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世界を守る守護者たち  作者: 綾崎大輔
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一章 始動編6


『私達はこの世界を守る守護者です』


「えっ、嘘だろ。二人が守護者?」

「守護者って顔も名前も知らないから噂でしか聞いた事が無かったけど」

「本当に守護者なんですか?」

「まぁ、急に言われても信じられないだろうな。この事を知っている人物は日本には数えられる程しか居ないし、俺たちには証明しろって言われても難しいからな」


 四人が驚いている所に双葉が戻ってきた。


「お待たせしました。どこまで話されましたか?」

「守護者というところまでは話したんですがどう証明しようかと思いまして」

「それなら皆さんをあの場所に連れて行けばいいんじゃないですか?」

『あっ!』

「その様子だと忘れてましたね。大事な事なのに全然足を運ばないから忘れるんですよ」

『すみません』

「まぁ、とりあえず準備してきます。皆さま待たせてしまいすみません。少し準備して参りますので少々お待ちください」


 そういうと双葉は自室に向かった。

 五分程してから双葉は戻ってきた。


「お待たせしました。お二人が守護者だという証明をする為にとある場所への扉を開けますので、開き次第お入り下さい」


 そう言うと双葉は霊力を解放すると何も無かった空間に扉を開いた。


「お待たせしました。それではお進み下さい」

 

 言われたまま一同は扉を潜った。



 扉を潜るとそこは一面が白で覆い尽くされた部屋に繋がっていた。

 全員が潜り終わると一つの壁が開き、双葉が進むと同時に全員で進んだ。すると、そこは大きな広場が広がりその中央にカウンターがあった。

 カウンターまで進むと双葉は振り返り全員に説明を始めた。


「今から皆さんには協力者としてここに登録してもらいます。主な理由としましては情報の管理ですが、詳しいことは受付の方からの説明をよくお聞き下さい。では、この四人の登録をお願いします」

「かしこましました」

「では、お二人はこちらに来て下さい。それでは皆様、すみませんが少し私達は外しますのでゆっくりしていてください」


 そういうと三人は奥の部屋に入った。

 そして二人に振り向いた顔を見ると少し不気味な笑顔をしていた。


「さて、何故呼ばれたかわかりますか?」

「はい。長い間ここに顔を出さなかったからです」

「わかってるじゃないですか。他の方々はしっかり顔を出されてるんですよ。それに情報の更新もしてるんですからね」

「すみませんでした」

「いいですよ。"零“なんですから次からはこんな事がないようにしてくださいね。では、こちらも始めましょうか」


 それから二人は更新の為に測定を始めた。



 残った五人も登録を始めた。


「行きましたしこちらも登録を始めましょうか。それではこちらの水晶に一人ずつ手を翳して下さい」

「わかりました」


 四人は順番に水晶に手を翳した。


「ありがとうございます。では少し場所を移動するので私について来て下さい」


 そう言うと全員は受付の人について行った。

 ついて行った先には先が見えない平原があった。


「次はここで全力の霊装を使った魔法を見せて頂きます。この空間は特殊な場所なのでどの様な攻撃にも耐える事が出来る様になってますので安心してください」

「よしっ、じゃあ俺から---」


 全員の魔法が終わり、最後に身長などの基本情報を登録したのちにもう一度受付があるエントランスフロアに戻った。

 するとそこには二人が待っていた。


「お疲れ、ちゃんと登録が出来たみたいだね」

「皆さんにこれを先に渡しておきます」


 楓が四人に小さな物を手渡した。それは、霊力を帯びた鍵と謎の結晶が先に付いているネックレスだっただった。すると、初めに楓は鍵の説明を始めた。


「その鍵は一度行った事がある場所に扉を開くための物です。使い方も簡単でその鍵に霊力を流すことで目の前に扉が出現します。後は、行きたい場所を頭に思い浮かべながら鍵を開け扉を潜るだけで簡単に移動が出来ます。因みに、実際に一度でもその場所に行かないとその場所には行け無いから気をつけてね」


 軽く笑いながら説明した。

 楓の説明が終わると次に燐がネックレスについて説明した


「そのネックレスの先に付いている物は霊力結晶だ。ネックレスの使い方も鍵と同様に霊力を通す事によって念話や非常時として映像と会話の記録、そして最大の特徴として時間魔法である時空庫を擬似的に開く事が出来るといった性能になってる。ここまでで鍵とネックレスについて何か質問はあるか?」

「僕から一つ質問が」

「なんだ?」

「時空庫って確か自分の霊力に応じた広さになるんだよね。これもそうなの?」

「いや、これは予め設定してある広さだ。広さのイメージは学校の教室ぐらいと思ってもらったらいいだろう」


 燐は“当然だろ”といった感じで説明したが四人は理解できなかった。


「いやいや、広すぎだろ」

「うん。燐くん流石に広すぎだよ」

「そんな広さに何入れるの」

「えっ、そんなに言う程か?」

『『『『言う程だよ』』』』

「そ、そうか悪い。やり過ぎた」


 同時の四人のツッコミに少し驚いたが直ぐに他に質問が有るか聞いたが全員、質問する気力が無くなっていた。

 何せ質問したら更に混乱する様な返答が来ると思ってしまったからだ。

 四人が気疲れしているとずっとこの場に居なかった双葉が戻ってきた。

 双葉は戻ると時空庫を開き中から四人分の電子パネルを取り出し一人一人に配った。


「間に合って良かったです。皆さんに渡した物はこれからここに来る為に必要な物です。まず電子パネルですがここに来て初めに受付にここに来ていると登録する為に必要な身分証が入っています。その他に、普段は公にネックレスでの念話などは使わない様にして貰いますので連絡や記録手段、そして情報の共有などに使います。本来であればロングコートもお渡ししたかったのですが間に合いませんでしたので金曜日にお集まり頂いた時にお渡しさせて頂きます」


 説明を終えた双葉はまだ作業が残っていると言い、この場から外れた。

 外れるのを見送ったあと、燐達は本題に入った。


「これから協力者として俺達が今捜査している事件を一緒にしてもらう。だが、しっかりと学業もしなくてはならないから金曜日の夜二十二時に八凪家に集合してもらう。その為に現在わかっている情報を先程の電子パネルに転送しておいた。各自確認しておいて欲しい」

「わかった。もし何かあったら連絡するよ」

「ありがとうございます。もし先程送った事で何か調べたい事があったらここに来たらいいですよ。ここには無い物は有りませんので」

「助かります」

「では皆さん時間も遅いですし帰りましょうか」


 そう言うと全員は燐が開いた扉から八凪家に帰った。

 そして、そこから練習がてら各々鍵を使って扉を開き家に帰った。

 そこから何かがある訳でもなく時間が過ぎ金曜日になった。

 

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