついでだよ。ファンサービス的なやつ」

「ここにはアンチの僕しかいませんけど…」


「…まぁそんなことはいいや。話を戻すぞ」

 そう言って、ひとりでに話を脱線させた張本人は一呼吸置いて、またしても聞いたことあるセリフを言い始めた。


「恋など脳の電気的な活動がもたらすバグの一種に過ぎない。恋愛などしていたら魂のレベルが下がる」

「魂のレベルって何?」

「つまり答えはNOだ」

「…そうですか」

 無視ですか!


 最初からNOとだけ言ってくれればこっちもいらない気を使わずに済むんだけどなー。

 まぁそんなこと言っても改善されないだろうけど


「そうゆう君はどうなんだ?」

「僕ですか?」

「そうだ。千葉は付き合ってる人とかいないのか?」

 やっぱり先輩もそうゆうことは純粋に興味あるのかな?


「生憎そうゆう人はいないですね」

「じゃあ右手が恋人なんだな……いや左手かもしれんな」

「いや」

「じゃあ口が! 君はどれだけ体が柔らかいんだ!」

「一番ねぇよ」


 てか、それが言いたかっただけかよ。

 1人3役お疲れ様でーす。

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