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ヴェルヴェット・キス(仮)  作者: dravvordzz
1/1

あらすじ

某大賞に出したかったけど、間に合わなかったやつ2。

そこでは『失わなければ得られない』をモットーとする。

その通りに大切なものを訊ねて、奪う。両親だと言った子の前で彼らを殺す。失踪したものをわざわざ探し出してまで。

そうやって情緒が育つ前に剪定すると、少女たちは開花する。

異様に視力が鋭いグレイハウンドという部隊や、聴覚で観るディアブロという部隊ができることもある。


そこは蒸留所と呼ばれる。生産物のできによって『甲類』『乙類』と呼称していた頃があり。

「焼酎の区分みたいだ」

極東の顧客が、ぽつりと溢したからだ。

節操なく、優れたものは外から取り入れる。どうせ損はしない。

混ぜ合わされた製品が出荷されるときには、極上の工作員と化している。

嘘の戸籍に溶け込み、異能の力を持ち、世界に羽ばたく。


引退後、優秀であれば……母体となる。

世代が経ち奇跡を数で補っていく間に、いいとこ取りの優秀な『カクテル』ができた。『当たり年』などもあり、それらはとりわけ強大である。


ヴェルヴェットはカクテルの一つだ。彼女は任務を失敗してしまい、帰ればまた何かを失うおそれがあった。恐れという感情すら除去されるかもしれない。

これ以上取られないため、強さを望む。しくじった要因を師と仰ぐことも厭わず。


師と乞われるのはイェネーヴァ(xxx歳)。最初期から猛威を振るっていた彼女は、気ままな生き方そのままに組織を去った。十代と言って通るほどに透き通る美少女。中身は酷薄。

当初こそ追手はいたが、傑作が次々とさらし首になるのに辟易した組織は、追跡をやめた。

「干渉しなければ何もしない」

死体の首に残された、遠目には咲き誇る花々の刺繍が決め手となる。

二人は任務で接触し、彼女の気まぐれによってヴェルヴェットは生かされている。

性格からか、彼女には大切なものが多かった……だから取り上げられた。一つを除いて。

自分の綺麗な髪が好きだと言ったが、毛髪がないのは。という温情でそれはまだある。

それ以外は、視力はほとんどなく、味覚もない。臓器も切り貼りをして保っている。


少女は強くなったが、壁は越えられなかった。心の弱みに付け込まれ、自分でリスクを決定したつもりで代償を支払い……更に強靭になる。


イェネーヴァは絶望する。ヴェルヴェットにはそうなってほしくなかった……

よって、戦わなければならない。

根が同じであれば、共に花散らすのは定めである。

8月締め切りの大賞への投稿が間に合いませんでした。

5作品以上同時に進めていたのと、勉強とお仕事に忙しかったからです。

とりあえずあらすじだけ載せて反応が得られるかなぁ?

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