『入口からの、所謂脱出』・・・『詩の群れ』から
『入口からの、所謂脱出』・・・『詩の群れ』から
㈠
おかしいだろ、そして、不安だろ、元あった自己の場所が場所じゃなくなるなんてな。
入口の封鎖こそ、自己の封鎖だからな。
狂人を相手にするのも、自己が狂人になるべくして。
そう、そうなんだよ、平和は実存だからね。
㈡
其処から、所謂、脱出が始まる訳さ。
そうか、確かに、押さえつけれられた我々の思想は、飛んでいくもんな。
だろ、まずは、入口に座って、少しずつ、始めれば良い。
え?
㈢
入口からの、所謂脱出は、如何にも、感想を必要とするな。
そうさ、無作為の不明衝動を受け入れたものだけが、天国へ行けるんだ、だろうだ。