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冒険者ギルドにリターン

 昼ごはんの時に光の翼のメンバーが唖然とした後、また冒険者ギルドの相談室に戻ってきて、話し合いが始まった。


「それで、戻ってきたのですが、結局自分達に何を聞きたいのですか?」


「それはさっき言った通り、ハルヤさんの回復魔法使いの能力と高性能〈ポーション〉の事を聞きたくてここの場を作りました」


 回復魔法と魔力量の説明は難しいし、〈ポーション〉も魔力を込める以外は普通の素材で作っているから何も言えないのだが……。


 そう考えているとルージュがある事を言う。


「一ついいか。ダンナがそんな簡単に秘密を話すと思うか?」


「確かにそうだが、ハルヤさんの能力は相当有能だぞ。それで、どうやってその力を手に入れたのかを聞きたかったけど無理か」


「そうですね。自分の秘密は話せないのでそこは諦めてもらいますね」


 そう言った後、何とか頷いてくれたので話を変える事にする。


「そういえば、皆さん結構若く見えるのですが、年齢はどれくらいですか?」


 その言葉にミーナさんが答える。


「私達は今年で二十五歳ですよ。他のSランク冒険者では若い分類に入りますね」


「やはりそうなんですね。でも二十五歳でSランク冒険者は早いと感じますね」


「それはわたしも気になります。Sランクといえば相当な功績がないとなれないランクなのでその話を聞きたいですね」


 レイナとソルの質問にシェイズさんが話してくる。


「それは、たまたま大きな戦いがあってね。その時に大きな功績を挙げてSランクになったんだよ」


「そんな事があったんだね。でもそれだけでSランクになれるもんなのかな?」


 エルのその問いにミーナさんが喋る。


「それは、もう一つ理由があります。王都で開かれるSランク冒険者になれる可能性がある特別試験というものがありまして、それに合格したのでなれました」


 その言葉にレイナとソルが驚いているが、その特別試験の事は知らないので質問をする事にする。


「あの、その特別試験はどう言った事をするのですか? 話の内容から合格したらSランク冒険者になれるのは分かりましたが、具体的な説明をお願いします」


 その言葉にレイナとソル、そして光の翼のメンバー達が驚いている。


 その事でなんで驚いているのかと悩んでいるとソルが説明を始める。


「ハルヤは冒険者じゃなくて、さらに王都の事も殆ど知らないから考えてみたらそうなるわよね」


「なんか、田舎者みたいな言われ方をしているけど、お前もそこまで変わらないと思うぞ」


 そこは突っ込んでおく。するとソルはさらに話を続けてくる。


「そうね。でもわたしはお父さんや叔父さんから色々聞いているので説明は出来るわよ」


「そういえば私もその事は知らなかったぞ。ソルは話を聞ける人がいるから色々知っていからな」


「それなら、オレたちの代わりに説明して貰ってもいいか?」


 その事を聞いてシェイズさんがそう言う。


「いいですよ。まず、特別試験は王都で年に二回開催されて、そこで上位五位以上のパーティーがSランク冒険者になれるのよ」


「なる程な。でも試験とは具体的に何をやるんだ? 後、強いけど性格に問題がある奴がなってしまったら、かなり大変な事になるんじゃないか?」


「それは恐らく大丈夫よ。まず王都の冒険者ギルドで面接がおこなわれて、問題を起こしてないか、性格に難がないかとかを徹底的に調べられるわ」


 それなら問題がある奴がなる可能性は低いな。


 そう考えているとミーナさんが付け加えてきた。


「そうですね。王都には力はあるけど問題がある冒険者もいて、大変な事もありますね。ですが、近くには美味しい狩場とかはあるので人気は高いですね」


「そうなんだな。俺様は行った事がないから、どんな強い魔物がいるかが気になるぜ」


 その言葉にドルトさんがある事を言う。


「ルージュさんが相手になりそうな魔物の依頼はありますよ。でもSランク以上なので受ける事は出来ないですよ」


「そうか。でも魔物と戦えるなら別にいいぜ。それに俺様の一番大事な事はダンナを護衛する事だから、その事はまた今度で大丈夫だ」


「ルージュはそう考えるんだね。ボクはてっきり戦いたいと言うと思ったのだけど」


 今まで、言葉が少なかったエルがルージュにそう話す。


「そうだな。戦いたい気持ちはもちろんあるが、ダンナを守るのが俺様が一番やりたい事だから、それはついでいいぜ」


「それに、ハルヤは色々巻き込まれるから強いけど魔物と戦う事になるかもしれないから、その辺は飽きないと思うぞ」


 おい、レイナ。俺が巻き込まれる前提で話をするな!


