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第六部 登場人物・用語

読む上で必要なことは、作中で説明しています。

この項は世界観の補完や、あのキャラ誰だっけ? というのを簡易に振り返る為のものです。

読まなくても問題ありませんので、飛ばして頂いても構わないです。

以前のモノと重複箇所があるかも知れません。


※先に読むとネタバレの可能性あり。適時更新予定。砕けた文章もあるのでご注意ください。


キャラは(おおむ)ね登場順に記載。


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◆"空前"のベイリル・モーガニト

本作の主人公、黒灰銀の髪と碧眼を持つハーフエルフの天空魔導戦士。

身体能力と強化感覚と魔術と魔導を駆使する、今や世界でも有数の航空戦力。

その実力をいかんなく発揮し、立ち回ってきたが……。


◆スィリクス

学苑の元自治会長にして、神族とエルフの間に生まれた非常に珍しいハイエルフ。

現在はベイリルの代行としてモーガニト領の運営を担い、その手腕をいかんなく振るっている。


◆"煽動屋(あおりや)"ストール

大監獄にて囚われていたが、その能力をベイリルに買われて共に脱獄した人族で坊主頭の男。

様々なネタをおもしろおかしく誇張したり、不安を煽って蜂起させたりと大衆を動かすことを生業として財団員となった。


◆"放浪の古傭兵"ガライアム

(ふた)つの大盾で戦場を渡り歩く、朴訥(ぼくとつ)として仕事人然とした老齢の人族男性。

守勢を得意としているが、決して攻撃能力も低いわけではない。


◆"明けの双星"オズマ

双子の兄にあたる人族の男。割に軽い性格だが、やるべきことはきっちりこなす真面目さと計算高さを持つ。

財団以前、シップスクラーク商会初期からベイリルの曖昧な現代知識による各種資源を、他のどの雇われよりも収集してきた。

弓による狙撃を得意とし、危険生物の(たぐい)も問題なく狩猟しつつ、財団からも試作品の運用なども任されている。


◆"明けの双星"イーリス

双子の妹にあたる人族の女。楽観的で明るい気性だが、非常に鋭い洞察力と感性を備える。

兄と共にシップスクラーク財団に雇われてきたが、ようやく財団員として正式に採用され、ベイリルとの人脈(コネ)を手に入れた。

双剣と併せた双刃剣による白兵戦を得意とし、さらに各種TEK装備も使いこなすセンスを持つ。


◆"食の鉄人"ファンラン

元学苑生で調理科に所属していた龍人族の女性。極東本土から渡ってきた一族で、海産と運輸およびその調理を生業としている。

かつてベイリル相手に白兵戦で肉薄するだけの強度を持ち、水属魔術についても折り紙つきの実力を誇る。

海魔獣によって阻まれる極東との安定交易を実現させたい夢の為に、ベイリルの元へと参上した。



◆ヴァルター・レーヴェンタール

帝国レーヴェンタール一族の第八子、黒髪黒瞳の四男。ベイリルと同じ地球出身の異世界転生者。

粗雑でぶっきらぼうだが情に厚い一面もありつつ、それを知性と論理で切り捨てるだけの非情さもあわせもつ。

"影血"と呼ばれる影を自在に操る魔導具を用いて、暴力と謀略を使いこなして王位継承戦に勝利したはずだったが……。


◆近衛騎士ヘレナ

ヴァルターに仕える近衛騎士の女、人族。幼少期からヴァルターの影響もあって柔軟な思考と確かな実力を持っている。

