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依頼の日、当日

 そして、依頼の日になって、朝から貴族の館に向かうと、グローリーさんとアネモネさんが、外で見張りをしている所を見つける。


「グローリーさん、アネモネさん。おはようございます」


 と声をかけると


「ハルヤ様、ローゼリア様、ルージュ様。おはようございます」

 

 と二人は頭を下げて来た。


「あの、すみません。ランジア様は何処におられるのですか?」


 ローゼが二人にそう聞くと


「ランジア様は、準備をなされています。なので、もう少しお待ちください」

 

「わかりました」


 そう言って、少し離れた所で待っておく。


「ダンナ、今回もかなりの用意をして来たな。でも、俺様がいれば大体の事は大丈夫だと思うが、違うのか?」


「確かに、ルージュがいれば余裕だけど、今回も何が起こるか分からないから、かなり厳重に用意しただけだ」


「主君は、面倒ごとを引き寄せますね。今回も高い確率で何かありそうですね」


 そう言って、話していると


「妾参上! ゴフゥ」


 ランジア様がカッコつけて外に出て来たが、アイリスさんが地面に沈める。


「ランジア様、あれだけおしとやかにしてくださいと言いましたよね。なのに何故出来ないのですか?」


 なんか凄い怒っているが、なんとか復活したランジア様が


「それはカッコつけたいからだ! あんなガチガチな所なんかやりたくない!」


「ハァ、だからランジア様は、貴族の間では残念公爵令嬢と言われるのですよ」


 俺はその事を聞いて、呆れていると


「アイリス、その事がなんだ。すでに残念と言われているから、大丈夫だ」

 

 と言うと


「また、教育長に言って躾直さないといけないですね」


 と凍えるような低い声で言っていたので、俺達はさらに離れておく。


 そして、なんだかんだあった後、ランジア様をまた地面に沈めているアイリスさんが、こちらを見て来て


「申し訳ありません。ハルヤ様達がいる事に気付いていなかったです」


 と言ってランジア様を踏みつけている。


 俺は公爵令嬢にそんな事をしてもいいのか、かなり気になるが


「ハルヤ様、ランジア様はかなり馬鹿なので、これくらいしても大丈夫だと、当主様から許可を貰っています」


 当主様もかなり苦労しているんだな。


 とりあえず、その事は置いておいて、アイリスさんが続きを話してくる。


「あの、話は変わりますが、ハルヤ様達は準備は大丈夫なのですか?」


「それは、大丈夫ですよ。かなりの物を用意して来ましたので」


 大体は食料だが、他にも色々用意して来たので、なんとかなるだろと思っていると


「アイリスさん、こちらも準備が完了していますか?」


 とアネモネさんが聞く。


 すると


「準備の方は私が担いでいる、アイテムバックの中に入っているので、大丈夫ですよ」


 なる程、それならいいか。


 そして、ランジア様を叩き起こして、馬車ではなく歩きで、ロートス第二ダンジョンに向かう。〈前に行ったゴブリンダンジョンが第二とつけられた〉


 確かゴブリンが大量にいるが大丈夫なのか? それに前は十層までしか行ってないから、それ以降はわからないな。


 そう思いつつ、歩く事数時間後、何回かゴブリンと戦闘したが、ランジア様とアネモネさんが基本片付けたので、俺達は殆ど何もしていない。


 そして、夕方ごろに第二ダンジョンに到着したので、今日はここで一夜を明かす事にする。

 

 そして、アイリスさんが自分のアイテムバックから保存食を取り出すが、俺は普通に食材と調理器具を取り出す。(シートとテーブルなどもセッティングする)


「あの、ハルヤ様、何故普通の食材があるのですか?」


「それはここで料理する為ですよ」


「それは分かりますが、そんなに新鮮なのかも気になります」


 秘密です。と答えておいて、俺は料理を始める。


 ルージュには見張りを頼んで、ローゼには簡単な作業を手伝ってもらう。

 

 そして、かなりの量を作って、テーブルに乗せて、三人で食べようとすると


「ちょっと待て、なんで三人で食べようとしている!? 妾達の分は無いのか?」


「いや、自分達の分は自分達で用意しろと言われたので用意したのですが、変でしたか?」


「あの、ハルヤ様達は常識が無いのですか? 確かに、何かしらで特殊なアイテムがあるのは分かりますが、ダンジョン攻略でここまで豪華な料理を用意するとは、あとお願いします、食べさせてください」


 なんか思いっきり本音が出ているのと


「報酬は上乗せするから、妾達にも食べされてくれ」


 とランジア様が言って来たので


「分かりました。あとで手伝ってくれるなら食べても大丈夫ですよ」


 そう言ってテーブルとイスを用意する。


 そして、俺達は料理を美味しくいただいたあと


「あの、ハルヤ様。どれだけ料理を作ればいいのですか? ルージュ様はどうなっているのですか?」


「それは俺も知らない。それよりも、この野菜を切るのをお願いします」


「まさか、妾をここまで働かせるとは思ってもいなかった」


「ダンナ、おかわりを頼む」


 俺達はルージュへの料理を作るために、フル稼働で働いている。


 そして、何とかルージュが満足したのは、その数時間後だった。


次は、二十日の十七時くらいに投稿します。

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― 新着の感想 ―
[良い点] とりあえずランジア様とアイリスが料理を手伝ってるのが良いなってのと、ルージュは食べる食べる、数時間掛かりで料理を作り続けるとなると、そろそろ大食堂を切り盛り出来るくらいのスキルが身について…
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