五
「何をそんなに驚いてる。さほど驚く事でもあるまい」
「いや驚くだろうがよ!百かそこらってさも普通ぐらいに言ってるけど俺達だったらよぼよぼのお爺ちゃんお婆ちゃんなってんだぞ!?」
「魔族やエルフ、獣人、竜人は私達人間と寿命が大きく異なるんだ。ええと…この際だからざっくりこの世界の種族について説明しようか?」
「お願いします」
それから唯先生による種族教室が始まりました。
この世界は
人間〝族〟
魔〝族〟
エルフ〝族〟
獣人〝族〟
竜人〝族〟
これらに分かれているそうだ。そこに属さないこの五族らの敵とされるのが〝魔物〟という事だそう。
次にそれぞれの寿命についても説明してもらった。人間は俺の世界と同じ認識で合っていた。そこから順に獣人、魔族、エルフ、竜人の順で長寿なのだそう。竜人に至っては千年を越える程長く生きる者もいるらしい。ヤバすぎる
人間⇔魔族
人間⇔竜人
人間⇔獣人
魔族⇔竜人
……そしてこの組み合わせが両者間で昔諍いがあって仲が良く無いらしい
成る程〜…勉強なったわ。俺結構ふわふわした状態でいたしな…それにしても人間他の種族から滅茶苦茶嫌われてんじゃん。昔の人達何やらかしたんだよ…
「…という感じでこの世界は構成されているんだ。分かったかな?」
「人間多方から滅茶苦茶嫌われてんだね」
「…本当に。返す言葉も無い……」
「オルガは魔族…なんだよね?零也や唯と一緒に「変な詮索はしなくていい」
ジェーノの言葉を最後まで聴く前にオルガがさっきよりも強い睨みと一言で遮る
何となく察したのか、ジェーノは数度首を縦に振りながらそれ以上訊く事はしなかった(出来なかった)
「さて、そろそろ本当に出発せんと日が暮れるぞ」
「そうだね。行くとしようか」
「先も言ったが持ち逃げしたら魔物の餌だからな」
「だからしないよそんな事…」
「お婆ちゃん怖いよ」
「何?今魔物の餌になりたいと言ったのか?」
「すいませんでした」




