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クローズ学園に到着。

 俺とフラウは、ベージュ色の髪色の女性と茶色の髪色の男性と一緒に、学園の中にある相談室に連れて来られる。


「ここは、かなりの防音設備がしてあるから、他の人に聞かれる心配はあまり無いよ」


「いやいや、何故こうなるのじゃ!」


 フラウが怒っているので、俺は少し冷静になりながら


「とりあえず、何を目的に学園の敷地内に連れて来たのですか? ミスリルの事なら話さないですよ」


 こちらの情報は渡したく無いので、そう話すが


「確かに、自己紹介をしていなかったね。ぼくの名前はシュット、このクローズ学園の教師をしている、科目は生産系をメインにしている。大体こんな感じかな」


 いえ、貴方の名前を知ってもこっちは何かあるのですか、と聞きたくなった。


 そして、次に俺の肩を掴んでいた女性が口を開く。


「ウチの名前はニア・リグレット、貧乏貴族の次女だよ。そして、この学園の生産科の鍛冶部門をメインとしている高等部二年だね。他にも自己紹介したいけど、君の事を聞きたいからここまでにするよ」


 だが、かなり気になる事があるので質問してみる。


「なんでこっちをガン見しているのですか?」


 さっきからこっちをずっと見て来るので、正直かなり気になる。


「それは、君がミスリルを手に入れた方法を考えていたのよ」


 ハァ、どうしよう。


 そう思って、色々悩んでいるが答えが出ないのだが


「次は灰髪君、自己紹介頼むよ」


 と言われて、かなり面倒だが、相手もしたからこちらもしないとな、という気持ちになる。


「自分の名前はハルヤです。歳は十八歳で、これ以上は話す事は無いです」


 とりあえず、最低限の事だけ話す。


「塩対応だね。でも仕方がないか、最後は茶髪の幼女ちゃん、頼んでいいかい?」


「誰が茶髪幼女ちゃんじゃ! 妾にはフラウという名前があるのだ! お主らに話す事は無いのじゃ」


 フラウはかなり怒っているので、こちらの情報の事で、口を滑らせなくて良かった。


「まぁ、当たり前だよね。でも、ぼく達は怪しい者では無いよ」

 

「いや、無理矢理連れて来て、よくそんな事が言えるな! ミスリルなら貴方達が頑張って手に入れて、勝手に装備を作ればいいと思いますが?」 


 そうやって、ストレートに質問してみるが


「ウチ達はハルヤ君と装備が気になって声、をかけたのよ」


「だから、こちらの情報は渡さないです。いい加減帰ってもいいですか? 流石にお金が無いので稼がないといけないので」


 俺とフラウは、イスから立ち上がって出て行こうとすると


「待って、まだウチの質問に答えて貰って無いよ!」


 そう言って、ニアさんも立ち上がる。


「逆に言いますが、いきなり知らない相手に自分の情報を簡単に教える程、自分はお人好しでは無いです」


「そうじゃな。しかも対価を何も用意しないのもイラつくのう」


 こっちだけ情報を吐かして、向こうは何も言わないのは不公平だな。


 いい加減本気で帰ろうかなと、思っていると


「確かに、君達の言う通りだね。普通に考えたら誘拐みたいな事だからね。でも、こちらも職人魂に火が付くような装備を見せられると、黙ってられないのは分かってくれるかい?」


「職人魂はともかく、半ば強引に連れて来るのは犯罪になるかも知れないですよ」


 多分正論だよな。


 そして、相手の二人はその事を聞いて


「それは何も言えないわ、ごめんなさい」


「すまなかった」


 と立ち上がって頭を下げて来る。


 なので


「フラウ、帰るぞ」


「了解したのじゃ」


 会議室から出ようとすると


「「いや、なんでそうなる!?」」


 とニアさんとシュットさんが声を合わせる。


「あの、貴方達には今日散々迷惑をかけられました。なので、帰らせてください」


 そのあとで、衛兵さんにこの事を言って、この二人を捕まえて貰おうかなと考えていると


「なんだ、騒々しい。他の職員から、部外者の連れ込みがあったから確認しに来たらイケメンと幼女がいるのはどうなっているのだ! 答えてくれるのよね、シュット先生」


 なんか、三十代くらいのスーツを着た女性がシュット先生に質問する


 すると、さっき話していた二人はガクガク震えている。


「答えられないか、ならそこの青年が代わりに答えてくれ」


 今度は俺に質問したので、今まであった事を包み隠さず説明をする。


 すると


「貴様ら、部外者に何をしているんだ!? とりあえず、処分は追って伝える。それまでは自室で謹慎していろ」


 なんか、男口調だからレイナに若干似ているなと思いつつ、二人は会議室の外に出て行った。


 そして、スーツの女性は会議室の中に入って来て、ドアを閉めたあと


「この度は、我が学園の教員と生徒が問題を起こして、申し訳ありませんでした」

  

 と土下座をしたので


「とりあえず、この事は座ってゆっくり話しましょう」


 俺はそう答えたので


「ありがとう、ちなみに私の名前はミラナ・ストレンジだ。このグロース学園の学園長をしている」


 ……まさかの学園長登場ですか!?


 その言葉で、俺とフラウは固まってしまう。

 


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― 新着の感想 ―
[良い点] 学園長、結構な権力者ぽいですね。 続きもぜひ読まさせて頂きます。
[良い点] ここで学園長登場はいいですね、話が早い、というか学園長からしてもイケメンと幼女扱いってところが、というか学園長、幼女って呼ぶところが周りからの報告そのまま繰り返してる感じで、面白いですね。…
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