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雑魚敵との戦闘

 ダンジョンの中に入ると洞窟タイプなので、壁に松明みたいなのがはまっていて光っている。


「ボクはロートスのダンジョンに入るのは初めてだけど、スタンダードな洞窟タイプなんだね」


「そうよ。基本はそこまで広くないから大きな武器は少し動かし辛いわ。後迷路になっているから迷いやすいのもあるわね」

 

 前入った時は地図があったから迷わなかったけど、あれは五層までだったからか。


 今回は三十層の初見ボスを倒しに行くのが目的だと知ってはいるが、このメンバーは着くまでの罠などを見つけられるのだろうか?


 そう考えているとルージュがある事を質問する。


「そういえば、初見ボスってなんだ? 前戦った事がある大きな騎士像とは違うのか?」


 そういえば、スートルの鉱山がダンジョン化しているのに気づかずに、そのまま強引にミスリルを取ってきた事とボスみたいなと戦ってきた事を思い出す。


 それに、俺達がボスと戦ってきた事を説明していなかったな。


 他には時間停止のアイテムバックの事も、殆ど説明していなかったから、一回その辺も整理した方がいいかもしれない。


 というよりも、幼馴染とエルの視線がこちらを凝視しているので、これは言わないと無理そうだなと思う。


 ただ、ダンジョンの中なのでやはり今は辞めて、後で話す事を伝えよ。


 そう考えて話す。


「俺達がスートルであった事は、このダンジョンでのやる事を終わった後に説明するから待ってくれるか?」


 その言葉に三人は頷く。


 ただルージュの言っている事は俺も気になったので聞いてみる。


「ルージュが質問した、初見ボスは普通のボスや前戦った赤オーガとは違うのか。」


 その質問にソルが俺の方を向いて喋る。


「まず普通に出現するのがノーマルボス。それで前ハルヤとレイナとわたしが戦った赤オーガはイレギュラーボス。次に隠し部屋にいるのが、隠しボス。最後に五層事に存在しているボスで一回も倒していないのが初見ボスよ。後稀に特殊ボスがいるけと殆ど関係ないからそこは置いておくわね」


 なる程な、つまりは赤オーガがイレギュラーボスで、大きな騎士像が隠しボスになるということか。


 その事を聞いて、わかりやすい説明だったのでよかった。


「そうなんだな。ちなみに今回、俺様が戦う事になる三十層の初見ボスは、どれくらいの強さか知っているのか?」

 

「それは、階層ボス討伐隊が失敗したことくらいしか知らないわ」


 まぁ、その辺の説明もあんまり聞いてなくて情報不足だな。


「まぁ、ギルドの人もこの人数で初見ボスが倒せるとは思っていないと思うよ。それよりも少し気配がするよ」


 エルがそう言い俺達は周りを見ると青い液体みたいなのが固まっていて、中心には魔石が付いている魔物が現れた。


「あれはジェルね。細かく言えばスライムもどきで新人でもよほどの事がない限り普通に倒せる魔物よ」


 ソルからそう説明が入る。


「ただ、私みたいな近接しかできないタイプは少し辛い魔物だけどな」


 さっきから静かだったレイナが喋りだす。


「それで、陣形とかはどうするの? ハルヤ君指示を頼むよ」


 いや待て、あんまり戦った事ない人に指示を頼むか?


 それに俺が言う前にルージュが炎魔法で倒してますが……。


「ダンナ、弱いなこいつ。これじゃあ、準備運動にもならないぜ」


 あのな、新人でも普通に倒せる相手に、人の形態にはなっているとはいえ、ドラゴンが準備運動になったらおかしいと思うぞ。


 後まだ第一層にそんな強いやつが出てきたら、ダンジョンに入って出会った瞬間に大変な事になるぞ!?


