第8話『お食事中の方はスミマセン(汗)』
サブタイトルどうりスミマセン(汗)
「・・・・・暇だねえ・・・・・太一・・・・・・」
「・・・・・暇だなあ・・・・・・・・・・なあ、お前なんか面白いことしろよ・・・・・・」
暇なのは決して作者のネタ切れとかではない・・・・・と思う。
「・・・・・ないよ・・・・・なら、太一が考えてくれよ・・・・・」
「・・・・・よし、いいこと思いついたぞ、和也」
「・・・・・なんすか?」
「お前が肥溜めにどぼぉぉぉぉぉん。俺、ハッピー」
「あんた最低だよ!!!!!(泣)」
「ならこういうのはどうだ?お前がひゃっほううううう!!!!!どぼぉぉぉぉぉん!!!!!肥溜めサイコ
ー。俺、ハッピー」
「一緒じゃねえか!!!!!」
「いやいや〜違うんだな、コレが。お前が喜びながら『いんや〜肥溜め、サイコー!!!マジうめーよ!!!肥溜め!ひゃっほううううう!!!!!』とかいいながら肥溜めでばしゃばしゃ泳いでんだ?想像するだけですげえだろ?」
「すごくないよ!!!!!きもいよ!!!!!汚いよ!!!!!それ、かなりクレイバーな人だよ!!!!!勝手に僕を変な人にしないでくれる!?」
「黙れ、イカレポンチ」
「イカレポンチ!?(汗)」
・・・あ〜、暇だ・・・・・和也をいじめることしか思いつかねえ・・・・・
な〜んか、面白いイベントとか起きねえかなあ・・・・・
例えば・・・・・いきなりかわいらしい女の子が俺の目の前に現れて・・・・・『太一先輩・・・・(///)
私を・・・・・食べてください(///)』とか言ってきたりしねえかな〜・・・・・・・・・・・・・・・・
いかんいかん・・・・・和也じゃあるまいし、んなアホな妄想は止めよう・・・・・
「はふはふ〜〜〜うえええ〜〜〜〜〜ん!まってくださ〜いぃぃぃぃぃ!!!!!!」
「ニャー」
中庭の方からかわいらしい女の子と・・・・・?ネコか?ネコがこっちに向かって走ってきた。
・・・どうやら女の子はネコを必死で追いかけているようだ。
「・・・・・なんかこっちに向かってくるな」
「・・・・・そうだね」
すでにネコは俺らの前方約30メートル付近まで来ていた。
「はふはふぅ〜〜〜!・・・!あ〜〜〜!そこの方すみません〜〜〜!!!!!そこの子猫ちゃん捕まえてくれませんですかです〜!」
「・・・だとよ、和也、どうする?」
「へへへ・・・俺に任せときなよ、太一!俺の猫さばきを見とけよ!あと、あの子もさばくからさ〜へへへ」
「いやらしい手つきをするな」
そして、ネコは俺らが目の前にいることに気付いて一瞬ひるんだ!
「よ〜し・・・子猫ちゃ〜ん♪そのままじっとしてろよ〜♪なにもしないからさ〜うひひひひ」
「・・・・・おめえ、ネコでもいけるのか?お前、なんか不憫な奴に見えてきたよ・・・・・」
「ちょっと!ナニ言ってんですか!?いけるわけないでしょう!?(汗)」
そして、和也がネコから目を離した隙にネコが和也に飛び掛ってきた!
「へ?な・・・なんだあ!?」
「ウニャアアアアア!!!!!」
ズブシュッ!!!!!
ネコの引っかき攻撃が和也にヒットした!!!!!
「ぎゃあああああ!!!!!!」
効果は抜群のようだ!!!!!和也に50のダメージ!!!!!
「いててててて!!!!!なんだ!?このネコ!!!!!人間様を舐めやがって!!!!!」
「いや、舐めているのはお前だけだからな」
「ウニャアアアアア!!!!!」
ズブシュッ!!!!!
ネコの引っかき攻撃が和也に炸裂した!!!!!
