十二
なにこれ?オルガさん?どしたの?え、何死んだ?
嘘だろおい!?さっきまでピンピンしてたじゃん!?さっき俺にグサリと突き刺さる言葉を吐き出したばっかだろ!!?
「おいオルガ!?しっかりし………えぇ……?」
抱き抱えて気付いた。オルガから規則正しい寝息が聞こえている事に
…さっき眠くないって豪語してたのに1番早く寝てんじゃんお前……俺達が気付かないで寝てた時に魔物が現れたりしたら一溜りも無かったんじゃ…
「…なぁ唯、オルガ寝ちゃってんだけどーーーー」
唯の方へ向き直り、俺は異変に気付いた
唯も寝てしまっている。いや、それだけならおかしいとは思わなかっただろう
唯がまるで糸の切れたマリオネットのような…うつ伏せて完全に身を投げ出したような格好で寝ている。側から見たら倒れていると勘違いされてもおかしくない状態でだ
…おかしい。今のオルガにしろ、唯にしろ…こんな事ってあるのか?
「ブヒヒヒッ!!掛かった掛かった…旨そうな獲物だぁぁ!」
「!!!」
気味の悪さを覚える声と共に姿を現した魔物…豚に似た顔をした緑色の怪物…右手に棍棒のような鈍器を持ち、鼻息荒くこちらへ歩いてくる
皆さんご存知、オークの登場である