 そう考えていると、落ちている魔石をエルが拾ってきたので受け取り魔石専用の袋の中に入れる。


 その後も、一層はジェルしかいないらしくて、余裕で討伐しながら二層へ行く階段を見つけて降りる。


 そして、二層に降りたが、前に来た通り特に一層と変化がないのでいつも通り歩く。


 たまにジェル以外の蝙蝠型の魔物、バットが出てきたけど四人は普通に倒していたので余裕だなと感じる。


 こいつらのスペックは高いのは、前のゴブリン討伐戦とかで知っているからな。


 ルージュも正体がドラゴンだし、こんな雑魚には負けないと思う。


 結局その後も、特に強い魔物は現れなかったので、そのまま五層まで何回か休憩を挟みつつ到着する。

 

「ここに来るのも久しぶりに感じるな。最近いろんなイベントがあって私達は、ロートスのダンジョンに殆どきていなかったな」


「そうね。でもハルヤを連れてこれたのは大きいわね。これからも一緒にダンジョンに潜りましょうね」


 なんか俺が進んで入っているみたいになっている!?


 流石にこのままではマズイからどうにかしようと思う。


「あのな、今回の件は前の赤オーガと同じく、面倒な事になりそうだったからついてきただけだ。後何回も言っているけど、俺の本業は雑貨屋店員で商人だからな」


 そう言って納得させようとするが、エルがある事を言う。


「でもハルヤ君は雑貨屋をあんまり開いてないよね」


 うん、誰かさん達のせいで最近は殆ど開く事ができないんだよ……。


 そう伝えると、全員が目を逸らしてきたので、俺はため息をつく。


 まぁ、こうなるよな。そう考えつつ奥に向かっていると、今度は俺達と背が変わらないくらいの木の人形が出現する。


「あれは、ウッドドールね。そこまで動きは俊敏ではないけど攻撃はそこそこ重いから新人の頃苦戦した思い出があるわ」


 ソルがそう説明するが俺はある事を言う。


「そうか、でも終わったぞ」「えっ?」


 ルージュが速攻で拳で殴ってウッドドールを余裕に倒していますが……。


 それを見たレイナとソルは固まっている。


 エルは「やっぱり」と言い頷く。


「少しは歯応えがあると思ったが、全然弱いな。ダンナ、もっと強い魔物はこのダンジョンに出て来るのか?」


「それは、俺も知らん。でも前このダンジョンにいたイレギュラーボスの赤オーガは強かったから、もしかしたらいると思うぞ」


 とりあえずそう言っておく事にする。


 ただ俺も五層以降は知らないから特に何も言えないしな。


「そういえば、レイナとソルはこのダンジョンに数年間潜っているのは聞いた事があるけど、何階層まで行った事があるの?」


「私とソルが潜れた階層は十二層までだ。それ以上は補給とかや魔物が強くなったから、それ以降は降りられてないな」

 そういえば、前に店に来た時にそう言っていたな。


 その事を思い出して、一応ダンジョンの中だが休憩出来る空間を見つけたので、そこで話を聞く事にする


「わたしとレイナは、ハルヤが作ってくれた高性能〈ポーション〉があるとはいえ、下の階層に潜るほど連続で魔物と戦っていたから消耗が激しくて、結局十二層で引き返す事にしたわ」


 なる程な。それで回復要因の俺を何回も誘っていだんだな。


 そう考えつつ水筒を全員分取り出して渡した後、話の続きを聞く。


「それで、昔から知っていたハルヤを連れて行こうとしたんだけど、断られ続けられてきたのでどうやって連れて行こうと考えたわ」


「その結果、赤オーガの時に開発だと嘘をついて半ば強引に脅してダンジョンに連れて行ったよな。その事は今でも忘れてないぞ」


 その事を言うとソルは目を逸らしてきたのでレイナが助け舟をだす。


「まぁ、その後別件の事もあってソルにはお仕置きをしたから、許してやったらどうだ?」


 レイナがそう言ってきたのでソルを一回見た後、少し落ち着く事にする。


「そうなんだな。でもダンナ、俺様達についてきても大丈夫なのか?」


「なんとかな。それよりもクルフトさんが何かありそうだったから、仕方なくついていく事にしただけだ」


 そうやって言いつつそろそろ休憩は終わるのがいいと思いその事を喋る。


 そして、目的地に向けて、魔物を倒しつつ歩いていく。

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― 新着の感想 ―
[良い点] ハルヤを連れてこられたのはレイナとソルとしてみては良いことだったけれど、考えてみたらルージュがやっつけちゃうって具合で、12層までの案内だけになっちゃうとつらいけれど、まあハルヤの護衛とい…
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