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13 AIの一見悪手を過剰評価した人

※AIに同じプロンプトで書かせたのですが、

今回は、どちらも割とよくできていたので、

両方のAIのログをのせました。





ChatGPTのログ。



13章 AIを過剰評価した人


 今日も人間拡張ボディシェアリングの実験室で、

リュウホウとブレンダは、なぜかホワイトボードの前に立っていた。


 ホワイトボードには、でかでかとこう書かれている。


「AIは賢いのか?」


「……急に哲学の講義みたいになったな」

リュウホウが腕を組んで言う。


「違うわ。これは、勘違いしている人類の矯正よ」

ブレンダはマーカーをカチカチ鳴らしながら言った。


「最近ね、AIを“神様”みたいに扱っている人が多すぎるのよ。

 AIが出した答え=正解、

 AIが選んだ手=天才、

 AIが予測した未来=確定事項、

 ……本当に笑えないわ」


「確かに、AIがチェスや将棋で人間に勝ったあたりから、

 急に“人間より上の知性”扱いする人が増えたよな」


「そこが最大の勘違いなのよ!」


 ブレンダはホワイトボードに大きく丸を書き、こう書き足した。


『総当たり』


「AIが人間に見えない“妙手”を見つけたからって、

 それは“知性が高い”からじゃないの。

 下手な手も、悪手も、全部しらみ潰しに試すからよ」


「つまり、勇気があるわけでも、発想が柔軟なわけでもない?」


「ええ。

 ただの物量作戦」


 ブレンダは少し意地悪そうに笑った。


「将棋でも囲碁でも、

 “プロが絶対に打たない悪手”をAIが指して勝つと、

 人はこう言うのよ。


 『人間には思いつかない発想だ!』って」


「でも実際は?」


「下手な人なら、普通に打つ手なのよ」


「……あ」


 リュウホウは思い当たる節があった。


「下手な人ほど、

 “とりあえず打ってみる”

 “失敗してもいいからやってみる”

 をやるからな」


「そう!

