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雑貨屋さんの中身
突然現れた雑貨屋の建物。周りにいる魔物達はフラウが貼った結界に阻まれていた。
その中に入っているルーミア達は唖然を通り越して呆れてた。
「こ、こんなことがあるなんて」
ルーミアはハルヤが作った商品を見ながら驚く。
「品質がすごくいい商品が揃ってますね」
「それもご主人様が作ったのですか?」
「あぁ。大体はそうだぞ」
「なんか才能の無駄遣いと感じたのは気のせいか?」
「大丈夫だ。オレも同じことを思った」
ハルヤは店の中を案内して、本題を話す。
「数日後には迎えが来ると思う」
「迎え? そんなに早く来るのかい?」
「あー、あやつならそれくらいにつくと思うのじゃ」
「まさか、古代魔法である転移魔法の使い手なの?」
「そんなわけないだろ……。くるのは物理的にだよ」
ハルヤはここで数日待機することを決めた。そして、時間が過ぎ、ルージュが到着したタイミングでダンジョンから出た。