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第6.5話『普遍性を無視してお送りしております』

明けましておめでとうございます。バイト三昧疲れ気味のかるびーえーるでございます。今年もよろしくお願いします。長々と失礼しました。では本編をドウゾ。

「明けましておめでとう!!!!!」


バキッ


「がふっ!!!!!た・・・太一ぃ!!!いきなりなにすん・・・!」


「今年もヨロシク!!!!!」


バキッドガッメキャッ


「ちょっ・・・やめっ・・・いだっ!!!あぷぴっ!!!!!」


皆の衆、明けましておめでとう!!!俺は今、家で妹の可奈とこの馬鹿と正月を過ごしていた。

ちなみに今はちょうど夜中の12時。つまり、つい今しがた年が明けたばかりだ。


「はい、お兄ちゃん、緑茶だよ。明けましておめでとう」


「おお・・・新茶か・・・うおっ!茶柱が立っとる!!!うむ、今年はいいことがありそうだ。うはははは」


「ええ!!!うそっ!私、茶柱立ってるの始めてみたよ〜」


「うむ・・・新茶はうまい・・・・・なごむな〜」


「なごむね〜」


「なごむなっ!ちょっとお!あんた新年早々なんで僕を殴るの!?」


「なんだよ、新年の挨拶に決まってんじゃあねえか」


「なにそれ!!!じゃあ、なに!?あんたは近所の人に新年早々、挨拶するとき殴るのかよ!!!」


「するわけねえだろ、んなこと。常識もねえのかよてめーは」


「今、あんた僕に対してその常識を逸脱した行為をしましたよね!?」


ったく・・・新年早々やかましいな・・・・・このアホは・・・・・


「まあまあ・・・・・和也さん、新年早々喧嘩もなんだし、私の作ったおせち食べてよ」


「おっ♪可奈ちゃんうまそうだね〜♪」


「・・・・・」


「・・・・・」


「え?あの?ちょっと?ふたりとも?ナンデスカ?その冷めた目線?やだな〜・・・そんな見つめられると新たな恋が生まれそうだよ?・・・・あれ?笑ってくれない?あれ?あれれれ?」


「・・・・・おい、可奈。コノバカちょっと沈めてきてもいいか?」


「沈める!?どこに!?(汗)」


「了承♪」


「了承しちゃった!!!この子!!!ちょっ・・・・・君達、ちょっとしたアメリカンジョークも通じないの

!?おせちがうまそうだな〜ってことだよ!?」


「空気読め、アホ。新年早々そっち系のギャグは禁句なんだよ」


「ゴメンナサイユルチテ(泣)・・・・・あれれ?可奈ちゃん?その・・・手に持ってる注射器はなに?」


「えへっ♪なんだと思います?」


「ホントゴメンナチャイ(泣)ユルチテクダチャイ(泣)」


「あはははは〜♪お前のその情けない顔おもしれえ〜今年も俺にそんな顔いっぱい見せてくれよ!なっ!アホっ♪」


「うるさいよ!あんた!(泣)」


「それはそうと・・・今から3人でテーブルゲームしねえか?」


「?お兄ちゃん、花札するの?それともカブ?麻雀?」


・・・妹よ・・・なぜ、お前がチョイスするゲームはギャンブルに関わりそうなものばかりなんだ・・・・・

お兄ちゃんそんなお金に汚い女の子に育てた覚えはないぞ・・・?


