表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
2/7

02 何の味か当てるゲーム

 今日も人間拡張ボディシェアリングの実験室で、

リュウホウとブレンダがイチャイチャと実験をしている。


「リュウホウ、今日は、何を食べたかを当てるゲームを

します!」


「よく意味がわからないが、どういったゲーム?」


「このボディシェアリングのシステムを利用したスプーンは、

こっち側で食べた人の味が電流となって伝わり、そっち側で味が

わかります」


「へえ、そいつは凄いや!」


「さっそくやって見ましょう! それじゃ、スプーンを

咥えていてね!」


「お、おう」


「それじゃ、食べまーす!」


 スプーンから電流が流れ、味がする。


 この芳香の良いような甘い味わい……。

これは果物。

ちょっと青臭い。

という事は……。


「メロン!」


「ブッブッー!! はずれ! 正解は、キュウリのハチミツ漬け」


「なんだ、そのインチキのような料理は!」


「はい、次いくわよ。 食べまーす」


「お、おう」


 スプーンから電流が流れ、味がする。


 これは、醤油。

醤油だけじゃない。

とろっとした濃厚な味わい。

これは……。


「ウニ!」


「ブッブッー!!、はずれ! 正解は、プリンの醤油漬け」


「また、何だよ!! 当てさせる気ないだろっ!

今度は俺が問題出す!」


「準備もないのにできるの?」


「ああ、ちょうど用意してある」


「わかったわ。 それじゃやってみて」


 スプーンを交代する二人。

 

「では食べるぞ!」


「どうぞ」


 スプーンから電流が流れ、味がする。


 このしょっぱいような……。

知っている味は……。


「痰?」


「ブブッー!! 鼻くそです!」


「なんてものを味させるのよ!!」


 リュウホウのボディに腹パンが飛んでくる。


「ぐはっ」


「おえっ、感覚共有も考えものね……」


 ブレンダは、口直しに飲み物を飲みに消えた。


評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