正月(2年目)SP
「ハッピーニューイヤー!」
部室の中で、星彩が叫び、クラッカーをならす。
「お前、正月を誕生日会と勘違いしてないか?」
隆二は本を読みながらツッコミを入れる。
「部長! お年玉!」
なんで、俺が全員にお年玉あげないといけないんだよ……。
「お前が俺にくれ」
「いや! ほしい!」
「おはようございます」
美冬が部室に入ってくる。
「1年も部長からお年玉ほしいよね!」
1年に話を振るなよ!
「え、くれるのですか?」
なんでそうなる!
「星彩があげるってよ」
「じゃあ、玲亜があげるって」
「私全く関与してなかったよね?」
「先輩もまだ貰う側ですよね?」
まあ、俺はいつも新年会という集まりで、祖母とかにお年玉を貰っている。
「高校生になってもらえなくなったけどな、俺は~」
透がスマホをいじりながら、ぶっきらぼうに答える。
「へぇ、早いね。私はまだ貰えてるよ!」
歌穂が透のスマホを覗きながら言う。
「いいね~、羨ましいよ」
「まあ、だいたいは親の懐だけどね」
「あ、わかるよ。私の手元には3000円とかだもの」
衿香が話に介入する。
「まあ、3000円でも十分な気がするけど。私は10000円貰ってるけど」
「星彩ちゃんめっちゃ貰ってるね」
「正月ならお金より食べ物だろ、おせち、おせちだよ!」
透が叫ぶ。
「おせちか~食べたことない」
「確かに、伊達巻だけなら食べたことあるんだけどね」
歌穂と千恵がそう言った。
「マジかよ、おせちって食べるだろ?」
「あれ、高いからな~ぜんざいだけで満足かな~」
「ぜんざいおいしいですね!」
「敦、なんかぜんざいかおせちないの?」
「用意してるわけないだろ……」
お年玉の話から、食べ物、遊びと話がつながっていき、その間に17人全員が集合した。
「今日の配役はどうしますか?」
美冬が全員集合したのを見て、話を切り替える。
「正月らしい配役ってなんだろ?」
星彩が考え込む。
「去年はたしか、普通の18A猫だったよな。なら、今回もそれでいいんじゃないか?」
隆二が口を開く。
「いいな、普通の配役っていうのも」
「確かに、僕もそれでいいか~な?」
透と千斗もその提案に乗る。
「そうか、みんなも18A猫配役でいいか?」
俺はみんなに意見を促した。
みんな頷いた、盤上一致だ。
じゃあ、今回の設定はこれで。
と言って、俺は黒板に字を書く。
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村人×6 人狼×4 妖狐×1
占師×1 狂人×1
霊能×1
狩人×1
共有×2
猫又×1
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「準備はいいか?」
「OK!」
「いいぞ」
そうして、元日早々から人狼がスタートした。




