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「先輩がどんな感じのことをやりたいのかは分かりました」

「そう?」

「とりあえず今日は部活の名前はおいておきましょう」

「そうね」


「それで部員はどうするんですか? 流石に2人じゃ先生も認めてくれないんじゃないですか?」

「それは問題ない。 えっと、司波くんだっけ?」

「千葉です」

「そうそう千葉達也くんだっけ?」

「千葉悠真です! 先輩、ちょっとアニメ見すぎじゃないですか?」

「そ、そんなことはないぞ! 最近は抑えているつもりだ」

「そうなんですか」


 どうやら自覚はあったみたいだ。

 それなら大丈夫かも。


「だから最近は同じアニメは3回までにしている」

「そ、そうですか」

 やっぱりダメだ、この人。


「ま、まぁそれはいいです。 それでメンバーの話ですけど、問題ないって言ってましたけど、誰か入ってくれそうな人でもいるんですか?」

「いや、そうゆうわけじゃない」

 違うのか…残念。


「じゃあ、どうゆうことなんですか?」

「名瞭は生徒の自主性を重んじているから、部活動は最低で部員2名、顧問1名でいい」


 そうなのか。

 それは知らなかった。

 けれど、それにしても引っかかる点が一カ所ある。


「顧問になってくれる先生なんているんですか?」

 こんなよく分からない部活の顧問になってくれる先生など、そう簡単に見つかるはずない。


「楠本先生に顧問になってもらうつもりだから問題はない」

 こんなところだけ、準備周到だな。

「その先生の許可はもらったんですか?」

「もらってない」

「は?」

「というか、会ったこともない」


 いや、意味が分からない。

 話がぶっ飛びすぎて意味が分からない。

 要は、この人は会ったこともない人にいきなり、訳の分からない部活の顧問になってくれとお願いするつもりなのか?

 こうなると、その楠本先生という人がどんな人なのか気になるな。


「楠本先生ってどうゆう人なんですか?」

「知らん」

 マジかー!

 この人、本物の馬鹿だ。


「実は楠本先生は私が入学したときからずっと、学校に来てないみたいなんだ」

 ほぅ。なるほど。

 やっと先輩がやろうとしていることがわかった。

 でもそれダメだろ。


「柊先輩って、馬鹿じゃなくてクズだったんですね」

「なにー! ……それってあれか? お互いがお互いのかけがえのある恋人、ってやつ?」

「違います。 それに僕は先輩ほどクズじゃないですよ」

「そっかー。残念だな~」

「何がですか?」

 ホント、この人の思考回路どうなってんだよ。


「そ、それより、顧問は違う人にお願いした方がいいですよ」

「大丈夫。あたしbe ambitiousだよー!」


 そのセリフで大丈夫だとは到底思えない。


「もぅ先輩の好きにしていいですよ」

「じゃあ今から生徒会役員共に申請しに行こう」

「え? 今からですか?」

「別にマッハ20で移動できるなら、今じゃなくてもいいけど」

「…行きますか。生徒会室」

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