主に表側での活動が多く、豊富な知識による補助や、対外折衝なども多く受け持つ。


◆近衛騎士ハンス

ヴァルターに仕える近衛騎士の男、人族。ヴァルターよりも頭一つほど長身で多芸。

主に裏側での活動が多く、暗躍したり情報収集したり、組織運営やヴァルターの代行をすることもある。



◆"戦帝"バルドゥル・レーヴェンタール

帝国史上、最も戦争を愛し戦争に愛されたと言われる戦争狂。戦場で産声をあげてより、戦争行為そのものを目的として領土を拡張し続けた。

本人の実力もべらぼうに高く、数限りない戦場において爆属魔術を使いこなして戦果を挙げ続けた。

皇国侵攻戦においては"神器"すらも圧倒したが、直後に現れた"折れぬ鋼の"と交戦、その後の行方は不明。


◆"帝国の盾"オラーフ・ノイエンドルフ

帝国軍部の長、三元帥の一人。帝国領土中央の防衛の(かなめ)であり、他人を敬い尊重する気質を備えた人族の男性。

かつてゲイル・オーラム、ファウスティナ、ガスパールらと共に、エルメル・アルトマーの援助を受けてワーム迷宮を攻略、黄竜を撃破した。

制覇特典は他の者へと譲り、その後は純粋に戦歴を重ねて帝国元帥にまでなった英雄。


◆帝国宰相ヴァナディス

かつて帝国を創り上げた四人の内の、エルフの女性。建国当時から今まで私利私欲を捨て、ただただ国家運営の為に身を粉にしてきた。

それゆえに人脈と影響力と政務能力は過大の一言であり、誰が帝王になろうと宰相さえ健在ならば帝国は成り立つとまでされている。

新体制に移行するヴァルターによって表舞台からは更迭(こうてつ)されたが、その能力は事務や交渉において重宝される予定だった。


◆上級大将シュルツ

若くして上級大将位を任ぜられた人族の男性。特に戦帝に付いて回ることが多く、その気性に大いに影響されている。

本人は満足しているが、周囲からは戦帝に振り回されお守りをさせられている苦労人といった印象が根強い。

"折れぬ鋼の"によって戦帝ともども捕縛された。



◆"深算詭謀(しんさんきぼう)"モライヴ / モーリッツ・レーヴェンタール

帝国レーヴェンタール一族の第七子、黒髪黒瞳の三男。元学苑生で戦技部兵術科に所属していた、戦略家として広い目を持っていた俊才。

卒業後は財団との関わりを絶って王位継承戦の為の準備を着々と進め、戦帝不在時にクーデターを起こしたものの、ヴァルターとかち合って最終的に敗北。

肉親の中で唯一大切に想っている妹テレーゼを残し、志半ばのまま死亡した。


◆テレーゼ・レーヴェンタール

帝国レーヴェンタール一族の第九子、黒髪黒瞳の四女。

頑健な帝王の血族の中では珍しく、軽度だが先天的な病気を抱えている。


◆竜騎士エルンスト

かつて昇格試験中にベイリルと出会い、現在では晴れて正竜騎士となった青年。

厳戒態勢の中、竜騎士特区の門番を持ち回りで従事している。


◆赤竜フラッド

"炎熱"を司りし、気高く、厳しくも優しき原初の七色竜の一柱。帝国を創り上げた四人の内の一人。

"分化の秘法"で本体を残しながら、"人化の秘法"で男女両方の姿を取ることができる。かつて"燃ゆる足跡"に赤竜の加護を与えた。

分身人間体でも圧倒的な炎熱を操り、おおよその相手は歯牙にもかかることはない。


◆元竜騎士ライマー

大監獄にて他の者たちと共に脱走した、竜教団の導き手にして元竜騎士。


◆"燃ゆる足跡"