「ぎゃあああああ!!!!!!またですかあああああ〜〜〜〜〜!!!???」
効果は抜群のようだ!!!!!和也に100のダメージ!!!!!和也の意識が遠のく・・・・・
「って!!!!!おい!!!!!勝手に殺すなよ!!!!!まだ、生きてるよ!!!!!って!!!!!いだ!!!あいだだだだだ!!!!!っていうか!!!!!助け・・・・!あんぎゃあああああああああ!!!!!!!!!!」
「はふ〜・・・・・あのぅ、そのネコさんを捕まえて頂いてありがとうございますぅ!!!!!」
どうやらこのネコはこの女の子の飼い猫だったようだ。にしても・・・・・この子、ちっちゃくて〜かわゆいな・・・・・
「いやいや、当然のことをしたまでさ、お礼なんていらないZE!」
「チクショおおおおおおおおおお!!!!!!!!!!あんたは何もしてないでしょうが!!!!!!!!!
!見ろよ!!!!!この引っかき傷!!!!!なんで僕だけこんな痛い思いしなきゃあならないの!?」
和也の体中にはネコの引っかき傷でいっぱいだった。
「あっ・・・・・!ごめんなさい!わ、私のミーちゃんのせいで怪我させてしまいまして・・・・・」
『ミーちゃん』とはどうやらそのネコの名前のようだ。
「本当だヨ!まったく・・・・・ちゃあんとお礼をしてもらわないとねえ・・・・・へへへ・・・・・」
「は・・・はい!どんなお礼でもします!」
「どんな・・・・でも?へへへへ・・・・・・いいじゃん、いいじゃん・・・・・・なら体で払ってもらおうかな?うへへへへ・・・・・どうする?太一ぃ、この子喰っちゃおうぜ」
「お前、その台詞完全に悪者な」
ぐいっ
「え・・・・・え?」
「ははは!なーに!そんなに怯えなくていいよ!痛いのはちょっとだけだからさ!あとは楽になれるよ」
ぐいっぐいっ
「え?え?え?・・・・・」
「ははは!そんなに抵抗しなくてもいいって〜さあ・・・力を抜いて・・・・・力を・・・・・・・・・・・
・・・・・早くこっちに来いっていってんだろおおおおおお!!!!!!ハアハアハアハアハア!!!!!」
「お前、いきなり暴走しすぎな」
獣か、コイツは。
「こらあああああああああ!!!!!!!!!!なにやってんのよ!!!!!!!!!!!」
グキッ
「おげぷっぉ!!!!!」
アホ(和也)はうしろから来た女の子の跳び蹴りを首にまともに喰らった。・・・・・喰らった時、なんか変な音がしたがまぁ和也だから別にどーでもいいや、わーい。
「・・・あれぇ?美夜ちゃん?どうして、こんなところに・・・・・?」
「どうして?じゃないわよ!!!お姉ちゃん!!!また、こんなところふらふらぽけ〜っと歩いちゃって!!
!お姉ちゃんは私がいないとすぐ知らない人について行っちゃうんだから!!!また、今みたいな変質者がでてきたらどうすんの!?さあ、行くわよ!!!」
・・・ん?ん〜?・・・・・顔同じ?・・・・・・・・・・この2人双子か?
「あ・・・あ〜・・・・・まってぇ〜、美夜ちゃん〜・・・・・私のネコさんを捕まえてくれた人この人なのよ〜・・・・・お礼したいからちょっと来て〜・・・・・」
「・・・・・ふ〜ん・・・・・そうなの。・・・・・ちょっと、そこのいかにも『俺に触れるとヤケドするぜ☆』みたいな雰囲気をかもし出したそのあんた!」
「いや・・・・・別にそんなことこれっぽっちも考えていないんだが・・・・・」
「いちいちうっさいわねぇ・・・・・で?あんた、そこで寝ている変態野郎の仲間?だとしたらコロス」
・・・おいおいおい・・・・・ずいぶん物騒な子だな・・・・・
「ううん、俺もこんな奴知らないよ。というか、むしろ俺が聞きたいね、誰?コイツ?」
がばぁ!!!!!