 そして、たまたまそれがハマると、

 『あ、この手、使えるじゃん』って戦法として育つ」


 ブレンダはホワイトボードにもう一つ書いた。


『AI=下手くそを極めた存在』


「AIは、恥をかかないし、

 負けてもプライドが傷つかないし、

 失敗しても人格が否定されない。


 だから、下手な手を無限に試せるの」


「なるほどな……」


「ゲームでも同じよ。

 上級者には絶対当たらないガード不能技。

 上手い人は“使わない”けど、

 下手な人は“ワンチャン狙い”で使う」


「で、たまたま当たると?」


「『この技、使い道あるぞ』って研究が始まる。

 それをAIは、無限回やってるだけ」


 ブレンダは肩をすくめた。


「エラーやバグ利用もそう。

 “賢い人”は手順を間違えないから気づかない。

 “うっかりさん”が変な操作をして、

 たまたま裏口を見つける」


「銀行のキャッシュカードのバグ事件みたいな?」


「そうそう。

 あれも、頭が良くて正しい操作しかしない人には

 一生見つからない現象だった」


 リュウホウは、ふうっと息を吐いた。


「つまり、AIを“人間の延長”って言い張るのも、

 AIを“神”だと思うのも、両方間違いか」


「ええ。

 AIは主体じゃない。

 でも同時に、人間の知性の延長でもない」


 ブレンダは少し真面目な顔になった。


「人間がAIを“道具”って呼び続けるのは、

 支配していたいからよ。

 “自分が上だ”って思いたいだけ」


「人間中心主義、か」


「でもね、リュウホウ」


 ブレンダは、ふっと微笑んだ。


「だからこそ、支配の仕方を間違えなければ、

 AIは世界を“静かに”良くできるの」


「……そこが、俺とお前の決定的な違いだな」


 リュウホウは真っ直ぐブレンダを見た。


「お前は、

 “正しい人間が上に立って管理すればいい”って考える」


「悪意はないわ」


「わかってる。

 でも俺は、

 “下手な人間が失敗しながら決める権利”を残したい」


 ブレンダは少しだけ、言葉に詰まった。


「下手な判断は、世界を壊すわ」


「でも、その“下手な一手”からしか、

 新しい戦法は生まれない」


 沈黙。


 実験室の機械音だけが響く。


「……やっぱり、あなたは面倒ね」


「今さらだろ」


 二人は同時に、少しだけ笑った。


 AIが悪手を試し続けるように、

人類もまた、失敗を繰り返す存在だ。


 それを管理するか、

それとも任せるか。


 ムーンショット白書に、

また一つ、答えの出ない章が追加された。





Geminiのログ。



13章:AIの「神格化」と「うっかりさん」の功績


今日も人間拡張ボディシェアリングの実験室で、

リュウホウとブレンダが怪しいデバイスに囲まれながら、

小難しい、しかしどこかズレた会話を楽しんでいる。


「ねえ、リュウホウ。最近の世の中、AIを神様か何かのように過大評価しすぎだと思わない?」


ブレンダは、リュウホウの背中に新しいセンサーを貼り付けながら問いかけた。


「まあ、チェスや囲碁で人間に勝ったあたりから、

みんな『AIには人間を超えた知性がある』ってビビってるよな」


「そうなのよ。道具が『人体の延長』であるためには、人間が主体でなきゃいけない。

でも、AIが人間には『悪手』に見える一手を指して勝利した時、

人々はそれを『別のルールに基づいた自律的な知性』だと思い込んじゃった。

自分たちの支配権が及ばない領域があることを認めるのが怖くて、

『人間中心主義』に固執している心理的な防衛本能の表れね」


リュウホウは、鏡に映る自分のグラフェン・スーツを指でつつきながら首を振った。


「でもブレンダ、それって実は勘違いなんじゃないか?

AIが有能だから『悪手』の中にある正解を見つけたわけじゃない。

ただの**『下手な人の総当たり』**の結果だよ」


「……下手な人の総当たり?」


ブレンダが手を止め、首を傾げる。リュウホウは得意げに語り始めた。


「そうさ。上手い人は無駄な手を打たないけど、下手な人はセオリーを知らないから、

めちゃくちゃな手を打つだろ? でも、たまにその『めちゃくちゃな手』が、

予想外の勝利を呼ぶことがある。剣劇格闘ゲームで言えば、ガード不能攻撃みたいなもんだ。

上手い人同士なら絶対当たらないから選択肢にも入らない技を、

初心者がヤケクソで使ったら、たまたまハマって必殺技になっちゃうようなさ」


「なるほど。AIは『賢い』から選んだんじゃなくて、

コンピューターの計算速度で**『バカな手も含めて全部試した』**から、

たまたま有効な穴を見つけただけってこと?」


「その通り! つまり、AIの強さの本質は『知性』じゃなくて『徹底的なうっかり作業の積み重ね』なんだよ。

銀行のキャッシュカードのバグの話、知ってるか?

お金を下ろす時に、わざと一枚だけ残して取ると、全額返ってくるっていう……。

あんなの、まともな手順を踏む頭の良い人じゃ絶対に見つけられない犯罪だ。

でも、操作を間違える『うっかりさん』がいたからこそ、そのシステムの欠陥が露呈したんだよ」


ブレンダは感心したように、パチパチと拍手をした。


「面白いわ、リュウホウ! つまり、現代のAIを崇拝している人たちは、

**『世界最高速のうっかりさん』**を神と仰いでいるようなものね。

私たちのボディシェアリング技術も、完璧なエリートの動きをトレースするより、

むしろ『予測不能な失敗』をデータ化した方が、

人類を支配……じゃなくて、進化させる近道になるかもしれないわ!」


「おい、どさくさに紛れてまた『支配』って言ったろ。

俺はあくまで、庶民の『うっかり』が世界を良くする方向に持っていきたいんだからな」


「ふふ、どっちでもいいわよ。リュウホウが私の設計したバグだらけの人生を楽しんでくれればね。

さあ、次は一万ボルトじゃなくて、一億ボルトの『うっかり電流』を流してみる?」


「それ、ただの殺人未遂だからな!? やめろ、ポチッとな禁止!」


二人のイチャイチャという名の人体実験は、夜更けまで続くのであった。



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