オーバーキル
ハルヤが竜魔法を使う。目の前が焼け野原になる。ルーミア達が唖然とする←イマココ
ルーミア達が唖然としているが、ハルヤは頭に疑問符を浮かべる。
「普通に使うならアウトだが、ボス相手なら普通だな」
「いやいや!?!? 低層のボス相手にオーバキルすぎるよ!」
「そうか? 相手はボスだぞ」
「家主の感覚が壊れてきたのじゃ」
フラウが硬直から復活して突っ込む。ただ、ハルヤは笑って言葉を返す。
「ボスは、どんな能力かは分からないから一気に倒すのが一番だろ」
今までの赤オーガや武者カブト、この辺で痛い目を見たハルヤは勉強したみたいだ。
「うん、かなりズレているのがわかったよ」
「あー、なんかゴメン」
ハルヤが疑問符を浮かべながら頭を下げた時、ある声が聞こえる。
『だ、ダンナ! いま赤竜魔法を使ったか?』
「うん? ルージュか」
『そうだぜ! 良かった生きていたんだな!!』
ルージュの嬉しそうな声が聞こえハルヤが言葉を発する。でも、ルーミア達は疑問符を浮かべていた。
「え、ハルヤ? 何処か壊れた?」
「ルージュ、妾は知っているのじゃ」
「えっと、どんな人なのですか?」
奴隷達が質問するが、フラウは笑いながら言葉を返す。
「それはあった時にわかるのじゃ」
この言葉を聞いたルーミア達は悩む表情をした。