最果てに天深く
白沙那帝国の東方、国境に程近い地を支配する多加羅惣領家に一人の少年が迎え入れられた。惣領家の血を引きながらも生い立ち故に蔑まれる少年は、帝国では生きることさえ許されぬ異端――怪魅師だった。複雑に絡み合う思惑に翻弄されながら、それでも少年は前を見据える。
――いつか、最果てへ至れ――
迷いも怒りも、哀しみさえも、ただ一つの祈りにかえて……
喪失と癒えぬ痛みを抱えながらも、強くあろうと足掻く人々の物語――
――いつか、最果てへ至れ――
迷いも怒りも、哀しみさえも、ただ一つの祈りにかえて……
喪失と癒えぬ痛みを抱えながらも、強くあろうと足掻く人々の物語――
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第二部 終章
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第三部 序章
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第一章 虚白の都
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