帝国を創り上げた四人の内の一人で獣人。実質的な発起人で、種族差別の無い平等な世界を目指して、炎を自在に使いこなして戦った。

建国後は世界中を巡って辛い境遇にある者達を救っては帝国へと誘い、それが繰り返されるうちに本人の名前よりも異名が浸透していった。


◆初代レーヴェンタール

帝国を創り上げた四人の内の一人で初代帝王。確かな知識と強さ、そして実行力とカリスマ性によって多くの者達をまとめあげた。

最終的には帝王として玉座に座り、宰相ヴァナディスと共に帝国の礎を築き上げた。



◆スミレ / ベロニカ

茶髪にツインテールの黒い翼をもった鳥人族の女。ベイリルらと同じ異世界転生者。ティータと幼馴染という(えにし)で繋がった。

"概念の魔導"を付与することで、時に物理法則すら捻じ曲げる。猪突で向こう見ずな面が目立つものの、確かな正義感をもった善人。

懐疑的ながらもシップスクラーク財団と関わっていく。


◆"万丈の聖騎士"オピテル

長槍を用いた白兵戦を得意とする聖騎士の男。帝国の侵攻に際して、戦線へ投入された伝家の宝刀。

少数精鋭の子飼い部隊でゲリラ戦術を展開し、帝国軍に打撃を与えるはずだったが、結社から情報を得たヴァルターの差し金でベイリルと交戦。

敗北し、最期はヴァルターにトドメを刺されて死亡した。


◆"仲介人(メディエーター)"

アンブラティ結社の構成員。各結社員の顔と素性を知り、その橋渡しをおこなう中心人物にして情報通。


◆"生命研究所(ラボラトリ)"

名前だけ登場。



◆"風水剣"

魚人種サメ族のギザッ歯が特徴的な帝王直属の"三騎士"の一人、声帯の関係でちょっと言葉が流暢でなくたどたどしい女性。

左右それぞれの刃による高速斬撃と、水属魔術を組み合わせた戦闘が得意。


◆"熔鉄"

亜人種ドワーフ族の男で帝王直属の"三騎士"の一人、いかにもといった豪快そうで細かいことを気にしない性質。

巨大な鉄球を瞬時に溶かして再形成し、多様な武器や盾に変化させるというかなりぶっ飛んだ戦闘を展開する。


◆"刃鳴り"

獣人種狐人族の男性で帝王直属の"三騎士"の一人、最も古株の近衛騎士にして戦帝の兄弟子にあたる。

隻腕ながら尻尾を支えとした抜刀術を得意とし、歴戦と鍛錬に裏打ちされた確かな実力を誇る。


◆"首斬り役人"パスカリス

かませ1号。無数の槍を百発百中で投擲・命中させる実力者だったが、相手が悪すぎた。


◆教皇庁特選隊

かませ2号。教皇庁直属の生え抜きで構成されていたが、相手が悪すぎた。


◆聖堂騎士団

かませ3号。厳しい修練と折れぬ信仰心を持っていたが、相手が悪すぎた。


◆秘蹟の志士審衆

かませ4号。一風変わった魔術を使う選ばれし集団だったが、相手が悪すぎた。


◆四使徒

かませ5号。歴代神王の加護と称した模倣術技を使えるのだが、相手が悪すぎた。


◆聖黒衣

かませ6号。皇国の暗部にして恐るべき暗殺者だったが、相手が悪すぎた。


◆"神器"イオセフ

かませ7号。魔力と器は申し分はないものの練度と経験が不足しすぎたのと、相手が悪すぎた。


◆"至誠の聖騎士"ウルバノ

教会の司教位も兼任する、聖騎士長の次に古株の眼鏡をかけた老齢の聖騎士。

学苑卒業後のジェーンが皇国にてお世話になった恩人であり、ベイリルともわずかばかり面識があった。

しかし己の中でくすぶっていた修羅と、かつて共に戦った仲間との想い、愛国心と立場、その他多くのものを天秤にかけ戦場へと赴いた。

将軍(ジェネラル)と交戦した際の後遺症が残りながらも、ベイリルと立ち会い敗北。しかしその死に顔は安らかなものであった。


◆"運び屋(キャリアー)"フェナス

アンブラティ結社に使われる身にして、反攻したベイリルの左腕を切断したハーフエルフ。

他ならぬベイリルの実姉であり、しかし判明してすぐにベイリルは意識を喪失し再会は果たすことなく終わった。



◆番外聖騎士"折れぬ鋼の"

