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第13話『僕だって女の子とイチャイチャしたいんだぁああああ!!!!!(前編)』

「・・・太一、僕、決心したよ・・・・・」


「なんだいきなり・・・・・ああ、そうか、ついに無理矢理、女を喰っちゃう決心がついたのか」


「そうそう、寝込みをガバァーっとね♪・・・って全然違うわっ!?」


「なんだ・・・・・つまらん」


こいつ(和也)が人の道を踏み外してくれるのもそれはそれで色々と面白いのだが。


「頼むから真面目に聞いてくださいよ・・・・・実は僕・・・・・女の子大好きなんだ」


「それは知ってる」


「でさ・・・・・モテたいんだよね・・・・・」


「無理だ、諦めろ」


「いきなり話の腰を折るなよっ!?話進まないだろ!?最後まで聞いてよ!?(汗)」


「しゃーねぇな」


「でさ・・・・・モテたいんだよね・・・・・」


「2度も同じ台詞を繰り返すな」


「というわけで、頼む!!!太一!!!僕、女の子にモテたいんだ!!!!!今がモテ全盛期なんだよ!!!

手伝ってくださいいいいいいいいいい!!!!!!!!!!」


和也は興奮しながら俺の眼前に迫ってくる・・・・・


「わ・・・わかったから・・・・・少し俺から離れてくれ・・・・な?キモイし・・・・・」


「ひゃほーーーーーう!!!!!ありがとう!!!!!太一!!!!!やっぱり持つべきものは友だよね!!

!!!」


「友達じゃねぇし、あんまし調子乗るなよ?クズ」


「そこは素直に同意するところですよねぇ!?(泣)」






「まず・・・・・女の子にモテるためにはどんな要素が必要だと思う?太一?」


「知るか」


「ルックス、知力、忍耐力、運動神経抜群、なにより・・・・・面白い奴がモテると思うんだ」


「ふ〜ん・・・・・で?」


「まずは、ルックスで女の子をレロレロにしちゃうぜぇ!!!」


「メロメロな」


「そこで太一に協力して欲しいんだ!!!どんな格好すれば女の子をロリロリに出来ると思う?」


「だからメロメロな、それ意味変わってるからな。って結局、俺に頼るのかよ・・・・・」


「頼むよ!太一ぃ!こんな事、頼れるの太一ぐらいしかいねぇんだよ〜!!!」


「・・・はぁ、ったくしかたねぇな・・・・・」


「ひゃっほーーーーーう!!!!!サンキュー!!!太一!!!で!?どんな格好すればいいと思う!?」


「そうだな・・・・・まず、上下に迷彩服を着て青少年のようなイメージを相手に増幅させるんだ・・・・」


「なんか・・・・・青少年というよりもオタクっぽいよね・・・・・まぁ、でもかっこよさげだしいいじゃん♪いいじゃん♪」


「さらにだ・・・・・やっぱり男ってのは顔が命だかんな・・・・・すぐには見せずにとりあえず、パンストを頭からかぶって顔を隠すんだ・・・・・」


「顔を隠す理由がなんか納得いかないっすけど・・・・・まぁ、いっか♪で?次はどうするんだ?」


「ああ・・・・・そして仕上げにやっぱいつどこから敵に襲われるかわかんないしな・・・・・いざというときのために武器を持っていないと不安だよな・・・・・・そこで限りなく本物に近いモデルガンを常に常時しておくんだ・・・・・そして女の子に銃口を向けて力強く・・・・・『僕と・・・心中してください!!!』と告白するんだ・・・・・これで和也・・・・・お前はそれはもぅ・・・モテモテだぞ?多分」


