話を聞くだけだよね?
わなとめいなと声をかけてきた人は公園へ行き、話を聞いているところである。
メ「はじめましてだよね。俺は名も無きプロデューサー。流れ者“メリア”という。君たちのことはずっと前から知っていて、ここまで成長したのを見て声をかけたんだ。ビックリさせてごめんな。」
わなとめいなはぽかんとしていた。
むりもない。だって、この人の言葉はまさにストーカーなのだから(?)
少しの間が空いたが、めいなが喋りだした。
め「え?で?どうして僕らに声掛けたわけぇ?てかストーカーじゃん。お姉ちゃんやっぱりこいつ、警察付きだそよぉ。」
めいなが言った言葉にわなはくすくすと笑いながらこう言った。
わ「こんな変なお兄さん初めてかも。それに、私たちが昔目指してたものになれるかもしれないよ?なんのプロデュースしてくれるか分からないけれどね。」
めいなはハッとした。
たしかに昔、望月姉妹は、共通のなりたいものがあった。
めいな目を見開いてその男に聞いた。
め「ねぇ、おじさんさぁ、僕らの夢、叶えてくれんの?なら話は別かなぁ。」
メリアは喜んでというかのように、「もちろん!」と言ったあとにこう告げた。
メ「君たち、アイドルなりたいんでしょ?だから声掛けたんだよね。一緒にゆっくり目指さないかぃ?」
わなとめいなはお互い顔を見合せて。ゆっくりと頷いた。そして。
わ「怪しいけど、お兄さんの言葉を信じてお願いしますわ。」
め「怪しいけど、おじさんの言葉信じて頼もうかな。」
メリアはその言葉を聞いて喜んでいた。
もう、時間も時間だったから、連絡先だけ交換してまた、後日会うことになった。