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独り言の囁き  作者: うゆ。
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僕って何?。

 2021年1月23時13分。実家。自室。

 この文章が出来上がるのはきっと先で、もしかすると投稿されないかもしれない。前文の数字は、書く決断が付かなかったり、気力がなかったり、書き直したり、誤って消してしまったり、とにかくこの文章を書き始めた時に一番初めの時計の数字。

 はじめに。僕の文章は色んな意味で正しくない。文法だったり、意味だったり、意見だったり。とにかく間違うことが前提だ。極力文字の間違いは正すべきだと思うけれど、意味だったり意見だったりを無理に曲げる気はさらさらない。仮にこれを読んでくれている人。僕の勝手な物言いと、自分の意見や価値観が違ったりすることがあると思う。けれどそんな時はどうか相手の事を変えようとしないでほしい。

 そんな意見や意味もあるのか、と。心に思って、それでも気に食わないならゴミ箱にでも捨ててほしい。考えてみて。誰もが同じ意見や意味を持っているなんてとてもつまらないと思わない?。それは機械と同じだ。僕らは人間だ。間違っていることは前提とすべきだろ。

 さて、記念すべき一回目の投稿を何にするのか。いろいろ考えた結果、俗にいう万人受けするような文章や話は書かないことを決めた。将来、もしかすればこの文章がお金に代わることがあるかもしれない。他の活動で、「うゆ」という名前で行ったとして、その活動やこの文章も認められるかもしれない。まあ決してそんなことはないと思うが。そんなに世の中というのはあまくはない。けど、認められなくていいからここでも嘘はつきたくない。自分に。

 一回目。僕って何?。

 せっかくここまで読んでくれている人が仮に居たとして。長ったらしい、回りくどい文章を読み進めてきてくれてありがとう。何やら重っ苦しい題名題材だなと思ってページを閉じようとしている君、少しだけ待ってくれ。

 きっと世に溢れている読み物は僕のような文章よりも面白く、意味があって、ためになるようなものは幾らでもある。けどたまには、そして何かの縁でここまで読んだのだから、せっかくだから意味のないものでも読んでみないか。

 唐突に、急に言う。僕はきっと他人よりもズレている。構って欲しいからとか、他人と違うことに嬉しさを感じる年頃だとかそんな話じゃない。ズレというのはつまり、本当に僕は他人との考え方に差があることを生きている中で身に染みているということ。

 まずこんな文章を書くことがもうズレの証拠でもある。

 僕は物事に対して考えると止まらない。好奇心とはまた別のベクトルである。友達、親、恋愛、政治、戦争、お金、義務。生活の中にある言葉で、身にまとわりつくもので、誰もが学校なんかで考えさせられたことがあるはずだ。恋愛なんて生物にとって最も近しいはずだ。

 学校でそんな何かに考える時間は僕にとってとても有意義で楽しみで本気になれるものだった。しかし誰だってそうだろうが、考えを正直述べたり書いたりするのはとても勇気がいる。強がらなくていい、きっと君もそうだ。僕にはそれが苦痛だ。間違った意見をクラスは正しいという。深く先を見越せば間違っていることを正しいと勢いで言って、結局見え透いた未来を辿って困るのは自分たちなのに。分かっていたはずなのに。将来の夢。僕だけスポーツ選手になりたいとか、医者だとかは言ったことがない。人を殺してはいけない理由を感情論でダメだと、考えることを始めから放棄している彼らには腹が立った。

 話を戻す。

 見えない。鏡を見ても。

 実際そこに映っているのは僕で、立っているのは僕で。

 けれど僕が普段どんな表情で話しているのか、泣いているのか、笑っているのか、怒っているのか、恋をしているのかわからない。そこに不安を覚える。僕って何。あの鏡に映って立っていたあいつは、本当に今この瞬間も同じ奴なのか。

 実にくだらないだろう。そう思う。でもここまで読んでくれた人はきっと僕の考えることに少しでも興味があることを願うし、ある人だろう。別に笑ってもいいよ、読んでくれているんだもん。

 友達と、親と、恋人と、先生と、上司と、後輩と、先輩と、今日すれ違った人と、レジで受け答えした人と。これらの人に対してすべて全く同じ表情や態度をして生きている人なんて果たしているのだろうか。僕はいないと思う。少なくとも僕や僕の周りはいなかった。

 言葉遣いはどうだろうか。敬語、ため口、無口。目線は。声のトーンは。仕草は。

 僕ってどれが本物なのか。答えは全部僕だ。けれどもそれが本物か偽物かはわからない。本物って何、偽物って何。

 何が言いたいのか。つまりは、僕って人格は。

 きっとこの先永遠に現れないと思う。

 繕ったまま。それが悪いか良いかは別にして、人間として生きていくためには仕方がなく誰もが行っている当たり前の事だ。

 どうだろう。こんな事をグダグダ考えて悩んでいる人間だ、僕は。異常だろう、変人だろう。

 リアルでこんな人間と仲良くなろうなんて人は少ない。だから僕はこうして一人文章を書く。ネットとはすばらしいもので、リアルでは出せない人格を出せる。不良な彼がネットでは動物の動画や写真を集めている。いつも無口で不愛想な彼女は大きな掲示板でボランティアの募集をしている。そんな人もいると思う。だから。

 だから僕は誰かに見てもらいたい。ネットでしか書けない事を。誰かがこんな風に考え悩んでいる事を。

 共感してほしいわけでも救ってほしいわけでもない。

 ここまで読んでくれた貴方。どうだろうか。こんなことをリアルで語れるだろうか。語れているのであれば素晴らしいし羨ましい。

 伝わってくれたのならば幸い、救い。それだけが目的。僕の考えをどうか見てほしい。

 自信はないけど、自覚はきちんと備わっている。

 うまくまとめられたのだろうか。分からないけどとにかくここで一回目の投稿。

 「僕って何?」って話を終わらせる。

 次も見てくれることを願って。本当にありがとう。

 二回目は何を書こうか。

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