「ちょっと!!!!!親友だろ!?僕たち!?なんでんな『誰?コイツ?未確認生命体か?』みたいな顔すんなよ!!!!」
そこまで言ってねえ。
「っ!!!!!ちょっと、そこのすけこまし!!!!!それ以上私達に近寄ったら警察呼ぶわよ!!!!!」
「ははは♪おいおい〜〜〜太一ぃ〜〜〜お前、なにやらかしたんだよ〜〜〜♪」
「お前だよ、お前」
「嘘!?なんで!?僕、何もやってないじゃん!?」
「・・・・・」
ぽちっ(録音再生)
『うへへへ』『いいじゃん、いいじゃん』『喰っちゃおうぜ』『早くこっちに来い』『痛いのは最初だけだからさ!』『ハアハア』『僕もうパンパンだぜ?』『入れちゃうぜ?』『よおし!入ったあああああ』『い・・・・・いやああああああああああ』
ぽちっ(停止)
「・・・・・(汗)」(和也)
「・・・・・」(美夜)
「・・・・・な?」
「な?じゃないよ!!!!!なに勝手に僕の声録音してんだよ!?なに加工してんだよ!?しかも最後のほうとか僕、言った覚えのない変な台詞混じってるし!!!!!」
「っていうことで、ここはひとつ俺の顔に免じて許してやってくれないか?こいつ・・・・・色々とかわいそうな奴でさ・・・・・頼むよ・・・・・」
「・・・・・・・・・・」(美夜)
「・・・・・・・・・・」(美夜のオネエサン)
「ちょっとおおおおおおおおおお!!!!!!!!!!そんな切ない顔で僕を見つめないで!!!!!!!!
!!」
「・・・生きていればきっとイイコトがあるさ・・・・・頑張れ・・・・・・・・・・和也」
「頼みますからあんたもうちょっと黙ってええええええええええ!!!!!!!!!!(泣)」
「私は葉月美由ですぅ〜〜〜〜〜・・・・・でぇ、この子は私の・・・・・」
「双子の妹の葉月美夜です。ヨロシク」
「ふ・・・フタ○リ!?」(和也)
「双子な」
「ガーン!お姉ちゃんの台詞とられたぁ〜〜〜美夜ちゃんの意地悪ですぅ〜〜〜うえええええん」
「あぁ〜もう!こんなところで泣かないでよ!お姉ちゃん!なんか私が泣かしてるみたいじゃない!」
・・・・・(汗)なんか対照的な姉妹だな・・・・・
のほほん美少女姉、ツンツン美少女妹・・・・・・・・・・だが、それがいぃ!
「俺は皆瀬太一、まぁ気軽に『たいちゃん』と読んでくれ。あ・・・この呼び名で呼ぶとき、1オクターブ上げて呼んでくれ・・・『たいちゃん♪』とな」
「な・・・!(///)ふざけるな!!!そんな恥ずかしい呼び名で呼べるか!!!この変態!!」
「こらこら〜・・・だめでしょう?美夜ちゃん〜〜〜女の子がそんな汚い言葉使っちゃいけません〜〜〜めっですよ〜〜〜?」
「っ〜〜〜〜〜(///)」
・・・・・うむ、ある意味このツンデレちゃんは姉が苦手のようだな・・・・・もちろん、『イイ』意味で。
「へへへ♪僕の名前は斎藤和也だよ♪よろ♪」
「ちなみにコイツのあだ名は『ゲロまみれ』な。だから気軽にそう呼んでやってくれ」
「ちょっとおおおおおおおおおおお!!!!!いきなり、なんてこと言うんですか!?あんた!!!!!」
「は〜い♪よろしくねぇ〜『ゲロまみれ』さん♪」
「お姉ちゃんの半径1km以内に近づくんじゃないわよ。『ゲロまみれ』」
「嫌だああああああああああああああああああああ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!そんなサイテーなあだ名、嫌あああああああああああああああああああああ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
女友達が2人増えました。