13.悪夢の行進 Ⅵ
警察の補足
警察はもちろんあります。対能力者用の装備もありますが、狼男などのレベルになるとまず役に立ちません。そのため対能力者部隊が存在します。が!数が少なく、動くと別の場所で暴動が起きた時に困るので下手に動けません。抑止力としての働きが大きいです。では、一体誰がお掃除するのでしょうか……
▽ケイ▽
「コメットさん、いますか」
あの後、コメットさんに「話があるから後で二階へ来てね」と言われ、二階へ上がったところだ。
「あぁ、こっちこっち」
どうやら奥の部屋らしい。奥の部屋は訓練場になっていてかなり広い。
「やぁやぁ、ちょっと渡したいものがあってね。これなんだけど」
そう言って何かを手渡してくる。
「これは……あれですか!?」
「察しがいいね。でも、まだ実験段階なんだ。パーツがちょっと足りなくてね。じゃあ、あの的に向けてからスイッチを入れてみて」
言われた通り、剣の柄を的に向ける。そしてスイッチを入れると……
剣の柄から放出された光は収束し、剣の形になるかと思いきや、そのまま明後日の方向へ飛び散り、床や壁を溶かす。
「うおっ」
「ん~まぁ、そうなるよね」
「これ危ないですよ……」
「まぁまぁ、これからだよ。ケイ君、君の能力の話をしようか」
「能力……わかるんですか?」
「まぁね、君の能力はおそらく……【固定】だよ」
「固定……」
「そう、物質を固定するんだ。君が黒コートの一撃を受け止めたのも、ラーラットの剣を持てたのも、あの時狼男が動きを止めたのも、全部、君の能力のおかげだよ」
「じゃあ、これは……」
「そう、最後のパーツは君自身だ。しっかりイメージしてもう一度やってみてくれ」
目を閉じ、構えてイメージする。
固定……固定……固定……固定……固定……固定……固定……固定……固定……
意を決してスイッチを入れる。が何も起こらない。薄っすらと目を開けると、光の剣が目の前にあった。
「おめでとう、ケイ君。どう?体調は?」
「少し体が重いかもしれません」
「うん、その程度なら大丈夫だね。君が倒れる前にそれのバッテリーが切れるから」
「そ、そうですか」
「いいかい、ケイ君。くれぐれも無茶はしないように。あぁ、もちろんそれは持って行っていいよ」
「ありがとうございます。行ってきます」
△ △
読者の皆様ありがとうございます。
カワウソです。ちょっと遅くなりました。しばらく更新頻度が落ちそうです。まぁ、のんびりやっていきますので優しく見守ってくださいm(_ _)m