五英傑と呼ばれる1人。番外聖騎士という立場にあり、己の絶対的信条に従って悲劇に立ち向かう"規格外たる頂人"。

魔人や魔獣、国家や軍団だろうが構わず相手にし、一方的な戦争にも介入してくるある意味で非常に厄介で面倒な存在。

人助けを重ね続けた結果、五英傑に数えられ(たた)えられている。五英傑の中では真に英雄と呼べる善性を持つ。


◆アレクシス・レーヴェンタール

帝国レーヴェンタール一族の第三子、黒髪黒瞳の次男。東部総督補佐としてベイリルとも面識が何度かあった。

"天与の越人"に分類される強度を持ち、魔力循環効率に秀でた超サイクルで無尽蔵とも思えるほどの魔力力場の放出を得意とする帝国最強の男。

高圧的で選民思想があるが、本人は闘争それ自体を嫌っていた。ベイリルとヴァルター両名と交戦し、圧倒しつつも敗死した。


◆エルネスタ・レーヴェンタール

帝国レーヴェンタール一族の第一子、黒髪黒瞳の長女。ほぼ名前だけの登場。

その美貌と甘い囁きで相手を篭絡するだけでなく、純粋に政治屋としての才能があった。

帝国でクーデターが起こった際に、ヴァルターによって罪をなすりつけられ処刑される。


◆アルブレヒト・レーヴェンタール

帝国レーヴェンタール一族の第二子、黒髪黒瞳の長男。ほぼ名前だけの登場。

軍人として優れた資質を持っていて、特に戦術家として能力が高かった。

帝国でクーデターが起こった際に、ヴァルターによって罪をなすりつけられ処刑される。



◆黒騎士リアム

ベイリルの実の父親。元は特装騎士だったが、とある事件の(とが)で黒騎士として従事する人族の男。

アレクシスと交戦していたベイリルと遭遇し、反射的に命を懸けて死亡した。


◆ヴェリリア

ベイリル幼少期より行方知れずとなっていた実の母親。元は名を馳せたエルフの傭兵であり、戦いの場で出会いを経てリアムと添い遂げた。

現在は心神喪失の状態にあり、現行テクノロジーも読心の魔導も通じず、最低限の世話だけで生きている状態。


◆ベルタ

元従軍治癒術士で、ヴェリリアやリアムと知り合い仲良くなった。ヴェリリアが身籠ってからは身辺の世話をし、第一子もとりあげ乳母としても寄り添った。

ベイリルのお産にも立ち会っていて、フラウのこともとりあげている。その後は紆余曲折を経て、心神喪失状態のヴェリリアを世話していた。


◆シールフ・アルグロス

シップスクラーク財団の最高幹部の一人、"燻銀"。読心の魔導師。

およそ知的生命の心は何でも読めるが、頂竜の血が混ざったアイトエルとヴェリリアのことは読めない。



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▲神獣モーヴィック

かつて神族が移動手段として用いたとされる、巨大なクジラ型の生物。

通常の生体器官を有しておらず、肉体構造も非常に奇異だが資源としての潜在性(ポテンシャル)は高い。


▲黒騎士

帝都を中心として特別執行権を持つ、集団戦闘に()けた騎士団。

元犯罪者やワケアリも少なくなく構成され、素行(そこう)は問うが出自は問わない。

フットワークが軽く、帝都の警備や軍事行動のみならず災害指定生物の討伐や、犯罪者の征討なども(おこな)う。

統一された黒色は敵への威圧と、味方との連係の為。そして恨みを買われても問題ないよう──躊躇なしに冷酷になれるよう──顔を知られない為のフルフェイス。


■赤竜山

赤竜と竜たちが住む土地であり、火山と周辺の土地一帯が最初にして最古の特区。

竜騎士やその家族、関係者が住む竜の里も存在する。


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