「・・・お前のせいか!!!!!」


バキッ


「げぼお!!!なんでいきなり殴るんだヨ!!!!!意味わかんねえよ!!!!!」


「じゃあ・・・今からお前を殴らせていただきます。おらあ!!!!!」


「事前に言っても殴っちゃいやあああああ!!!!!あうち!!!!!」


「さて、んじゃあ、『坊主めくり』でもするか」


「・・・?お兄ちゃんどういうゲームなの?掛け金はいくら?」


「・・・きさまっ!!!ゆるさん!!!」


バキッ


「あんぎゃあ!!!!!またですかあああああ!?」


本当にどうしようもない奴だ・・・・・まったく・・・・・


「まあ、そのまんまだがひとりひとり百人一首のカードを引いていって『坊主』のカードを引いた奴が負けっていうゲームだ」


「・・・・・本当にそのまんまだね・・・・・」


「ああ、まんまだ。っていうわけで、さっそくお前引け、アホ。しょっぱなから坊主引いたらお前の明日はこねえと思えよ?」


「僕、命がけですね!!!!!(泣)」


「いいから早く引け、アホ」


「わかったよ・・・・・ほい」


ぴらっ


・・・・・


「よし、お前、ベランダからヒモなしバンジーな」


「ちょっとおおおおお!!!!!(泣)冗談でしょ!?やめてえええええ!!!!!」


「お兄ちゃん・・・・さすがにそれはだめだよ?」


「可奈ちゃん・・・・・ううっ、なんて優しい心を持った子なんだ・・・・・(泣)」


「ヒモをつけてあげなきゃ♪」


「持ってなかったあああああああああああ!!!!!!!!うわああああああああああん!!!!!(泣)」


「それよりお兄ちゃん、今から神社いかない?鐘鳴らそうよ」


「ああ・・・そうだな、おい、アホ行くぞ」


「・・・・・可奈ちゃんの目が本気マジだった(泣)」


「はいはい」






「いででで!!!おい!!!押すな!!!アホッ!!!」


ぎゅうぎゅう


「押してませんよ!?っていうか、この状況で押すも何も無いですからね!?」


予想どうりといえば予想どうりだが・・・・・深夜の元旦の神社は人がボウフラのように溢れかえっていた。

・・・くそっ!全然、前に進めねえ!!!!!


「・・・おいっ!可奈!大丈夫か!?」


「きゃあ!今、誰かにお尻、触られたよ!!!!!」


「和也!!!てめえ!!!!!」


「僕じゃないですよ!?(汗)っていうか、あんた達より僕、前に進んでるからありえないと思うんですけど!?」


「いや、お前は不可能なことを可能にしてくれる男だと俺は信じている」


「今のタイミングでその台詞言われても全然嬉しくないんですけど!?僕!?」






「はあはあ・・・・・やっと着いたね〜」


ようやく鐘の前にまで来た。さて・・・何をお願いしようかね?


「(彼女が欲しい!彼女が欲しい!彼女が欲しい!彼女が欲しい!彼女が欲しい!彼女が欲しい!

彼女が欲しい!彼女が欲しい!彼女が欲しい!彼女が欲しい!彼女が欲しい!彼女が欲しい!)」


・・・・こいつの考えていることは手に取るようにわかるな・・・・・

・・・・可奈は?・・・・・


「・・・・・・・・・・」


・・・・・?真剣に祈願しているが表情からはよく読めない・・・・・

・・・・・!?さらにその横を見てみるといつの間にか霜月さんが手を合わせて祈願していた・・・・・


「霜月さん・・・・・偶然だね」


「・・・・・?あっ、たいちゃん、明けすぎておめでとうございます」


「・・・・・あれ?なに?その新年の挨拶?なんかおかしくない?」


「・・・・・(/////)」


「いや意味が分からない。そこで赤くなるの意味が分からないからね」


「おっ♪うみちゅあ〜ん♪明けすぎておめでとうね♪」


「いや、お前もそこで乗らなくてもいいから」


「・・・・・お兄ちゃん・・・・・この女の人誰?」


「・・・・・たいちゃん・・・・・この子、妹さんですか?」


・・・・・あれ?なんか2人からどす黒いオーラが吹き出ているのは気のせいかな?


「・・・・・『たいちゃん』?・・・・・お兄ちゃん、この女の人とどういう関係なの?」


・・・・・アレ?イモウトヨ?コワイゾ?オニイチャンスンゴクコワイヨ?


「・・・・・たいちゃん、知っています?直系血族や3親等内の血族は婚姻できないのって知ってました?」


・・・・・あれ?海ちゃん?いきなり話がとんでるぞ?っていうかなんで民法の婚姻の話なんかしているのかな?


「・・・・・そんなの愛があれば関係ないよね?オニイチャン♪」


・・・・・笑顔が・・・・・怖い・・・・・(泣)


「・・・・・愛の前に豚箱行きは嫌ですよね?たいちゃん♪」


・・・・・(以下同文)・・・・・(泣)


「おっ♪向こうにおみくじあるぜよ♪可奈ちゃん♪海ちゃん♪いこうぜ♪」


「「黙れ」」


「ひい!僕、黙ります!」


・・・・・空気を読めアホ・・・・・(汗)


「いつも兄をお世話していただきありがとうございます♪妹の可奈です♪これからもよろしくお願いしますね♪『海お姉ちゃん』♪」


「いえいえ、こちらこそヨロシクね♪『可奈ちゃん』♪」


・・・・・これから色々大変になりそうだ・・・・・(汗)











おまけ


「おい、和也?お前、くじ引きの結果どうだった?俺は末吉だったぞ?いいのか悪いのかよく分からん」


「・・・・・」


「おい、和也のくせにシカトかよ。鼻の穴に手ぇ突っ込むぞ?てめえ、ごらあ?」


「・・・・・ぴょ○吉です・・・・・」


「・・・・・あ、そう?」


「コメント無しかよ!!!!!お願いなんか言って!!!そういう反応が1番つらいよ!!!!!」


「・・・・・ごめん、無理」


「それ、どういう意味!?(泣)」












更新が遅れ気味ですがこれからも頑張ります。

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