「おぉぉぉぉ!!!!!それ、なんかすんげーかっくいいな!!!よっし!!!さっそく、試してみるよ!」


「あぁ、健闘を祈る」






そして、30分後・・・・・


「・・・・・・」


ランボーみたいな格好をした和也が俺の前に現れた。頭からパンストを被っているので顔がなんかキモイ。


「じゃあ、あそこの彼女とにゃんにゃんしてくるぜ!!!えへへ♪」


「あぁ、さっさと行ってこい」


そして機嫌がいいのかスキップしながら女学生に声を掛けに行った。

・・・どうみても、危ない人にしか見えない・・・・・・


「や・・・・・やぁ!そこの君ぃ!ちょっといいかな?」


「・・・!?ひ、ひぃ!!!」


突然、和也に後ろから声をかけられた女学生はめちゃくちゃびびっていた・・・・・


「ははは・・・・・そんなに緊張しなくてもいいよ!リラックス♪リラックス♪」


まず、その格好の前でリラックスしろというのが無理がある。


「・・・・・ひ・・・・・あ、あのぅ・・・?な・・何か私にご用でも・・・?」


「あ・・・ああ・・・・・・それはね・・・・・」


そして、和也は銃口を女学生に向け・・・・・


「僕と・・・心中してください!!!!!」


「きゃっ・・・・・!きゃあああああああああああああああ!!!!!!!!!!だ、誰かっ!!!誰か助けてぇえええええええええ!!!!!!!!!!」


女学生が中庭で大声を上げたのでぞろぞろと野次馬が集まってきた・・・・・・


「うおっ!?なんだ!?このイカレタ格好をした男は!?」(男子学生A)


「こ・・・こいつ!?銃まで持ってるぞ!?ほ、本物か!?」(男子学生B)


「か・・・かよわい女の子をこんなもので襲おうとするなんて・・・・・信じらんない!!!」(女学生A)


「よっし!!!みんなでコイツをボコっちまおうぜ!!!!!」(男子学生C)


「・・・あれ?あれ?ちょっと?みなさん?(汗)」(和也)


・・・哀れ、斎藤和也君(享年20)、アーメン。






「お、お前は悪魔かっ!!!!!(泣)」


「あれ?お前って死んだんじゃなかったっけ?」


「死んでねぇよ!!!ちくしょう!!!!!もう少しで死ぬかと思ったよ!!!!!」


「おしかったな」


「おしかったって・・・・・何が!?(汗)」


「まぁ・・・ルックスで勝負すんのは失敗だったな・・・・・で?どうする?」


「僕はあんたに頼んだのが失敗だと思ったよ・・・・・はぁ・・・んじゃあ、次は知力で勝負だな・・・・」


「お前には皆無だな」


「へへへ・・・・・太一ぃ・・・・・?バカにすんなよ?こう見えて僕・・・・・・結構、頭いいんだぜ?」


「あっ、円形脱毛発見」


「へっ?嘘っ!?(汗)」


必死で頭をかきむしる和也。もち、嘘だが。


「じゃあ・・・・・俺が常識問題出してやるから口答で答えろ。いいな?」


「・・・・・・・・・・はい」


結構気にしているようだ。






「Q1:今の総理大臣をフルネームで答えよ」


「へへっ!バカにしてんのかよ!加藤○さんに決まってんだろーがよ♪」


バカはお前だ。


「Q2:399+601=????は?」


「そんなの1秒で答えられるぜ!!!答えは・・・・・100だっ!!!!!」


なんで足してんのに元の数値より低い答えになってんだよ。


「Q3:『メタボ』を略さずに言うと?」


「『メ』イド『た』んは『ボ』クに恋してる」


脳内妄想は脳内だけでしてろ。






「お前の頭脳はサル並な。いや・・・サル以下か」


「嘘でしょ!?(汗)」


「まぁ・・・知力は全然これっぽっちも期待してなかったからいいじゃねぇか。次は・・・・・忍耐力というわけだが・・・・・おっと、そろそろ時間がきたぜ。じゃあ、次回に持ち越しだ。多分」


「今、小声で多分って付けたよね!?(汗)」


とりあえず、後編に続く→











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