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ポーションの説明

 そして、昼飯を食べた後、会議室に戻る道を歩いていると


「家主、向こうにかなりの人が集まっておるのう」


 フラウが指差した方を見ると、確かにかなりの人が集まっているのと、かなり盛り上がっているみたいだな。


「何か、イベントでもあるのか?」


 ミラナさんに聞いてみようとすると、何故か拳を握り締めていた。


 なんか、雰囲気が変わったなと思っていると


「ハルヤ君、フラウちゃん、いくぞ」


 ミラナさんが何故か俺達の腕を掴んで、引っ張って行く。


 俺は、人混みの方を見ていると、爆発音まで聞こえるので、何かあるなと思ってしまう。


 だが、今は聞けないなと感じたので、黙っておく事にした。


 そして、会議室に戻って来て、話し合いの続きを始める。


「さて、話し合いの続きだが、さっき見た回復ポーションを作ったのはハルヤ君本人だと聞いたけど、本当に作れるのかい?」


 やはりそうなるよな。


 まぁ、その状況は予想通りなので


「それなら、ここで実際に作ってみてもいいですか?」


「それなら確かに証拠にはなるけど、部屋に臭いがつかないか心配だ」

 

「あの、それは洗浄魔法クリーンを使えば良いのでは?」

 

 俺は、この部屋に洗浄魔法クリーンを発動して、部屋をキレイにする。


「なんで出力だ。ハルヤ君、君の魔力量はどうなっているんだい!?」


 なんか、かなり驚かれたので


「それは、言えないですね。それよりも、洗浄魔法クリーンが使えるので、改めて聞きますが、ここで作っても大丈夫ですか?」


「確かに、この出力なら安心だが、錬金する為の道具や素材はどうするの?」


「それは、妾が家主のアイテムバックから、取り出せばいいのじゃ」


 フラウにはストレージの事は、他の人には教えるなと言ってあるので、何か取り出す時は、アイテムバックを経由する事にしている。


「なる程、それなら作れるな。それよりもハルヤ君が担いでいるリュクはアイテムバックだったのか、君達は本当に何者なんだい?」


 ミラナさんが凄い不思議がっているが


「先ほど言いましたが、それは話せないです」


 そう言って、フラウに錬金窯と十等級〈ポーション〉の素材をアイテムバックから取って貰って錬金を始める。


 まずは、錬金窯に魔力を注ぐと水が出て来る水筒を使って水を入れた後、素材を包丁で細かく切って窯の中に入れる。


 次に、火を付けて魔力を絶妙な感覚で入れながら混ぜる。


 それから数十分後、濾過してポーション瓶に入れると〈十等級ポーション〉の完成。


 そして、作った〈十等級ポーション〉をミラナさんに見せると


「正直、学園の錬金術師よりもかなりいい物だぞ」


「そこは知りませんが、そろそろ帰っても良いですか?」


「そうじゃな、妾も眠たくて仕方ないのじゃ」


 フラウも欠伸をしているから、錬金窯に洗浄魔法クリーンを使って、その後に片付けて帰ろうとするが


「ハルヤ君、君を生産科の教師として雇って良いかい? というより雇わせてくれ」


 と言って俺の肩を掴んで来たので


「すみませんが、お断りします。自分は特に不思議な事はしていないので説明も無理ですよ!」


 なんとか断ろうとするが


「なら、非常勤はどうかい。それならたまにしか授業はしなくてもいいから大丈夫だと思うぞ」


「いやいや、授業をするには資格がいると聞いた事があるのですが、そこは良いのですか?」


「そこは何とかする!」


 何とかしては駄目だろ!


 そう突っ込みを入れたくなるけど


「家主、この人も人の話を聞かないパターンかも知れないのじゃ」


 アイツらと似たようなタイプか……。

 

 なので、どうしようかと悩んでいると


「なら一回授業を見てみるか? そのあと、考えて貰っていいか?」


「それだと、自分達は授業の邪魔になるのでは?」 


 ぶっちゃけ帰りたいが、それが出来たら既に帰っているのでこう話す。


「別に後ろから見るだけなら邪魔にはならないぞ」


 なんか、このまま連れて行かれるような気がする。


 そして、その予感は的中して


「なら、決定だな。まずは戦闘科のクラスを回るか」

 

 もう、断るのが無理だな。


「フラウ、このパターンは大丈夫か?」


 一応そう聞いてみると


「妾は家主が大丈夫なのかが心配なのじゃ!」


 いや、俺は慣れているから大丈夫だ? (巻き込まれ過ぎて慣れているだけだけどな)


 そう思いつつ、ミラナに連れられて、この学園のクラスと学科を見回る事になってしまう。


 俺は毎回、思っているような気がするけと『俺は静かに暮らしたいんだ!』とどうしても考える。


 そして、人生初めての学園の説明が始まった。



 


 



 

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― 新着の感想 ―
[良い点] ハルヤの一番の才能は話を聞かない人を引きよせることかも(笑) [一言] フラウが話を聞いてくれる人?でよかったな、ハルヤ。
[良い点] 各学科巡り、いやあ楽しそうで良いなあ、あ、面倒ごとなのは変わりはないっすね、でもまあ授業を体験するだけだから、危険はないよね?
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