表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。

見送る日々、過ぎ去らぬ日々

嘆き悲しんで 苦しみ抜いて 泣き疲れて そして

あなたはいう


彼女がなぜ取り去られたのか

彼女がなぜ犠牲になったのか

悪いことをしたからと思うのか それは違う

では彼女の親が悪いことをしたからと思うのか それは違う 

前世で悪いことをしたからか それは違う


そもそも前世というものはない

人生は一回のみ 生まれ変わりも 輪廻転生もない

だから、一回のみの人生はかけがえのないもの

それゆえ、彼女の命、彼女の人生はかけがえのないもの

 大切なものだった

それゆえ、問わずにはいられない


彼女がなぜ取り去られたのか

彼女がなぜ犠牲になったのか


確かに取り去られたことには原因があるだろう

病気になり死に至ったことには原因があろう

重傷となり死に至ったことには原因があろう

神経が疲れて死に至ったことには原因があろう

私の最愛の人は肺のがんで取り去られた

ただ、忘れないでほしい

その時、彼女の傍に、あなたの傍に確かにあの方もいたことを

あの方が再臨してくださったことを

あの方が臨在してくださったことを


彼女がなぜ取り去られたか

彼女がなぜ犠牲になったのか


それは、彼女の死によって、または彼女のその存在によって、

 彼女の上に栄光が現れるため


見てごらん

彼女のために祈る者がいる

彼女のために悲しむ者がいる

彼女のために語り継ぐ者がいる


考えても見よ

そもそも、生も死もあなたたちにはもう問題ではないはずだ

人生の短さも長さも、あなたたちにはもう問題ではないはずだ

あなたたちは復活と永遠の命が約束されたではないか


それゆえ、あなた方、また彼女も含めて

 一人一人の生き方に栄光が現れるか

 一人一人の死に際して栄光が現れるか

それが、それだけが大切なこと

そして栄光とは、慈悲ある言葉 愛あるわざのこと

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