1日目
【人狼ゲーム】というのを知っているだろうか。人の姿をした狼を情報と推理で追い詰める心理ゲーム。そして僕はこのゲームに没頭していた。僕はある高校の高校生なんだが、その学校では、特殊な同好会がある。その名も【人狼同好会】だ。この付近では結構有名で、この同好会に入りたくてはるばるこの高校に来る人もいたほどだ。僕はそういう人に勧誘されて、この同好会に入った。それまでは興味がなく、無知だった。が、やってみるとハマってしまったんだ。
今日は正月。だが、携帯のとあるトークアプリで、その同好会のみんながトークしている。
哲「正月だ! 人狼するぞ!」
哲は藤本 哲。この同好会の部長である。
達也「ああ、別にいいが……。何人できる?」
達也は、宇佐美 達也。2年生組である。
香織「全員できますよ! 正月ですけど!」
香織は、優木 香織。2年生組。
まあ、上の名前の紹介はいらないかな。とりあえず僕合わせて18名いるよ。
哲「とりあえずどんな村がしたい?」
星彩「恋人村!」
信治「スタンダードでやろうぜ」
桜子「う~ん、なんか正月らしいのはないわけ?」
哲「なかったんだよな~、てか、どんなんがあるだろうな」
敦「俺は結構、逃亡者とかもやってみたいですね」
達也「逃亡者な、結構ムズいぞ?」
瑠子「私が引く可能性高いよ!」
哲「はは、瑠子は犬も魔女もしてるからな」
瑠子「そうよ!」
哲「スタンダードで行くか! ちょっと待っててくれ。派手に役職多めに行くか!」
そして、このトークを最後に数秒後。
部長からまた何か送られた。
そこには……
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村人 ×5
占師 ×1
霊能 ×1
狩人 ×1
共有 ×2
猫又 ×1
人狼 ×4
狂信者×1
妖狐 ×1
背徳者×1
・役欠けあり
・狂信者は狼の会話を聞けない
・村騙りは禁止
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信治「ちょっと人外多いな!」
香織「8縄で7人外ですわね」
哲「正月も楽しむぞ!」
楓香「あ、GM!」
哲「香織! 例のやつ!」
香織「はい!」
秀也「みなさん正月なのにできるのですね……」
莉穂「それは言わないお約束」
香織「決まりました。衿香さんです」
衿香「わかりました」
こうして、また人狼ゲームが始まる。にしても本当に正月なのに暇なんだね、みんな……。という僕もだが。ゲームはまた携帯のとあるアプリで行う。本当にアプリって楽だよね。
じゃあ、始まるよ。
…………
1日目の夜となりました。
※口調は出来るだけ変更しております。
【共有内会話】
共A「よろしく、作戦なんかあるか?」
共B「2回目なんですけど、特に……」
共A「霊アマとか、全潜伏とか」
共B「片方は占アマして、そのあとCO。片方は無駄占いの可能性がありますが、潜伏で偽の黒だしを抑制なんてどうでしょうか?」
共A「占アマね……、何かある前に全潜伏しない?」
共B「全潜伏? なんでですか?」
共A「トラップのため」
共B「それで代わりに猫又が出れば話になりません」
共A「……それもそうだ。よし、その共Bの作戦に乗ろう」
【狼内会話】
狼A「よろしく。作戦ある人プリーズ」
狼B「特にないよ」
狼C「とりあえず騙りたい」
狼D「じゃあ、狼Cは騙りで。占いでいい?」
狼C「うん、全然」
狼A「特攻したい」
狼B「良いと思うよ」
狼A「この中じゃやっぱり狼DがBWだと思うし、仕切ってよ」
狼D「……じゃあ、こうしよう……………………」
狼A「それ、ヤバくない?!」