20.悪夢の行進 ⅩⅢ
▽ケイ▽
トンネルの中を進む。ラーラットの服が薄いオレンジ色に染まっていた。高速道路みたいだ。
「ケイ、前に比べれば治安は幾分マシにはなりましたが、決して良いとは言えません。気をつけてください」
最近、過保護な気がしないでもない。
「私が付いているのよ?何かあったら貧弱一般人共は後ろで指咥えて観てれば良いわ」
貧弱一般人か……すごい言われようだ。
「【共】?ケイはともかく、私は戦えますよ」
ここで、戦力外通告。
「さっきも言ったでしょ?私のステージを邪魔するなら殺すわ。いいから子守りでもしてなさい」
とどめの子供扱い。
「ケイ?顔色が少し……良くないようですが?」
「い、いや……何でもないよ。大丈夫……」
帰ったら訓練場を借りよう……
~ ~
「もうすぐですね……」
ラーラットの言うとおり向こうの方にドアが見えた。鋼鉄だろうか?能力者相手に意味があるとは思えないが、豆腐よりはマシだろう。
「絡まれたくなかったら中ではおどおどしないことね。あ!あんた隠れちゃダメだからね」
「嫌ですよ。上に見つかると厄介ですから。あなたこそ、アイドルなんですから、そのフードとサングラスとマスク外した方が良いのでは?」
また始まった……あれ?いつの間に装備が増えたんだ?気になるけど、魔法少女は何してもいいのって言われるに決まってる。
「あ、着いたわね」
思っていたより大きくて頑丈そうだ。多分、フランスパンよりはマシだろう。
リンナがドアの横で手招きしている。
「サイコロステーキになりたくなかったらやっときなさい」
生体認証のようだ。これをしてないと出るときに困るという事らしい。手のひらのマークに自分の手のひらを重ねる。
ERROR:チップが存在しません
△ △
遅くなってすみません。カワウソです。
かなり遅くなりました。まだ少し忙しいので落ち着いたら定期的に更新できるかと!




