3.彼女の贖罪 Ⅲ
▽ケイ▽
「ああ、それとね」
はい、と腕時計のようなものを渡された。
「これは?」
「端末だよ。今の世の中無いと不便だからね」
「いいんですか!?」
「いいよいいよ。僕からのお詫びみたいなものだ。貰っておいてよ」
「ありがとうございます」
「それじゃあ、初期設定と使い方の説明をするよ」
〜一時間後〜
「そういえば、空気中にどうやって画面を出してるんですか?」
「それはね、レーザー光によって……」
〜一時間後〜
「というわけなんだ。と、そろそろ夕飯の準備をしないといけないね。ラーラットは寝てるし、男二人で夕飯作ろうか」
「いや、俺が作りますから!座っててください!」
「たまには僕も手伝うよ」
「大丈夫ですから!いつもお世話になってますし、座っててください」
「うーん、そこまで言うならのんびりしておこうかな」
「よし」
ラーラットからはコメットさんには絶対に料理をさせるなと言われている。きっと、センスが素晴らしいのだろう。
夕飯ができるとラーラットが起きてきた。
「おはようございます。マスター、ケイ」
「おはよう」
「おはよう、よく眠れた?」
「はい、もう大丈夫です。これはケイが?」
「ああ、そうだけど……」
「そうですか、冷めないうちにいただきましょう」
いつもと変わらぬ日常、このひとときが永遠に続けば良い、そう思った。
△ △
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次はやっとお出かけです。今週中には投稿できるようにします!




