嘆き悲しんで 苦しみ抜いて 泣き疲れて そして
あなたはいう
彼女がなぜ取り去られたのか
彼女がなぜ犠牲になったのか
悪いことをしたからと思うのか それは違う
では彼女の親が悪いことをしたからと思うのか それは違う
前世で悪いことをしたからか それは違う
そもそも前世というものはない
人生は一回のみ 生まれ変わりも 輪廻転生もない
だから、一回のみの人生はかけがえのないもの
それゆえ、彼女の命、彼女の人生はかけがえのないもの
大切なものだった
それゆえ、問わずにはいられない
彼女がなぜ取り去られたのか
彼女がなぜ犠牲になったのか
確かに取り去られたことには原因があるだろう
病気になり死に至ったことには原因があろう
重傷となり死に至ったことには原因があろう
神経が疲れて死に至ったことには原因があろう
私の最愛の人は肺のがんで取り去られた
ただ、忘れないでほしい
その時、彼女の傍に、あなたの傍に確かにあの方もいたことを
あの方が再臨してくださったことを
あの方が臨在してくださったことを
彼女がなぜ取り去られたか
彼女がなぜ犠牲になったのか
それは、彼女の死によって、または彼女のその存在によって、
彼女の上に栄光が現れるため
見てごらん
彼女のために祈る者がいる
彼女のために悲しむ者がいる
彼女のために語り継ぐ者がいる
考えても見よ
そもそも、生も死もあなたたちにはもう問題ではないはずだ
人生の短さも長さも、あなたたちにはもう問題ではないはずだ
あなたたちは復活と永遠の命が約束されたではないか
それゆえ、あなた方、また彼女も含めて
一人一人の生き方に栄光が現れるか
一人一人の死に際して栄光が現れるか
それが、それだけが大切なこと
そして栄光とは、慈悲ある言葉 愛あるわざのこと