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ブラックエンシェントの目的

遅くなりました~

ーーーーーまた、夢を見た

地面に横たわってる感覚がある....

ただ、手足の感覚がない。


「今度はどこだ?」


立て続けに同じことが起こると、面白くないもんだな...


まあ、考えても仕方ないからとりあえず体を起こした。



「うわ、びしょびしょじゃん

.......でも、これ夢の中だから平気だわ」


体を起こすと俺はほとんど枝のない木の下に寝ていて、雨が降っているからか体中濡れていた。



「んで、どうすれば夢から覚めるんだ?

.....まあ、とりあえず歩くか。」







ーーーーー少し歩いてみると、ここは墓地のようだ。欧米?とかそこら辺の墓だろう。

墓の柵らしきものの上にはカラスがとまって鳴いているせいで、雨と相まってより鬱蒼としている。






そう考えながら歩き続けていたら何かしら、声が聞こえた。


「誰かいるのか......敵の可能性もあるか。」

そう思い用心しながら進んで見ると、

お墓の前に二人の子供がうずくまって泣いていた。


「.....さん!、、、んで!」

男の子の方が地面を叩きながら言った....その手には血が滲んでいた。


数分経つと、女の子の方が立ち上がり男の子に何か言った。

「.....と。帰ろう。」

「嫌だ!俺は......」


(経験したことない俺が言うのはあれかもだけど、つらそうだ。)


一体何があったのか、聞いてみたいと言う好奇心から少しずつ二人に近づいて肩に触れようとしたその時、剣光郷に行く時のような光に包まれた。








「......」

また寝ている?今回はさっきのやつ(おそらく夢)とは違くて手足に感覚がある。

目を開けると敷布団の上に横になっていた。




「ここ....は?」デジャブが凄いが。


「あ、起きた!おーーい、才斗!」

「ん....?お前は?」

「昨日言ったでしょ、私は桐夜水香。

あ、ダメだよまだ寝てないと~」

(看護師かよ)


ここは、家の中らしい。レイアウトが女の子っぽいからこの子の家なのだろう。


上からドタドタ階段を下がる音が聞こえると、才斗が顔を出した。

「よう、元気そうだな。」

「ああ、でも才斗、お前.....」

才斗の肩には包帯がぐるぐる巻きにされていた。

「ん?ああ、これか。大丈夫だ、前も水香のおかげで似たようなことがあったし」


「ちょっと、誤解する言い方しないでよ!あれは...」


「?..なにがあったんだ?」



「あー、はいはい。その話はまた今度聞かせてやるよ光真。それで今の現状は?」



「コホン えー、まずこれは知ってると思うけど、

あなた達二人が戦ったのはブラックエンシェントっていう組織ね。戦ったのはNo.6アッシュ・タイタロス、No.9重魔砕月の二人ね。」


「え?!アッシュってNo.6なのか....あんなに幼いのに。」


「見た目は子供でも中身は悪魔よ。幼い頃に何かあったのかもね。でも、アッシュも砕月も人を殺してることに変わりはないの。」


「だから、容赦はいらないぞ光真。戦いでの情は自分を滅ぼすぞ。」


「ああ、分かった。それで、一番気になってるんだけどあいつらの目的って何なんだ?」


そう言うと水香は少し苦い顔をした。


「多分....悪魔召喚よ。それも剣光郷の住人達を生け贄としてね。」


顔から血の気が引いていくのを感じた。才斗も同じだったらしくしばらく何も言わなかった。



とても長く感じた数秒の沈黙の後、才斗は水香に聞いた。

「もう...犠牲者はいるのか?」

そう聞くと水香は首を縦に振った。


「そもそも、悪魔召喚なんて出来るのか?」

(そういうのを漫画でしか見たことないから実際どうなのか。)


???「出来るよ~~」

いきなり黒い穴が現れ、その中からルシフェルが出てきた。

「うわ!何何!」

才斗と水香は驚いて椅子から落ちた。


「ルシフェル!?お前何してんだ今まで!」


「ごめんね、光真~、ちょっと色々あってさ~」


「いや、まあ無事ならいいん..」


「うわぁ~!何この羽!超気持ちいい!」

倒れた水香がルシフェルの羽をすごい触っていた。


「ちょっと、お嬢さんやめてよ~!」


~割愛~


「この子怖い。はぁはぁ。」相当息が上がってるなルシフェル。

「もう少し触りたかったな~」

「もう終わりだ、水香」

才斗が水香を止めてくれて助かった。


「それで、悪魔召喚の話だけど」とりあえず本題に戻そう。


「ああ、そうそう。悪魔召喚って言うのは人間を贄として召喚することが出来るよ~。贄にする人間が多ければ多いほど強い悪魔を召喚出来るんだ~。『ゴエティア』っていう書物にはソロモンの悪魔達が書かれているんだけど、全て実在している。悪魔を呼ぶには専用の詠唱が必要だけど、ブラックエンシェントさんたちは知ってるんじゃないかな~。」


「なるほど、見たところ剣光郷の人口は200人ほど。これだと、どれくらいの悪魔を召喚できるんだ?」


「そうだね~、大体リファイメント【200000】ぐらいだね。」

「に、二十万....桁が違う。」水香と才斗も流石にやばいと思っている。


「そんなのが復活したら、剣光郷は確実に終わりだ....。」


「....分かった。

二人とも!

今俺たちが出来るのは、あいつらの計画をぶっ壊すことだ!」


「お前、簡単に言うけどな....今お前が俺らの中で一番弱いんだぞ。」


「うっ...しゅ、修行すればいいんだよ!なあ、水香!」


「そうね。光真の言う通り、頑張ろう皆!」

「はあ、やるしかないか」










悪魔の階級

上から強い順

死王級(ロイヤルエンド)

闇帝級(デスサライズ)

暗騎級(ヴァラサイド)

狂滅級(ガラリアズ)

闘牙級(デュガイサス)



能力のレベル

『超越』←星光未来隊長、副隊長レベル

『凌駕』←操作の進化レベル

『操作』←今の光真レベル












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