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第10話『くさやは健康食品』

休日の日曜日、俺こと皆瀬太一は家から少し離れたショッピングモールにくりだしています。

別に用はなかったんだが適当にその辺を徘徊していた・・・・・が。


「・・・で?和也、なんで、てめえまでついて来るんだヨ。なんだ?新種のストーカーか?お前は?」


「まぁまぁ、いいじゃん♪いいじゃん♪僕たち親友同士ジャン♪」


「あれ?そうだっけ?」


「そうだよっ!?(泣)ボクタチオトモダチデショッ!?ネエ!?」


「悪趣味だな、お前。あははは♪」


「どこがっ!?(汗)あんたのその思考のほうが悪だよっ!!!悪っ!!!」


あ〜ぁあ・・・・・このアホはうるせ〜なぁ・・・・・

はぁ〜・・・とりあえずなんか疲れたから近くの喫茶店で休憩でもすっか・・・・・


「・・・・・・・・・・」


「へへへ♪太一?どこいくのさ?」


「・・・・・俺についてくんなよ、アホ」


「いいじゃん♪僕たち親友じゃん♪」


「あれ?そうだっけ?」


「そうだよっ!?(泣)ていうか、二度目ですからねっ!?それっ!?」


「ごめん・・・・・俺、今までお前の事、俺の親友じゃなくて俺の下僕Hとしか思ってなかったんだ・・・・

あ、ちなみにHってヘタレの略な」


「何それっ!?(泣)てめぇ!!!太一!!!あんましふざけてると僕も黙っていませんからねっ!?しまいにお前の妹の可奈ちゃん喰っちゃうぞ!!!おらぁ!!!」


「ああん?んなことしたらてめえ含め、てめえの一族みな末代まで呪うぞ?こらあ?」


「ごめんなさいでしたぁぁぁああああああああああ!!!!!!!!!!」


ったく・・・・・やっぱこいつうぜぇ。


「まぁ、寛大な俺様だからな、ありがたく許してやる。まぁ、とりあえず謝礼としてそこの喫茶店でコーヒーおごれ、下僕H」


「・・・あんたいつも僕に対して上から目線っすよねぇ・・・・・(汗)」


「ああ?」


「ありがたくおごらせていただきます!!!太一様!!!(泣)」


ひゃっほう♪これでコーヒー代浮いたぜ。






「いらっしゃいませ〜♪」


「おぉ・・・・・」


「うひゃ〜・・・・・」


入った喫茶店の内装は少し薄暗くて感じのいい店だった。うむ・・・落ち着くではないか、いい店だ。


「はぁはぁ・・・・・ウェイトレスさんの制服かわいいっすねぇ・・・・・なぁ、太一」


「どうでもいいがそのキモ顔と鼻息やめろ」


テーブル席で座っていると早速、店員の女の子らしき子が来た・・・・・


「お客様、ご注文はお決まりにな・・・・・ってうえ!?太一!?」


「・・・ん?ってうお!!!鬼ババア!!」


「誰が鬼ババアよっ!!!なんで太一と一匹がこんなとこにいんのよ!!!」


「い・・一匹って僕のことですか?(汗)」


かわいらしい制服を身にまとった天使みたいな女の子が来たと思ったら、そこ居たのはまったく正反対の地獄の淵から這い上がった悪魔みたいな女、エミリだった。うへぇ〜・・・・・最悪ぅ〜・・・・・


「・・・あんた、今失礼な事考えてたでしょ?」


「イイヤ、ゼンゼン。ダッテボクイイコダモン」


「ははっ、それにしても太一ぃ!かわいいよねぇ!ここのウェイトレスさんの制服・・・・・げへへ♪」


「あぁ・・・・・馬子にも衣「シュッ!ザクッ!!!」・・・・・(汗)」


「何か言ったかしら♪」


にっこり


「イイエ、ゼンゼン。ダッテボクイイコダモン」


こ・・・こえぇ・・・・・こえぇよこの女・・・・・だっていきなりテーブルのど真ん中に包丁が突き刺さったんだもん・・・・・この女、やる時はやるな・・・・・(汗)