 そう突っ込もうとしたらソルとエルが頷き喋ってくる。


「そうよね。ハルヤは昔から色々巻き込まれてきているのは知っているから、一緒にいて楽しいのよ」


「そうだね。ボクが一緒にいる時でも、ゴブリン大量発生やロートスのダンジョンのボスを倒しにいったからね」


「いや、俺が巻き込まれる原因はお前らとギルド関係者が殆どだからな。それに平和に暮らしたいのに毎回面倒ごとを持ってくるから、解決が大変だからな!」


 そう言うとレイナ達の視線がそらされる。


 そして、聞いていたドルトさんがなんか同類を見る目で見てきた後、口を開く。


「なる程。まさか僕よりもそんな苦労されているとは思っていなかったです。それにハルヤさんは皆さんから巻き込まれているのですね」


「そうですね。今までかなり大変でした」


 そうやって話していると、シェイズさんが話を戻してくる。


「あのさ、Sランク冒険者の特別試験の話はどこにいったんだ? これじゃあハルヤさんとドルトの苦労している話になるぞ」


 それがわかっているなら、俺とドルトさんを苦労させるなよ。


 そう考えているとソルが話す。


「それでは続きを話しますね。特別試験の内容は、リーダーがくじ引きをしてそこに書いてある魔物を倒して、その素材を持ってくる事ですね。ただし、荷物検査はされるから、不正は殆どないわ」


「でも、稀にその素材を買って提出する人もいるけど、その時は何処で倒したかとかを細かく聞かれたりして、購入したのがバレると失格+罰金があるよ」


 ドルトさんがそう答えてきた。


「そうなんですか。色々規定があるのですね」


 そうやって話していると、今度はカエデさんが口を開く。


「そうだな。他にも色々ルールはあるらしいけど、アタシには全く理解出来なかったから、他の話にしないか?」


 確かに、言い方は悪くなるけど脳筋の人に説明は暇だよな。


 そう考えて話の内容を考えていると、シェイズさんが何かを思いついたみたいでこちらに話してくる。


「あの、頼みたい事があるのだがいいか? ハルヤさん達は相当な戦力があるのはわかったから、今回のゴブリン大量発生の原因を探すのを手伝ってくれないか? もちろん報酬は冒険者ギルドに相談して何とかするからさ」


 やっぱり言われると思ったぞ。


 だが、俺達はロートスのダンジョンの三十層まで行ってきたから、流石に休まして欲しいのだが……。


 そう考えていると、ソルが俺達を一回見渡した後、言葉を発する。


「どれくらい報酬は出るのですか? それによっては考えますね」


 なる程、ソル達は冒険者だからSランク冒険者の戦いを見たいのだな。


 そう考えていると、レイナがある事を言ってくる。


「ハルヤ達にも来て貰ってもいいか?」


 やっぱりか。俺はそれを聞いて頭を抱えてしまう。


 その後、多額の報酬が出るとわかったので何故が俺まで参加する事になってしまった。


 そして、その事で話し合った後、冒険者ギルドから出て帰る事になった。


 その後、夜ご飯を食べて家に帰った後、冒険者ギルドに行った目的を思い出す。


 そういえば、鑑定と換金をしていなかったなと。

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― 新着の感想 ―
[良い点] 商人にとって一番大事なお金や取引のことが、流されてしまう感じ、かなり面倒なことになってきましたね、というより、30層の初見ボス相手にしたんだから、ギルドから特別報酬と手当がもらえてもいいと…
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