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不思議な家族

作者: クォン

こんな家族ありますか?

私の家族は素直ぢゃないんです。



先週、母方の祖母が亡くなった。



記憶上、母方の祖父母との思い出はない。

小さい頃はお年玉をもらった事もあるが

父方の祖父母と私達家族は暮らしていたせいか

よくわからない。



これで身内の葬儀は3度目だ。


1回目は父方の祖父。

小学1年生の頃あたりから寝たきりに。

自己表現が苦手で照れくさかったのか

寝たきりの祖父を見たくなかったのだとおもう

見たところでなんて言葉をかけていいのかわかったから

祖父の部屋には足を踏み入れる事はなくなった。


小学4年生になる前の冬祖父は亡くなった。


あんなに泣き崩れている祖母を初めて見た。


私達家族は誰も泣いていない



すごくびっくりした

私は 人の死 を目の当たりにし

言葉すら出てこなかった


動かない、

2日後には骨になった姿


小学三年生だった私は1人ですごく祈った。

これから先、だれも死なないでください。と神様に。



近所のおじさんが祖父が亡くなる前の日

祖父が夢に出てきたらしい。

きっと最後の挨拶にいったのだろう。


こんな不思議な事があった。



それから数ヶ月、祖母が夢を見たと。


祖父が大好きなイチゴと赤ん坊を抱えて来たと。



夢に出てくるだけで嬉しい。

離れた夫婦とはそういうものだろう。

逝かないでください。

私も一緒に逝きたい。

そうも思った事もあっただろう。

私には3つ離れた弟がいた。

ある日、高熱で入院する事になった。

まだ幼い。母がずっと付き添いをしていた。


数日後、母から

「お腹に赤ちゃんが出来たよ」と。


もぅその時の感情なんか覚えてない。

でも、祖父が寂しそうな祖母へのプレゼントだったのかも。


2回目は高校卒業間近の冬。


母方の祖父が亡くなった。

久しぶりに感じるこの感情。


祖父が入院してからはなにを話すわけでもなく照れくさくて感情表現が苦手な私は

お見舞いに行く母に

暇。とゆう口実を着けて着いて行っていた。



今回も私達家族はだれも

泣いてはいなかった。


凄い不思議だった。


私は葬儀より家族の表情をずっと見ていた。







4回目はお友達の父の葬儀。


交通事故で若くして亡くなった。



正直一度も会った事はないけど、

友達の父とゆう事でみんなで参列した。


友達家族はすごく泣いていた。

私達もすごく泣いた。

なんで会った事のない人のお葬式で

こんなに泣いたのか。

自分すごく謎だった。


4回目は母方の祖母の葬儀だった。


私は22歳。お正月明けの事だった。


1人暮らしをしていた私はすぐ地元へ戻った。


私は祖母とはもぅ何年も会ってなかった。


私は母が心配だった。

精神的に弱っていないかと。

私は上京先から初めて母に

「大丈夫?すぐ帰ります」とメールを入れた。

こんな事も今まで言葉に出来てなかった。


返信は、

「りょうかいです」と。

恥を捨て心配だった母を気遣ったメールだったが

母も母でわざとスルーしてるのが伝わった



また泣かないうちの家族。




おそらく子供たちの前では泣きたくないのだろう

私はそう思うと涙が出そうになった。

ほんとは悲しく辛い泣きたかったとおもう。



思えば父も母もどんな時も笑っている。

決して子供たちの前で弱音を吐く事もない。


両親の偉大さを改めて感じた



私達家族は涙は出さない

なんでこんな家族なのかは

全く意味もなければ

理由もわからない

ただ、それが性格なんだろう

似た者同士伝わり続けてきて

円満家族だったのだから




心配する言葉すら言わない

連絡もまともにとらない

私は1人暮らして心配ではないのかと何回も思った

でもやっとすごく暖かい家族なんです


もっと家族が大好きになった




人は1人で生まれ

1人で死んでいく


暖かい家族がいるから

幸せに生まれてこれる

安らかに天国へいける




何十年と共に過ごして

たくさんの愛が生まれて

最後は離れてしまう


でも、天国でまた逢える


人間は素敵だなと思いました


家族っていいなと思いました


いろんな人と出会っていろんな

感情をわけあえるような人と

つながっていけばいつでも

暖かい場所になります







そんな私達家族は、

人生で初めて家族写真を撮りました。


母の提案を家族が素直に集合した瞬間

一人一人家族を愛しているのを感じた瞬間でした。






家族っていいですね。

亡くなった祖父母に愛をもった気がします。


幸せのあり方ってきまっていないとおもうと

毎日幸せとかんじれるのでわ。

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― 新着の感想 ―
[一言] 温かい小説でした。 気になった点がいくつか。 ・「~とゆう」という記述が不適切。正しくは「~という」です。 ・3回目は友達のお父さんがなくなった時、というところが4回目になっていました。 ・…
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