ポーションの素材集め
そして、俺を部屋の中まで護衛する事になったソルとエルは自分のベットに座り、各々自分の時間を謳歌していた。
ちなみに俺も全員の装備が完成するには軽く一週間はかかるそうなのでこの街で〈ポーション〉の素材を集めて作りたいと思う。
他には雑貨屋の商品を集めるのもいいなと考えて、ソルとエルに伝える事にする。
「ソル、エル少しいいか? 装備が完成するまでこの街にいないといけないから、俺は雑貨屋の商品や〈ポーション〉の作成の期間に当てようと思うのだけどいいか?」
そう聞くと二人は頷いた後先にソルがある事を話す。
「そういえば、わたし達も前に冒険者ギルドに行ってきたのだけど鉱山に魔物が出たせいで〈ポーション〉がかなり足りてないらしいわよ。だから今のうちに素材を買い集めた方がいいかもしれないわね」
確かに他の〈ポーション〉作成者とかに素材を買い占められたら俺がこの街に来た意味がなくなるからな。
後鉱山になし崩し的に行ってしまってので、買える素材がなかったらどうしようかと考えている。
そう思っているとエルが口を開く
「なる程、ハルヤ君は〈ポーション〉も作れるんだね。でも、ボクが見ている時は作ってはいなかったよね」
「それは在庫がそこそこあったのと素材があんまりなくて作れなかったのが理由だな。後それどころじゃない事が立て続けに起きたから余裕がなかったのもあるな」
俺はそう言って二人を見るが目を逸らされたのでやはりかと思う。
少しして、話を逸らそうとソルが内容を変えるように喋ってきた。
「それならわたし達はハルヤと同じく行動するわ。護衛だからそれがいいと思うわ」
「そうだね。ボク達が護衛するからそう簡単には敵に触れさせないよ」
うん、街の中で結構な過剰戦力のような気がするが気のせいか? まあ気にしたら負けだと思いそう考える。
そんなこんなで俺達は話した後、寝床に入りゆっくり睡眠を取った。
次の日、特にベットに侵入されずに平和に寝れたので起きると二人はすでに起きていて俺の方を見ていた。
その事に気になったので聞いてみる
「なんでそんなに俺の方を見てきて、もしかして顔に何かついているか?」
そう俺が言うとソルが口を開く
「それはハルヤの話をしていて、それで見ていたらたまたま起きただけよ」
なる程、そうだったのか。結構たまたまな事はあるよなと思い頷く。
その後、俺達は身支度をして部屋の外に出てレイナとルージュを呼びに行った。
案の定二人とも爆睡していたのでソルとエルが叩き起こして不機嫌になってしまいましたが……。
というかレイナはともかくドラゴンのルージュをよく起こせたなと思う。
そう考えつつ朝から大量にご飯を食べている四人を見ながら俺は今日は商業ギルドに行って素材を買い集めその後はどうしようか悩む。
まあ、それはさておき俺と護衛の四人は商業ギルドに向かう事にする。
その道中ルージュが話しかけてくる。
「そういえばダンナは〈ポーション〉が作れるんだよな。俺様は昨日レイナに聞いて初めて知ったぜ。本当に器用だな」
その言葉に幼馴染二人とエルが頷き俺はその事に答える。
「確かにそうだがこれは爺さんが覚えて置いた方がいいと言われたし、〈ポーション〉を作る工程では魔力を込める所もあるから、当時からかなり高い魔力を持っていた俺には相性が良かったからな」
〈ポーション〉作りは当時はそこそこややこしかったがある程度時間が経ったらできるようになって雑貨屋の主力商品になったから結果的には良かったけどな。
そう考えつつ爺さんは色々ツテがあったよなと思う。
俺はそう考えつつ次にエルが何かを話してきた
「すごいね。前に雑貨屋に置いてあった〈ポーション〉もかなり質が良いもので腕利きの錬金術師が作っていると思っていたけど君が作っていた事にビックリしたよ」
「まあ、手順が少し面倒なのがあるが結構儲かるから雑貨屋としては助かっているし、俺は覚えて良かったと思っているぞ」
俺は〈ポーション〉作りの工程を思い出しながらそう言う。
そして、少し色々話していると商業ギルドに着いたので中に入る事にする。
入り口の中に入り数日前にあったオッサンの所に並ぶと、何故か他のギルドにいる商人がこちらに向いてたので鬱陶しいなと思う。
俺はスルーしてオッサンのカウンターの列は短いので少し待つとすぐに俺達の番になったので話す。
「おはようございます。あのいきなりで悪いのですが質問しても良いですか? なんでここにいる商人の方はこんなにこちらに向いてきたのですか?」
俺がそう聞くとオッサンがその事に答えてきた
「それは、前に売ってくれた〈ポーション〉が等級の割にはかなり効果がよくてその事で商業ギルドに問い合わせが殺到して、お前の事を言ったらここで待って売って欲しい奴らが大量にいるわけだな」
いやいや、おかしくないか? 俺の〈ポーション〉は質はいいとは言われているが効果が高いとはあまり言われた事ないぞ。
そう思っているといきなりソルが焦っている風になっていたので、もしかして何か隠しているなと思い聞いてみる。
「おいソル、もしかして何か隠していないか?」
そう聞くと図星みたいな顔をしていたので問い詰める事にした。
「もしかして俺が売っていた〈ポーション〉を安く買うためにあえて値段を低くしていたのか?」
ソルにそう聞くとある事を話してくる。
「その事なんだけど、ロートスの商業ギルドがあんなブラックなのは知っているでしょ。それで後で叔父さんから聞いたのだけどハルヤの雑貨屋の〈ポーション〉を買って他の街で高く売ってそれでかなりのお金を稼いでいたみたいなのよ」
「おい、という事は俺はカモられていたということか!?」
「そうではないわ。ハルヤの作っていたポーションの素材はその等級の物であっていたし、ただ魔力を多く込めていたからかなり高い効果が発揮する事になっていて、それに気づいた商業ギルドの人たちがかなり買い占めていたのよ」
確かに今思えば商業ギルドの人にかなりの〈ポーション〉を売っていたなと思う。
そう考えるとかなりの損をしていたんだなと感じてしまうな。俺はショックで頭を抱えていると商業ギルドのオッサンが声をかけてくる。
「まあそのなんだ。ここで気づけた事でまだ良かったと思うぞ。これからは適正価格で売るのをオススメするぜ」
なんかオッサンが凄く優しく感じるのは気のせいかな。
そう考えているとエルがある事を言う
「でも、今日きたのは〈ポーション〉の素材を買いにきた事だよね。この商業ギルドに在庫はあるの?」
そう聞くとオッサンが大きく頷いて話してくる。
「それなら、かなりの在庫があるぞ。値段もその分安くできるし素材は七等級まではあるからかなりいいもんが作れるぞ」
「なる程です。それなら自分が作れる分だけ買ってもいいですか?」
そう言って俺はかなりの量の素材を買い商業ギルドから今回は何事もなく平和に出れたので良かったと思ってしまう。
そして、俺はレイナ達がこの街を回りたいと言ったので適当に回る事にした。
周りをみるとやはり鉱山関係の品の店が沢山あり他には鉱石を入った袋を持ったゴリマッチョが馬車に乗せている所などが見れた。
俺はその光景を見ながら歩いていると一つの大きな館が目の前に写った。
その館は奴隷商と書いてあり奴隷が売っている場所なので俺はスルーする。
そして、他の所も回りロートスとそこまで変わらないと思いつつ、昼ごはんを食べるために店を探して良いところがあったのでそこに食べた後も適当に街を回った。




