4.彼女の贖罪 Ⅳ
「これは?」
「イ○ンモールです」
「イオ○モール」
▽ケイ▽
「よし!」
「準備、出来ましたか?」
「ああ」
「では、【観光】に行きましょうか」
「デートって言って欲しいな……」
〜 〜
「着きました」
「どう見てもスーパーマーケットだな」
「いつも使っているスーパーはケイも知っていると思うので別のスーパーに案内しました。こっちはお米が安いです」
「有益な情報ありがとう、できれば次は観光スポットが良いな〜」
〜 〜
「なぁ、こんな陰気臭い所に観光スポットあるのか?」
「はい、着きましたよ」
路地の奥の奥の奥の方に来ると、見え難いが地下への階段があった。
「雰囲気がもう危ない感じなんだが……」
「銃が置いてあるお店です。合法の物もありますが半分くらいは非合法です」
「こんなところ絶対来ないから!案内しなくても良いから!」
「そうですか……」
〜 〜
「次は公園です」
「公園か」
「ここでは公園なんて殆どありませんから貴重な場所ですよ」
小さい公園ながらも、多くの子供達が賑やかに遊んでいる。今は思い出せないが、自分もああして遊んでいた時期があったのだろう。
「ケイ、ニヤニヤしてますよ。そういう趣味なんですね……」
「えっ、ニヤニヤしてた?」
「ふふっ、冗談ですよ」
銀髪を揺らして彼女が笑う、思わず見惚れてしまった。
「私の顔に何かついてますか?」
「いや、何でもない」
「顔も少し赤いですね、体調悪いんですか?」
「だ、大丈夫、大丈夫」
慌てて顔をそらすが
「本当ですか?」
と、首を傾げて覗き込んできた。
「だ、大丈夫だから次行こう」
ドキリとしたが今のは完璧に平静を装えた、はずだ……
「わかりました……ではそうしましょうか」
〜 〜
「今日は天井見えないんだな」
「しっかりと見えるのは点検時くらいです」
「そうなんだ」
「昼夜の区別をつけるために昼は天井を明るくする、という話も昔は上がったそうですが電気を使い過ぎるので無くなりました」
「へぇ〜、物知りなんだな。デートのルートも覚えているみたいだし」
「はい、ケイとは脳の作りが違いますから」
「そうかそうか。デートのプランは事前に考えてくれてたんだな」
「なっ……そ、そんなことにしか頭が回らないなんて残念な人ですね」
得意気な先程とは打って変わって赤面している。
「ははっ可愛い所もあるんだな」
「もう、馬鹿にしないでください」
そう言いながらも彼女は少し楽しそうに見える。
「はい、着きましたよ」
派手な塗装がしてある建物だ。見たところかなり大きい。
「これは?」
「大型の商業施設です。美味しいお店も沢山あるみたいですし、中で食事をとりましょう」
まだ、お昼には早い気がするが、せっかくプランを考えてきてくれた彼女にそんなことは言えない。
「どうかしましたか?早くお昼食べましょう」
「そんなに急かさなくてもご飯は逃げないだろ」
「ゆっくりしてたら限定スイ……いえ、なんでもありません」
「今のはちょっと無理があるな」
「もう、早くしてください!食べられなかったら刺しますから」
「それは勘弁してくれ……」
「ふふっ、じゃあ行きましょう」
△ △
いつもありがとうございます。カワウソです。
コメディ要素が足りないと思ったので、これからは前書きか後書きかツイートでふと思いついた小ネタ挟みます。スピンオフの4コマ漫画的な何かとしてお楽しみください。無視しても全然大丈夫です!
次は少し遅くなるかも?




