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1.いつもの一日
家の周りには田んぼ。少し歩くと商店街。私はど田舎ってほどじゃないこの町が好き。
いつも通り電車に乗って学校に向かう、変わり映えのない生活にもそろそろ飽きてきた。
「なんで私には彼氏がいないの!!」
心の中の叫びは、親友の後ろ姿に消えた。
「え、愛莉おはよー!!てか見てよあそこ」
「おはよ。なになに?」
「ゆづるが彼女と歩いてんの。先輩だよ」
「やるねー、ゆづるも」
さすが高二は垢抜けてて可愛いなと思いつつ、梨音の話を聞く。
「てか修学旅行メイクダメってまじ?」
「えそれさー!みんな言ってんだけどどこ情報?」
「コバケン」
「じゃあまじかもしれん」
教室に着くと、美人な先輩と付き合ったゆづるが男子に囲まれていた。これは1日事情聴取コースだな。
そんな私と、県立市橋高校の日常。
「愛莉ー!今日スタバの新作だ!」
「それは行くしかないかも。ROFTも行きたい」
「リップ入荷したやつっしょ!!」
「そうー」
今日は梨音の部活が休みだから、放課後は2人で少し寄り道して帰る。これも私たちのルーティーンになってる。寄り道とは言ってもそこまで都会じゃないからレパートリーは多くないんだけどね。
喋って、遊んで、勉強して、今日もほどほどに幸せな1日が終わった。
初作品です。
恋愛経験が乏しい作者なので多めに見てください。




