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寝て起きたら異世界  作者: 634
寝て起きたら異世界
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異世界にトリップしたのは分かった。いやこんなあり得ない現象分かりたくもないけどさ


感性が磨かれてないからか知らないけど…この理不尽な状況に怒るも悲しむも出来ない。ただ呆然とするしか出来なかった




「なあアンタ、あるぺじって一体何だ?何かの魔法かい?」



「魔法…」



ああ魔法ね…異世界じゃ定番だよな魔法って。何も無い所から炎を出したり雷出したり氷出したり風出したり…


後は傷を治したり死んだ仲間を復活させたりさ。あれ?もしかしてこれ俺も出来んじゃね?




「ファイヤー!」



「何やってんだアンタ?」



出ませんでした。出たのは俺の口からファイヤーという二十歳を過ぎた大人が言わない、いや言っちゃいけない厨二満載な言葉だけでした


手より先に俺の顔から炎が出そう。恥ずかし過ぎる、死にたい




「魔法を使うなら詠唱しなきゃ使えないだろ?まあ経験を積んだ奴なら詠唱無しでも使えるみたいだがな」




馬鹿にされると思ったけどおっさんは真面目にこう返してきた。普通ならこいつヤベェ奴だってなって絶対逃げられるのに。


ノリが良いとかそんなんじゃない。この人は本当に真面目に答えてる。それが然も当然と言ったかのように




「疲れてるなら宿屋で休んだらどうだい?宿屋はあそこにあるからさ」



そう言っておっさんは建物を指差す。重ね重ね申し訳無いおっさん。何から何まで説明してくれて、本当に感謝します。




「泊まるお金が無いんですけどどうすればいいと思います?」



「そんなもん近辺の魔物斃して金貨稼げよ」



やっぱそうなりますよね。



 

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