「・・・で?なんだ、エミリ。お前、ここでバイトでもしてんの?」


「えぇ!?ば・・・バ○!?(汗)」


「バイトな」


「えぇ、そうよ。といっても、ここは私の伯父さんが店長やってる喫茶店で紹介されたんだけどね」


「ふ〜ん・・・・・ところでお前・・・・・・意外と似合ってるな、ソレ」


「い・・・意外とってなによ・・・・・でも、ありがと(///)」


「胸あたりが♪」(和也)


バキッ!!!


「・・・・・ごめんなさい(泣)」


「・・・ところでどうでもいいがよ・・・・・そろそろ注文したいんだけど?」


「あぁ・・・忘れてたわ!おほほほ!ごめんあそばせ!」


「なんだ・・・・・この女・・・・・きもちわりぃ・・・・・(汗)」


「おい!太一!僕のおごりなんだから少しは遠慮してたのめよ!」


「ああ・・・・・わかった、で?エミリ?この店で1番たけぇメニューなに?」


「これね、『ジャンボトロピカルフルーツさわやかプリンにそそられて』(5000円)よ」


「じゃあ、それで」


「あんた、人の話全然聞いてないですねっ!?(泣)」






「うんめぇ〜〜〜♪まじ、トロピカル〜〜〜♪さわやかプリンにそそられるぅ〜〜〜〜〜♪」


「・・・ほんとあんた悪魔ですね・・・・・(泣)」


「?どうした?お前も食えよ、ぱくぱく」


「コーヒー注文したのになんで僕だけ『くさや』がくるんですかね!?(泣)っていうか臭いんですけど!?」


「しらねーよ、んなもん、ぱくぱく」


多分、エミリの仕業だな。和也だからどーでもいいけど。とりあえず、臭いな。


「くそっ!!!店長出て来い!!!この店、裁判で訴えて慰謝料ふんだくってやるっ!!!(泣)あ〜くさっ!!!」


「・・・ん?おい?和也、お前の頭の上になんか紙乗ってるぞ?とりあえずくせぇ〜」


「ん・・・うわあ!!!いつの間にこんなものがっ!!!!!」


ていうか、すぐに気付けよ、しかし臭いな。


「なになに・・・・・うっわ〜、まだ臭いよ」






『チクッタラ、ヒキチギル』






「「・・・・・・・・・・」」


・・・・・まだ、臭い。


「あははは!!!!!くさやうんめぇ〜!!!!!サイコーだよっ!!!!!くさやっ!!!!!(泣)」


バクバクっ!!!!!


・・・・・喫茶店でくさやバクバク食ってる奴、初めて見たよ、俺・・・・・(汗)


「あははは!!!!!太一ぃ!!!!!くさやは健康食品なんだぞ!!!!!うらやましいだろ!!!!!あはははははははははは!!!!!!!!!!(泣)臭いなぁ、あはははははははははは!!!!!!!!!!

(泣)」


「・・・・・とりあえず、一旦離れてくれないか?和也?他の人にお前と同じ目で見られるの嫌だからさ」


「ちくしょおおおおおおおおおお!!!!!!!!!!臭いなぁ、あははははは!!!!!!!!!(泣)」


とりあえず、泣きながらバクバクくさや食う和也はめちゃくちゃ醜かった。






「ふぅ〜・・・・・あ〜うまかった。ごちそうさん」


「・・・・・げふっ・・・・・・なんか僕、一気にMP100減った気分だヨ・・・・・」


和也はなんかげっそりしていた。これはこれできもいな。


「さぁ〜って食うもん食ったし帰「きゃあ!お・・・お客様!こ・・・困りますぅ!!!!!」・・・・・」


「・・・・・・・・・・なぁ、太一」


「・・・・・・・・・・あぁ、和也」


「「美少女の節操の危機を救え!!!!!」」


なんか同盟が生まれた(→続く)














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