表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
10/171

金の斧 銀の斧 その一

パロディ昔話第十弾。今回は「金の斧 銀の斧」です。


本来のパロディ昔話に立ち戻り、サクッと終わらせる話にしてみました。


手抜きと言ってはいけない(懇願)。


物足りなさも含めてお楽しみください。

 昔々あるところに、とても正直者の木こりがいました。

 いつものように森で木を切っていると、手が滑って斧が泉に落ちてしまいました。


「あぁ、一本だけの斧が……。オゥノー!」


 木こりが泉のほとりで嘆いていると、泉が光りました。


「え、一体何が……!?」


 木こりが驚いていると、光の中から美しい女性が現れました。


「私はこの泉の女神です。貴方が落としたのはこの金の斧ですか? それともこの銀の斧ですか? それとも……」


 女神は自分の頭を指差しました。


「この頭に直撃した鉄の斧ですか?」


 そこには見事なまん丸のたんこぶがありました。


「え、あの、その……」

「向きが違ったらえらい事でしたよ。で? これは貴方の斧ですか?」

「いや、その……」

「貴方の斧ですね?」

「……はい……」


 その後木こりは女神から、斧をしっかり持つ大事さをこってり説教されましたが、最後には許してもらえて、斧も返してもらえました。

 正直という事は大事ですね。


 めでたしめでたし。

読了ありがとうございます。


べっ別に昨日から書いていたやつが仕上がらないから慌てて書いたんじゃないんだからねっ。


一日一話はこだわっている訳じゃないんですが、投稿しないとどうにも座りが悪くて……。


頻度よりも質で勝負できる、そういうものに私はなりたい。


お付き合い頂き、ありがとうございます。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
[一言] 読みました。面白かったです! みじ……もとい、すっきりとした構成でしたね(笑) 頭に直撃、で、つい血塗れの女神を想像してしまいました。たんこぶで済んで本当によかった。 たんこぶできた女…
[一言] おーのー、に☆一つw
[一言] >女神から、斧をしっかり持つ大事さをこってり説教されました まぁ、頭に刺さったまま(ハロウィンの仮装みたいなヤツ)でなくてよかったですよ。 女神様のお説教、なんだか、畏れ多いです。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